観察者タイプ

あの人が言うなら間違いない。みんなが一目置く、頼れるご意見番。

#ドライ #淡々 #冷静 #観察眼 #鋭い #マイペース #忘れっぽい #ガツガツしてない #見切りが早い #俯瞰の視点 #引率者的 #省エネ #部外者視点

このタイプまとめ

・主張は決して強くないが、的を射た意見をいつもくれる、一目置かれるご意見番。

・要点を見抜く力があり、要領がよく、新しい技術の取得も得意。

・ドライで、言うべきことははっきり言う。

・すでにあるものを利用したり、良さをさらに引き出す力がある。

・大まかな流れを把握したり、全体の状況を俯瞰して捉えたりすることが得意。

・元気いっぱい活動するよりは、省エネでマイペースなタイプ。

・気を付けたいのは、俯瞰の視点になりすぎて、自分の本音に蓋をしがちなこと。時には「聞き分けの悪い」部分もしっかり出して。

このタイプについてもっと詳しく知る

このタイプの基本性格

観察者さんは一言でいうと「一目置かれるご意見番」。

人の話をじっくりと聞いているようには見えないのに、意見を求めると非常に的を射た答えを返してくれます。観察者さんの何気ない一言に「確かにそうだ」と、周囲が思わず唸る場面も多いでしょう。

決してガツガツはせず、いつも自然体。淡々と過ごしているように見えるのに、その人がいるとなんだかみんなが頼ってしまいたくなる。そんな不思議な魅力があるのが観察者さんです。

観察者さんを語るうえで外せないのが「要点を見抜く力」

観察者さんは、1から10まで詰める...というよりは、『大きな流れの中で要点を押さえ、全体の輪郭を把握する』力に長けています。それも努力してやるというより、ざざーっと眺めていると、ひとりでに要点がポンポン目に飛び込んでくるという感覚の方が多いようです。

このスキルがあるので、大体の作業は要領よくやれますし、新しい技術の取得も得意です。また、人の話も的確に大事な部分を押さえることができるでしょう。

奥の方の「なにか」が感じ取れるようなところがあるため、「他の人にはわからないけれど、観察者さんだけは最初からそれを見抜いていた」ということもあるでしょう。

また、「誰かに肩入れしない」のも観察者さんのいいところ。仲がいい人にも言うべきことははっきりと言うし、いわゆる「馴れ合い」みたいなことをあまり好まないので、そんな部分も、多くの人から信頼される要素となるでしょう。

観察者さんは、「すでにあるものを転用する力・既存のものの良さをさらに引き出す力」に長けています。0から何かを生み出すというよりは、自分のスタイルやフレームの中ですでにあるものを使い、可能性を広げていく...というのが気質に合っているようです。

また、元気いっぱい活動するというよりは、省エネでマイペースに...というやり方の方が、観察者さんの良さが出ることが多いでしょう。

このタイプが気をつけたいこと

「部外者視点になりすぎて、自分を生きることを忘れてしまいやすい」傾向があります。みんなといると引率者のようになってしまったり、「私は別にいいよ、みんなで楽しんできて」とクールな大人の立場を取ったりすることが多いのです。

そのため「これは今言うとみんなが盛り下がるな」とか「こんな聞き分けのないことは言ってもしょうがないしな」みたいな部分においては、自分の気持ちを無意識にしまいこむ...ということが起こりやすいのです。

自分と折り合いをつけることが上手であること。それはあなたの賢さと優しさでもあります。でも、必要な時には「そうは言っても納得がいかない」「どうしてもこれだけは譲れない」という、いわば「聞き分けの悪い」部分をしっかり人に伝えることを意識してみてください。

・バランスを取るために、時々はクールでそつのない自分をいったん脇に置いて、感情的になったり、思い付きのことをしてみたり、損得なしで動いてみたり、子どものように夢中になれることをするとよいでしょう。

このタイプの人付き合い

観察者さんは、自分から行くよりも、相手からアクションがあったら受ける...というようなスタンスの人が多いです。

ですが、来るもの拒まずというわけでもなく、あまり好きではない人が来た場合は、さりげなく距離を取ることもできるため、比較的、人間関係に振り回されにくいタイプでしょう。

ただ、客観的な視点になりすぎてしまう場合があるため、時々「一人の時間をしっかりとる」ということや、「自分が童心に帰ったり、甘えられたりするような存在と定期的に会う」などして、バランスを時々整えるといいでしょう。

また、観察者さんは、センスのある毒舌や皮肉なんかも上手です。時々、気を遣わずにそういう話ができる人とおしゃべりして、ガス抜きをするといいでしょう。

このタイプの仕事

観察者さんは、バランスを取るのが上手な方が多いので、仕事にのめりこみ過ぎて消耗する…ということは他のタイプに比べると起こりにくいです。

気が向かない仕事は、いい意味で適当に手抜きをすることができますし、また、全く向いていなかったり関心のなかったりする仕事は長続きしないため、自然と自分に向いた仕事に就くようになっていくでしょう。

しかし、観察者さんに気を付けて欲しいのが「今自分がしている仕事をどう意味づけするのか」という視点です。

観察者さんは省エネモードになりやすい方が多いため、慣れてくると、どんどん目の前の作業を「無感動にこなすだけ」になりやすいのです。

「自分は仕事に何を求めているのか」「自分にとっての優先順位は何か」「自分はどんな風になりたくて、そのためには今の仕事はどうこなすべきなのか」を時々考えながら、やり方を見直していくのがおすすめです。