研究者タイプ

意志の力で石をも穿つ。集中力と執念の、スタンドプレーヤー。

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このタイプまとめ

・集中力と執念の人。瞬発力や決断力がある。

・気になったことは納得のいくまでやらないと気が済まない。

・やや神経質で頑固。人に干渉されるのが苦手。

・人にはあまり求めない。ただし「こだわり」に障ることがあると、強烈に反応する場合も。

・好きなことを調べたり、分析したり、磨き上げたりすることが好き。

・生きにくさがある場合も、自分を変えようとせず、うまく社会と折り合うための工夫をすると◎

・支えてくれる周囲の人への感謝を忘れないで。

・合理性を追求するときは、周りと少し相談しながら進めて。

・自分のやり方を貫くことこそが、あなたなりの恩返し。妥協せず、振り返らず、突き進んで。

このタイプについてもっと詳しく知る

このタイプの基本性格

研究者さんは、一言でいえば「集中力と執念」の人。気になったことはとことん追い詰めないと気が済まない、これだと思ったことには周囲が驚くようなストイックさのある人たちです。

瞬発力や決断力に優れており、自分の興味関心がある領域に関しては驚異の集中力を発揮し、短期間で人がびっくりするような成果を上げることもあるでしょう。

性格特性としては、ちょっぴり神経質で、干渉されることを苦手とします。何かをなす時には「自分が納得できるやり方でやり通すこと」を重視します。

周囲に与える印象としては「温和で優しそうに見える」か、あるいは、「明らかに個性的に見える」というタイプの2種類の方がいるようです。

研究者さんは、自分の世界の外側よりは、内側に興味関心が向いているタイプなので、自分から誰かに干渉したり、何かを求めたりすることはあまりないでしょう。そのため、周囲には「他者に関心がない人」あるいは「仙人のように寛容な人」と映ることが多いです。

ですが、その反面、自分のこだわりの範囲や大切にしているものを侵害されたと思ったら、烈火のごとく怒ったり、周囲の人がびっくりするような細かいレベルの要求をすることがあるかもしれません。

また、自分のやりたいことには、寝食を忘れて没頭する傾向があります。研究者さんは物欲も、社会的な権威にもどちらかというとさほど関心がないことが多く、それよりも、自分の好きなことを調べて追及したり、考えややり方を磨き上げたり、分析したり考察することが大好きです。好きなことに関してはびっくりするような記憶力を発揮したり、自らも多弁になったりします。

ですが、その一方でムラが激しい部分があるので、興味のないことに関しては、ほとんど話を聞いていなかったり、全く関心を示さなかったりということもあるかもしれません。

『温和な気質と激しい気質』、そして、『こだわるところはこだわるけど、どうでもよいところはどこまでもどうでもよい』。激しく差がある二つの面を併せ持っているようなところがあるのが研究者さんです。

このタイプが気をつけたいこと

・研究者さんの、ある種の「頑固さとこだわりの強さ」は、社会生活を送る上では暮らしにくいと感じることがあるかもしれません。誤解を受けたりうまくなじめなかったりと、学校や会社などの社会生活で、人と同じように適応できないということもありえるでしょう。

しかし、研究者さんは『なすべきことを達成するために、自分のスタイルを妥協なく貫く』という必要があることが多いですから、自分の気質を無理に変えようとはしないでください。

状況ごとに求められていることを理解し、現実的な工夫をしたり、物理的な妥協点を見つけながら、自分の気質と上手に付き合っていく意識を持つといいでしょう。

「周囲の人への感謝」を時々、意識してください。研究者さんはどこか世慣れていない部分があるので、誰かのサポートがないとうまく立ち行かない部分があるのです。

また、研究者さんがやりたいことに没頭できるのは、周囲の理解があったり、環境が整っていたりするときだけなのです。もしあなたが十分に好きなことに没頭できる環境にあるのなら、それが「恵まれたこと」だということを時々思い出し、感謝の気持ちを言葉や形で表現するようにするといいかもしれません。

・研究者さんは「合理性」に関する感性が大多数の人と違う場合があるようです。研究者さんにとっては「無駄である」と切り捨てた部分は、多くの人が「義理人情」と解釈する...というようなこともあるため、何かを削減したり、効率化を図る場合は、関係する人たちと相談しながら進めるとよいでしょう。

・誤解を受けることもある研究者さんですが、決して心が冷たいとか、他者のことをどうでもよいと思っているわけではないのです。研究者さんが何かに没頭すると、それは必ず大きく巡って、大多数の誰かのためになっていくわけで、それ自体があなたの愛の形。

あなたはあなたなりのやり方を貫くことこそが、あなたなりの恩返しであり、最もポテンシャルを発揮できる生き方なのです。

「妥協しないこと、振り返らないこと」。これも迷った時に思い出してほしい言葉のひとつです。

このタイプの人付き合い

研究者さんは自分の世界を邪魔されることを嫌がるため、付き合う人を選ぶ傾向があります。ですが、『そんな研究者さんの気質を理解して、リスペクトし、面白がって付き合ってくれる人』とはいい関係が築けるでしょう。

『干渉せず、適切な距離感を持って付き合ってくれる人』とはうまくいきやすいです。また、意志が強い研究者さんですが、時には不安や迷いが生まれることもありますので、『そんな時に淡々と支えてくれるような仲間』がいると、非常に良いでしょう。

このタイプの仕事

研究者さんは、その気質から好きなことが早いうちに見つかりやすいため、自ずとそれに関連する専門職に就くことが多いでしょう。

仕事をするスタイルは「自分のペースでのスタンドプレイ」が一番合っているようですが、「分野が違う、互いにリスペクトができる人物」と連携すると、さらに専門性が高いものを作り出していけるでしょう。他分野との融合や新しいことへの試行錯誤は進んで行ってみるとよいでしょう。

自分の生活に関する観念(例えば、採算を取ろうとする意識や、入浴や食事などを平気で忘れるようなところがあります)が抜け落ちることがあるので、そのあたりを自分なりに工夫するか、あるいはチームや職場でカバーしてくれるようなところだと、さらに能力が発揮されやすいでしょう。