反応レベルが高い人

(反応レベルの値が50〜)

【反応レベルとは】


反応レベルは「外界からの影響の受けやすさ」を示す値です。反応レベルが高い人は『周囲にいる人や物や環境、音や匂いや雰囲気』などによる影響を繊細に感じやすい傾向があります。反応レベルが低い人はそれらの刺激に、比較的鈍感である傾向があります。

なお、誤解されやすいのですが、反応レベルが低い人も「外界からの影響を受けていない」というわけではありません。高い人は細やかに反応するという一方、低い人は「感じないよう、鎧で身を守ったり、麻痺させている」というイメージです。

例えるなら、外で日の光を同じだけ浴びても「日焼けしやすい(肌が黒くなったり赤くなったりしやすい)」人と、「目に見えて日焼けが目立たない人」がいますよね。ですが、両者とも体に受けている紫外線の量は同じ。反応レベルも同様に、「目に見える形で反応しやすいのがレベルの高い人。目に見えないけど実は反応しているのが、レベルの低い人」という形で捉えてください。


【高い人の特徴】


・少しのことでも気になって、落ち込みやすい
・流行が気になりがち
・周りがやっていることが気になりがち
・周囲と自分を比較したくなってしまう
・引きずりやすく、疲れが抜けにくい
・繊細で、心が揺れ動きやすい
・やや怖がり、不安が強い傾向がある
・誰かの精神状態の影響を受けやすい(例えば、怒っている人の近くにいると、一緒にイライラしたり、あるいは逆に非常にビクビクしてしたりしてしまう)


【高い人の取説】


・反応レベルが高い人は、『周りの人たちのエネルギーに左右されやすい』傾向があります。そのため、ついつい「気を使いすぎて疲れてしまう」とか「自分のペースが乱されてしまう」ということが起こりがちです。

必要以上に消耗しないようにするためには、「自分の境界線をしっかりと持つ(自分は自分、他人は他人という感覚を意識する)」ということと、「自分一人の時間や空間をしっかり確保すること」を心掛けましょう。

・自分が『影響を受けやすい気質』であることを理解し、疲れてきたと思ったら意識的にその場から離れたり、一人の時間を取ったりするといいでしょう。自覚するだけでかなり変わってきますので、不調がある時には「近くにいる人の影響を引き受けすぎていないかどうか」を確認するようにするといかもしれません。

ペースを乱されたり、疲れてしまうような物事からは、自衛のために距離を置くのがおすすめ。どうしても必要な場合は時間を決めて接するようにする、というのもいいでしょう。