親分タイプ

親分さんはリーダーシップが強く、エネルギッシュなのが特徴です。

活動的でおしゃべり、華やかな印象を与える人が多いです。注目されることが好きなので、トップに立って多くの人を導いたり、大人数に情報を発信したりする活動に適性があります。パワフルでありながら、どこか繊細な面もあり、そのギャップもまた魅力の一つかもしれません。

また、親分さんは「プレゼン能力の高い」人が多いです。プレゼンとは、自分の思いや目的などを言語的に人に伝えるのが上手であるということ。

親分さんは頭の切れる方が多く、そして、度胸があるので、大人数の意見を代弁したり、自分の主張などをわかりやすく伝えたりする能力が高いのです。話すことが苦にならない場合が多いので、そんな場面ではいきいき活躍できるし、みんなにもとても頼りにされることでしょう。

さて、そんな親分さんを語る上で外せないキーワードは『仲間』。

親分さんはとにかく人一倍情に厚いです。特に、自分の『身内』と一旦みなした人には、「えっ!?そこまでする?」というくらい手厚くそして細やかに面倒を見てくれるでしょう。

また、ちょっぴり承認欲求が強い傾向もあるようです。とりわけ「自分が大事に思っている人」にこそ強く認められたいという思いがあり、仲間と一緒に何かを達成したり、感動を共有したりするところに非常に価値を置くことが多いです。

また、「困難ののちに仲間と共に達成する」というようなドラマチックな展開も好むところがあるでしょう。

・一度『敵と見なした人』に対しては容赦のない部分があります。納得のいかないことには屈しないし、必要があれば躊躇なく戦うでしょう。

しかし、攻撃してしまうと労力がかかってしまいますし、後に相手の力を借りる必要が出てきたときには、関係を立て直すのに骨が折れる場合があります。状況に応じて毅然とＮＯを言うことは大切ですが、不要な戦いは避ける姿勢を取るといいでしょう。

・自分と意見が違う人を、説得しすぎようとしてしまう部分があります。意見が違っても「それはその人から見た正解なんだな、私の正解とは違うけどね」というくらいでスルーするような癖をつけると、エネルギーが節約できてよいでしょう。

・好きになった人をちょっぴり妄信してしまう傾向があり、多少筋道が通ってなくても「この人の言うことなら間違いないだろう」と流されてしまうことがあります。時には人柄と意見を切り分けて、冷静に判断しましょう。

・活動する際には「目的をはっきりさせること」を意識するとよいでしょう。親分さんは感情豊かでエネルギッシュな分、その時々の感情に飲まれてしまいやすい部分があります。

例えば、本当は謝りたくて会いに行ったのに、売り言葉に買い言葉で、結局さらにケンカになってしまった...というような感じです。

その時の「目先の球」を打ち返すことではなく、「最終的にどうなりたいのか」をはっきりさせ、それに沿った行動をとるようにするといいでしょう。優先順位をつけて、一番大切なものを貫くためには、妥協したりスルーしたりする技術を身につける意識を持つのがオススメです。

・大胆でありながら、同時に良く細かいことに気が付くのも親分さんの魅力です。小回りが利いて器用な一方、やりすぎてついつい疲れてしまうことがあるので、時には自分一人だけの時間をしっかりとってください。時々「今の自分の望むものや求めるものは何か」を見つめ直す時間を取るといいでしょう。

快活そうに見えて、意外と繊細な部分もある親分さん。特に、パートナーに対しては、「自分のありのままを受け入れて欲しい」とつい求めすぎてしまう傾向があります。

ですが、人は皆違う人間なので、どうしても理解しあえない部分は生まれてしまうもの。

誰かに何もかも理解して受け入れてもらおうとはせず、いろんなタイプの友人をたくさん持ち、それぞれに「この話はこの人にならわかってもらえそう」「あの相談はあの人が適していそうだ」というように振り分けて、複数人に支えてもらうような形で過ごすといいでしょう。

恋愛関係においては、ロマンティックなことを望みがちな親分さんですが、長くパートナーとして相性良く過ごせるのは、どちらかというと男女の関係というよりは、『気取らなくて何でも話せる、友達や兄弟のような間柄』の人が多いようです。

身近に、『意見が違ってもお互いにリスペクトできるような人』や、『親分さんのワガママを笑い飛ばしてくれるような人』がいると、バランスが取りやすいでしょう。

親分さんは基礎的な処理能力が高いので、やろうと思えばある程度どんな仕事でもこなせるはずです。逆境に非常に強いので、無理な条件であればあるほど燃える...みたいなところがあります。

また、みんなの士気を上げるような言葉かけや励ましなどが上手だったり、全体を見渡して人を適材適所に振り分けるのも得意です。決断力もあるため、リーダーやまとめ役になると高い能力を発揮することができるでしょう。ただし前述の通り、『意見が合わない人とあまり戦わないようにする』ということも、ちょっぴり心掛けてみてください。