やり逃した対話をやり直す~誰かを通して自分を知る~

先日「気づきと手放しのワーク」を受けてくださったお客様のご感想のメールにて、こんな一言をいただきました。

やり逃した対話みたいなものを出来たと思えた事が大きかった

なんと的確なご感想~!!と思って大変うれしくなりました(*^_^*)

そうなのです!このワークの肝は、「まだ自分の中で終わらせられていないことを、対話しなおして腑に落とす」という部分にあるのです!!

ということで今回の記事では、この「対話」の部分にフォーカスして、「手放しのワーク」や「自分に向き合うこと」についてのご説明をさせていただきます。

ワークをする予定のない方も、「自分と向き合うヒントやコツ」がいろいろと書いてありますので、ご興味のある方は是非ご覧くださいね☆

ワークの中ではこんな風に「対話」します

「手放しのワーク」の基本的な流れは以下のような感じです。(※その時その方に適したやり方に合わせて行いますので、違うことも結構あります)

(1)ワークの目標を決めます。これは、「気になっていて解消したいこと」「自分の好きになれない部分」「特定の悩みやブロック」「これからどうなっていきたいかというイメージ」などに基づいて決めます。

(2)目標に沿い、それに関係している「具体的な出来事」まで遡ります。

(※「具体的な出来事」とは…
これは、小さいときこんな嫌な思いをした、我慢をした、納得できなかった…というような思い出であることが多いです。ご本人は忘れていたり、「え?こんな些細なことで?」と驚かれるようなことだったりすることもあります。
人によっては、前世の出来事だったり、自分の家系のものを引き継いでいたり、エネルギー体として宇宙にいたときの記憶である場合もあります。)

(3)「具体的な出来事」を感じなおします。傷つけられた!と思った相手に対して、その時に思っていたことを、その相手にたくさん吐き出してもらいます。ここではどれだけ自分に非があったとしてもそれは一切棚上げして100%人のせいにしてOK。どんな攻撃的なことでも言いがかりでも、何を思ってもOK!※ 私も加勢し、一緒になって悪口を言ったり抗議したりもします(笑)

(※何を思ってもOK…
というのも、きちんと消化するためには「溜まった怒り」を肯定して吐き出すことが大切なのです【このあたりについて詳しく知りたい場合はブログ記事:
許したいならまずは怒ろう~感情を開放するワーク~ ‘‘ をご覧ください】。ちなみに、このワークでは安全に配慮して行われておりますので、どんなに悪いことを思っても、その思念が悪い影響を及ぼさないようにきちんとエネルギー的な対策をとっております)

(4)3がひとしきり終わってある程度すっきりしたら、「相手」や「傷ついた小さな自分」と対話します(相手の言葉は私がチャネリングして通訳してお伝えしています)。「実際にはどう思っていたのか」を確認したり、「何が腑に落ちなかったのか」を確認したり、言いたかったことを伝えていただきます。それらを通して、「どういうようになったら自分は納得できたか」「本当はどうしたかったか」を考えて、その出来事に関して納得のいくような「結末」を考えます。

(5)その時に「傷ついた自分」や「相手」をぎゅーっとイメージの中で抱きしめてもらいながら、過去の記憶をエネルギーで自分にも相手にも負担のない「結末」に書き換えます。

※②~⑤を必要なだけ繰り返します。

さて、このように傷ついた自分を癒すために大切なポイントは以下の三つです。

ポイント

①自分の気持ちを全面的に肯定して吐き出すこと
②自分が何に納得がいっていなかったのかという「隠された感情」を知ること
③相手が何を考えていたのかを相手から直接聞いたり、相手に伝えたいことを伝えること

これはどれも本当にパワフルな癒しになりまして、すべて満たさなくてもどれか一つだけでも充分癒される場合もあります。

なお、日常生活で我慢される機会が多い方ほど、①~③を無意識にしている機会が本当に多いのです。
ワークでは、「しこりを手放す」という目的ももちろんあるのですが、別な側面として「①~③を日常的にする練習をする」「それを実際にやってみることで、これをやっても怖くないんだよ!どんどん自分にしてもいいんだよ!という許可を自分に出すという狙いもあったりするのです。

そういう意味で「ワーク以後、日常で嫌なことがあっても、あまり自分を追い込まなくなりました」「いろいろネガティブなことを考えても、以前ほど罪悪感を感じなくなりました」と言ってくださる方もたくさんいます(^^♪

