【変異レベルとは】

・変異レベルが高い(70以上)の人は、簡単に言えば「感情も思考もどちらもフルに使えて、非常に精神力が強い」という特殊な傾向がある人たちです。

・まず「感情と思考をどちらもフルに使える」という部分について、少し解説をさせてください。一般的に、人は行動パターンが「感情優位」「思考優位」のどちらかに偏っている場合が多いです。例えば感情優位の人は「かっとなって言わなくていいことを言ってしまう(感情の方が、合理性や具体性より優先)」とか、思考優位の人は「他の人の都合に合わせてなんでもやれるが、自分の意見や気持ちをむげにしがち(合理性や具体性の方が、感情より優先)」みたいなところがあるという感じ。

しかし、変異レベルが高い人は、どちらもおろそかにすることなく『感情と思考が補完しあって、パワフルに目的を達成する』というような傾向があります。「自分の感情や主張がしっかりとあり、かつそれを現実的にしっかり落とし込み、短期決戦で実現できる力がある」というイメージです。

・続いて『精神力の強さ』について。変異レベルが高い人は多くの人が本能的に躊躇するところを、意志の力だけで乗り越えていけるようなところがあります。

例えば、普通なら我慢できないような痛みを耐え抜いたり、本来なら一人ではとてもできないような量の作業を締め切りまでに仕上げたりすることができるといった傾向があります。

【高い人の特徴】

・子供のような純真さと、高性能の頭脳を持っている
・行動が早い
・貪欲で、成長や変化が速い
・精神力がとても強い
・作業量が多く、スピードが速い
・集中力に優れている
・追い込まれるとさらに能力を発揮する
・柔軟性があり、臨機応変に対応する力がある

【高い人の取説】

・変異レベルの高い人は、幼少期に「生き延びるため、自分の力で何とかせざるを得なかったという時期があった」という方が多いようです。集中力をもって、ある種の「極限状態」を精神力でなんとか乗り切ってきた経験ゆえに、磨かれたスキルと言えるのかもしれません。

そのためか、追い込まれるほど、むしろパフォーマンスを発揮できる部分があります。通常の人ならば『追い込まれたり負荷がかかると、本来の実力が出せない』ことが一般的であることに対して、変異レベルの高い人は、本番に強かったり、逆境に強かったり、ここ一番の勝負強さのような部分が見られる場合が多いです。本能を意志の力で律する力や、負荷を出力に変えるある種のシステムのようなものが働いているようにも見えます。

・変異レベルの高い人は、自己理解が進んでいる方が多いです。能力を使いこなすため、既に、自分の気質やできることに対してかなり理解を深めている場合が多いため、改めてお伝えしたいことはそんなに多くはありません。ご自分の好きなように能力を扱っていくとよいでしょう。

・強いて言うならば、『自分では「誰でもこれくらいは当然できるだろう」と思っていることでも、他の人にとってはそうでない場合がある』ということを、心の片隅に留めておくとよいでしょう。

ピンチや大変な局面を一身に背負ってしまいがちなところがあるので、弱さをさらけ出したり、人の力を借りる力を磨いておくのがおすすめです。また、活動力が多くなりやすいので、時々意識的に休むとよいでしょう。

【変異レベルに関する注意】

※「変異レベル」は、その他のタイプやレベルと異なり、ちょっと特殊な指標です。変異レベルについてのみ「高い人に限ってこのような傾向がある」ということを示すもので、低い場合に関しては特段の特徴はありません。低いからといって、高い人よりも劣っているというわけではなく、低いのがむしろ一般的だと考えてください。

※実は、このレベルについては、正直なところまだわかっていないことが多いのです。この指標は『開発段階において、開発者が「特殊なパフォーマンスを発揮できる人が一定数いる」と感じ、それを見える化するために設置した』というもの。

この指標により、より踏み込んだ詳細分析ができるようになったのですが、その一方でまだまだ理解できていない部分が多いのが実情です。今後もデータが増えることにより判明したことがあれば、適宜お伝えしていきたいと思っていますので、楽しみにお待ちくださいね(*^^*)