「ありのままの自分でいい」が難しい理由

こんにちは、神代です!

 

さてさて、本日は

『ありのままの自分でいいよ、と思えるようになりたい』

というあなたに知ってほしいお話。

 

 

ありのままの自分にオッケーが出せるようになること‥そういう自己肯定は、確かに自分の能力を発揮できるようになるための土台でもあるのですが、

 

これって実は…

 

生き物としては非常に不自然な状態

 

なんですね(笑)

 

 

 

というのも、人間が「生き延びる」とか「自分の子孫を残す」上では、

 

『どこか足りないところはないか?』

 

と考えることってめちゃくちゃ大事。

 

なぜなら、足りないところがなければ補わないと、死んでしまうかもしれないからなんです。

 

また、

 

人間は社会的な動物なので、群れから仲間外れにされると死ぬ確率が格段に上がります。

 

そのため

 

『人から嫌われるのが怖い、嫌われないように注意する』

『群れの中で役に立つ(もしくは無害である)ことをアピールする』

 

ことだったり

 

『みんなと比べて、自分は変なところ、駄目なところはないか?』

 

という視点で物事を考えることって、動物としてはものすごく真っ当なんですよね。

 

 

逆にいうと

 

『ありのままの自分でなんにも足りないところはない!』

 

『弱みや素の自分をありのままさらけ出せる!』

 

という状態は、何かあったり天敵が来たらほぼ即死してしまう状態なわけで、生き物としては不自然なんです。

 

 

というわけで、もしあなたが「ありのままの自分でいいと思いたいのにそう思えない!」と思っているのであれば…、それは決しておかしなことではないと思ってください。

 

むしろ思えるほうが特殊なのです(笑)

 

人が考えること、起きることは全て意味があります。考えてはいけないこと、起きてはいけないことはないのです。

あなたに苦しさがある時、それはもしかしたら自分に対して「この状態はダメ!」「こうならなければダメ!」とはジャッジしているからかもしれません。

「あっ!何かをジャッジしてしまっているかも」と思ったら、「ジャッジなんていけない!」という否定も、しないでください(笑)

そういうとき、あなたには「ジャッジしなければやっていけないような、やむをえない理由」があるということなんです。

その時の自分に理解はできなくても、少しだけそこに思いを馳せて見ると、見え方が変わってくるかもしれませんね~。

 

とはいえ。

 

このブログでも繰り返し言っている通り、『ありのままの自分でよい』という感覚があったほうが生きやすいし、能力がのびのび発揮しやすいのは事実です。特に対人援助職(カウンセラーなど)の方はなおさらです。

 

なので、「そう思えるようになりたい」という場合はまず「『ありのままの自分で良い』と今思えてたかも!」という瞬間を一回でも2回でも実感することから目指してみましょう。

 

意外とそういうときって「ありのままでよいと思えていたか否か」ということを意識していませんので、自覚ができません(笑)

 

だけど

 

気のおけない友達とおしゃべりしているとき

好きなことに没頭しているとき

居心地の良い場所にいるとき

 

そんなときは案外誰でもそういう感覚になっていたりします。

 

ちなみにですが、私から見て、『この人自己肯定感が高いなあ』と思う人でも、24時間365日ずーっと「ありのままの自分で良い!」と絶え間なく思えてる人って一人もいません(笑)

逆に『この人自分のことが嫌いなのかな』と思う人でも、ずーっと揺らぎなく「自分のことがいつでも嫌いでい続けている」人もいないように思います。

 

人間は揺らぎがあって当然で、ネガティブもポジティブもあって当然なので、その時時でいちばん心地よいバランスを取って生きていければいいのでは、と私は思いますよ。

 

 

さてさて、マゼンティークでは

 

『自分のことは十分好きなはずなんだけど、なんだかちょっとやりにくさがある』

『言語化できない違和感がある』

『繰り返し似たようなトラブルが起きたり、またこれ?!みたいな体験がある』

 

みたいな方のセッションも非常に得意としています!

 

ピンと来た時には、ぜひ遊びにいらしてくださいね~。面白い体験ができますよ!

 

ではでは(*^^*)

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