「対話」の前にするべきはまず「主張」

冒頭でご紹介した「やり残した対話」というのは、ここでいう(4)の部分にあたります。

人は、「相手に言いたくても言えなかったこと(気を使って言わなかったり、我慢して飲み込んだり、物理的に言う機会が得られなかったりなど)」や「相手の気持ちを確認できない」ということでしこりになっている部分は、実はとても多いです。

特にブロックが多い方の傾向として「相手は本当は何を考えていたのか」ということを、「相手に聞いて確認する」ということを我慢されてきた傾向があったりします。「こんなことを聞いても相手を困らせるだけ」「自分が我慢すればすむ話」「聞いてみてもしも拒絶されたら生きていけない」…そんな思いが「相手に聞く」前にあれこれ自分の中で蓋をして完結させてしまおうという思いにつながっていくのですね。

しかし、ここで本当に大事なのは「相手に確認する」ことよりも、「相手に伝える」という行為そのものです。

一見「でも言っても何も解決しないし」とスルーしてしまいがちな部分です。しかし、「どうしたい」「こうしてほしい」という相手への要求をする以前に「自分はただこう思っている」という根底の気持ちをそのまま伝えることが、本当に本当に大切なのです。そうすることで自分の意識の中で「私はこれを考えていていいんだ」「ありのまま思ったことを人に伝えていいんだ」というように深く腑に落ちてゆき、それがものすごくパワフルな自己肯定になるのですね。

まずは「相手に求める以前に、主張することそのものをゴールにする」。大事なことなので繰り返してお伝えしますが、これが本~当に大切なのです!

そして、いざ主張をした後…実際に「ご本人を傷つけたお相手」の気持ちなどをチャネリングで確認してみると、『ご本人のことがどうでもよくてそのような行動をとっていた』ということはほとんどありません。特に相手が「親」の場合、その本心はほぼ100%以下のどれかに当てはまります。

「自分がいっぱいいっぱいだったり、満たされていなかったため、あなたに甘えてしまっていた」
「自分に自信がなくてどうしていいかわからず、自分なりに頑張った結果、ズレた愛情表現になってしまっていた」
「好きすぎて恥ずかしくて上手に伝えられなかった」
「自分にも親にそのように育てられて、他に方法がわからなかった」

そして、そのさらに奥の本心を聞いてみると、どの親御さんも「ごめんね」「許してね」「ホントはホントに大好きなんだよ」の嵐であり…そのエネルギーの強さは非常にすさまじいもの。私もお手伝いしている立場ながら、この愛情のエネルギーに触れるたび「人間という生き物の底力」を感じずにはいられません。

それらの思いに触れたとき、人は問答無用の「安心感」を感じることができます。そうして長い年月ずっとしこりになって痛みを発していたものが、簡単に手放せてしまうという方も多いのです(^^♪

「スピリチュアル」を使うメリット~もう会えないあの人とも話せるよ!~

さて、当サロンのワークは「スピリチュアルを使う」という特性から、以下のようないいところがあります。

①物理的な対話だと、うまく言えないとか、相手にはぐらかされたりというようなこともありますが、エネルギーを読み取ったり、相手を説得したりしながら行うため、きちんと相手の本心を聞くことができます。また、第三者の私が加勢(笑)しますので、思い切って訴えたりしやすいです。

②亡くなった方や連絡が取れない方や先祖の方…など、物理的に対話が不可能な方ともしっかりつながってお話ができます。また、対面ではどうしても勇気が出ないという方にもおすすめです。

③一人では自分と向き合えないという方も、邪魔になる思念を片っ端からエネルギーで溶かしながら誘導していますので、ご本人に「その気」にさえなっていただければ必ずその時に必要なレベルのものは開放することができます。

④エネルギーを読みながら行う関係上、闇雲に「手放す」のではなく、すべての根っこになっているところや、優先的に手放した方がいい部分などを特定して、そこにアプローチしますので、効率よく大量のブロックや思念を手放すことができます。

