反応レベルが低い人

(反応レベルの値が〜40)

【反応レベルとは】


反応レベルは「外界からの影響の受けやすさ」を示す値です。反応レベルが高い人は『周囲にいる人や物や環境、音や匂いや雰囲気』などによる影響を繊細に感じやすい傾向があります。反応レベルが低い人はそれらの刺激に、比較的鈍感である傾向があります。

なお、誤解されやすいのですが、反応レベルが低い人も「外界からの影響を受けていない」というわけではありません。高い人は細やかに反応するという一方、低い人は「感じないよう、鎧で身を守ったり、麻痺させている」というイメージです。

例えるなら、外で日の光を同じだけ浴びても「日焼けしやすい(肌が黒くなったり赤くなったりしやすい)」人と、「目に見えて日焼けが目立たない人」がいますよね。ですが、両者とも体に受けている紫外線の量は同じ。反応レベルも同様に、「目に見える形で反応しやすいのがレベルの高い人。目に見えないけど実は反応しているのが、レベルの低い人」という形で捉えてください。


【低い人の特徴】


・強い刺激やストレスにさらされても耐性が高い
・我慢強く、疲れにやや鈍感
・周囲の状況や変化などにやや鈍感
・他の人から見て、喜怒哀楽がわかりにくい傾向がある


【低い人の取説】


・反応レベルの低い人は、「空気が読めない」「無神経だ」「何を考えているのかわからない」と時々人に言われてしまう場合があるかもしれません。しかしそれは、あなたなりの適応なのです。

繊細過ぎる気質があるために、感じないようにその気質を鎧で守っているということ。決して周りの人に無関心であったり冷酷であるというわけではないので、ネガティブに解釈する必要はありません。

・その気質とうまく付き合う物理的な工夫としては、自分の状況を言語的に表現するよう心掛けるのがおすすめ。また、あらかじめ周囲の人に「状況の変化に気が付かないことがあるので、わからないことや自分にして欲しいことがある時には、率直に教えて欲しい」と言っておくと、コミュニケーション上の誤解が生まれにくいでしょう。

・また、反応レベルが低い人の中には、その「鎧の厚さ」を武器に『ガンガン戦ったり、刺激を自分から求めたり、新しい環境にどんどん飛び込んでいく』というタイプの方もいるようです。

そのタイプの方は『遅れて疲れが出たり、ストレス反応が出る』という傾向がある場合が多いようです。疲れを感じていなくても意図的に休む予定を入れたり、過活動になりすぎていないかを時折見直してみるといいかもしれません。