ちなみにチャネリングでお伝えしている「相手の情報」は決して「ご本人を納得させるための都合のいい話」ではありません。

ワークに限らずチャネリング情報全般に言えることなのですが、私は直接その方にアクセスして思念を読み取ったものをお伝えしていますので、「実際に相手の潜在意識」に干渉しています(※お相手にはエネルギー上で許可を得た上でやっています)。そういうわけで、ワークを経験するとお相手の人のブロックも一緒に外れています。無意識に浄化反応を起こしていたりすることも多く、現実世界で相手の態度などにわかりやすく変化が起こることもあります。

(たとえばお客様から、「お母さんに関するブロックをアレコレ外した後でお母さんと会ったら、いい意味で驚くようなことを言われたり、今までの母だったらしないようなことをされたりして、ワークの成果を感じた」などというご報告を頂くこともよくあります)

ただし、あくまで見えない世界のチャネリングと言うことなので、私のほうで翻訳間違いがある可能性があるなど、100%確実といえない部分はもちろんあります。このあたりについては少し注意が必要かもしれませんが、チャネリングを通さない生身の人間のコミュニケーションであっても「誤解」「行き違い」「解釈間違い」などの同じようなことは普通に起こるものですので、「どこまで本当か」というよりは「自分に活かすためにはどうしたらいいか」「自分はどう考えたら前向きになれるか」というような姿勢で活用してもらうといいのではないかな、と思っています。

本当に対話するべきは「相手」ではなく自分

さて、ここで物理的にやり直すのは「相手との対話」ですが、実は相手よりも対話するべきなのは「自分」なのです。

実は、他人に何をされても人間というのは基本的には傷つきません。人が傷つくのは、『自分で「自分が傷つけられた」と解釈した時だけ』なのです。つまり、自分が抱えているしこりの数は、「自分が自分の中で「愛されていない」と解釈した数」であるともいえるでしょう。

人間は愛されていないとそもそも人間として存在することすらできません。にもかかわらず「自分は愛されていない」と考えて心細い思いをされている方はたくさんいらっしゃいます。その方たちに共通して言えるのは「実際に愛されていない」ということではなくて「愛されていないと解釈をし続けていた」ということにあると私は思っています。

しかしこの「愛されていないという解釈」というのはなかなか根深く、自分の中では「当たり前」になっているものばかりなので自分一人では気が付くことができません。

そこでそれを教えてくれるのが「周りの人」なのです。

周囲の人は「あなたはこんな風に解釈して自分を痛めつける癖がありますよ」というのをわかりやすく教えてくれるために、あなたの人生に登場して、あなたに何かをし、それがあなたにとってブロックとなれば、あなたが学びを得るまでは憎まれ役を引き受けてくれ、そしてそれを手放してあなたが自由になったらたくさんの愛を送ってくれます。あなたが自分で自分を向き合うまでの手助けをしてくれているのに過ぎないのです。自分にとって大切な人(特に母親)ほど重いブロックになりやすいのはそういう意味もあるのですね。

ということで、このワークは(ワークでなくても自分で自分を見つめなおすということ全般に言えるのですが)、「相手が与えてくれたきっかけ」を通して自分を見つめ、傷ついた思い出を通して、「どうして愛されてないと思ったの?」と自分と対話をしなおすことでもあります。そしてそれを受け入れて認めることで、その「勘違い」をとても優しく正すことができるのです。

そうなると、人は少しずつ「結局はみんな味方なんだ」「だれも敵はいなくて身を守る必要はないんだ」「本当はこんなに愛されていたんだ」「自分には価値があるんだ」ということが腑に落としていけるようになります。そうなると、今まで生きていた世界が全く違う輝きを放ち始めるのです。私自身がこれを繰り返して、人生が変わった一人なので、ぜひこの喜びと安心感を多くの人に感じていただきたいなあと考えながらお仕事をしている次第です。

そして!

どんな根深い傷もトラウマも、掘っていけば必ず「傷つけられたと思っていたけど、結局、愛情の行き違いだった」というところに行きつきます。これは私の経験上断言します。そこに行きついていないのは「まだ掘っている途中だから」ということに過ぎません。

「本当?そんなのきれいごとじゃないの?」とザワザワチクチクした気持ちになったあなた(ブロックが反応している証拠です。手放し時ですよ!)、自分で自分と向きあうことが怖くて避けてきたあなた、一人きりで掘るのに疲れたあなた…もしお手伝いが必要な時には、いつでもサロンに遊びにいらしてくださいね(^^♪

一同、あなたのお越しを楽しみにお待ちしております。

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