こんにちは、神代桃子です(^^♪
さて最近では「霊感がある」とか「繊細なこと」についてもオープンに語られることが多くなってきました。
中でも多いのが「繊細ちゃんは疲れやすいので無理しないで」「優しすぎるから頑張らなくていいんだよ」という方向性の知識です。
確かにそれはそうだし、知っていると非常に便利な知識なのですが…
実は私は、「繊細=やさしい」みたいなイメージに関して、ちょっと違和感を持っています(笑)
私自身も超のつくド繊細なので、過去の自分のことも含めてですが…
”繊細だからこそ無意識に“エネルギーを奪ってしまう”ようなパターンに陥っている方って、非常に多いんです。
しかもそれが、本人の善意からきているケースも少なくない!!(笑)
というわけで、今回は、私自身の体験や関わってきた中で見えてきた、「霊感や感受性が高い人が、なぜ“拗らせやすい”のか」についてお話してみたいと思います。
霊感・感受性の高い人が拗らせやすい理由
霊感がある方や感受性の高い方って、他人の感情や空気を“感じ取れてしまう”ことが多いです。
でも実はそれって言いかえると「自分のもの」と「他人のもの」の境界をあいまいにしやすい状態でもあるんですね。
そして、「私は感じ取っている」「わかっている」という感覚が強くなると…
そこを自分という存在の拠りどころにしてしまって、『これを使って役に立とう!』『これをすることで人に認めてもらいたい!』という思いが強くなりがち。
そこで結果として、
「人の気持ちを代わりに背負ってしまう」
「相手のエネルギーを無意識に預かってしまう」
…といったことが、自然と起きてしまいやすいのです。
無自覚にやってない?!4つの“エネルギー奪い”
では、具体的にどんな形でそうした“無自覚な干渉”が起きやすいのか。
今回はよくあるパターンを4つご紹介します。
❶察してあげたくて“学びを代行”しちゃう
たとえば、誰かがちょっと落ち込んでいるように見えたとき、「今、きっと辛いんだろうな」「○○が原因かも」そんなふうに共感して、つい“助けなきゃ”と背負ってしまうことはないでしょうか?
でも、この「共感のし過ぎ」。
実際には相手がそこまで気にしていなかったり、本人が整理するプロセスを奪ってしまっていたりすることがあるんです。
この裏には、
「私は人の気持ちがわかる優しい人でありたい」
「共感できる自分は人から愛される」
といった、自己肯定感の補強が隠れていることがあります。
また、「共感しない=冷たい人というイメージから、自分に共感を強制してしまう」というケースも。
❷つい他人の成果に同化しちゃう
例えば誰かの素晴らしい作品だったり、SNSでみんなが”なるほど!”と思うような誰かの投稿があった時などに、
「それ、前に私も言ってたことに近いよね」
「これは本当にわかる。これはどういうことかと言うと~」
など、自分の思いや主張を重ねてしまいたくなる気持ちになることはありませんか?
それは一見“共感”に見えるのですが、実体としては誰かの得た評価に自分のエネルギーを載せることで
「自分もすごいと思われたい」
「私だってこれくらいできる」
と誰かに示して、認めてもらおうとしている、という力が働いていることがよくあるんです。
❸守ってあげたくて、つい踏み込みすぎちゃう
相手が悩んでいるとき、「視えたから」と自分が感じ取ったスピリチュアルな内容をを伝えたり、「辛そうだから…」と同意なくその痛みを癒そうとしたくなることはありませんか?
でも、相手がそれを求めていないときには、相手のペースや意志を乱したり、相手にとっては必要な学びや自律性を奪ってしまう、という結果になることも多々あるんです。
この裏には
「誰かの役に立ちたい」
「導ける存在でいたい」
「感謝してもらいたい」
という、自分を満たしたい思いが潜んでいることがあります。
❹「直感でわかった」ことを、相手の意思より上に置いちゃう
「相手に必要なメッセージが降りてきた!」という感覚があるとき、”とにかく伝えなくちゃ”というモードに入ってしまうことはありませんか?
相手に何が何でもメッセージを伝えたくなってしまったり、あるいは「これは○○のことですよね?つまりこうでは?」と勝手に“読み取って”しまったり。
また、状況によっては「相手がそれを聞いてくれない」と、”この人は知る必要のある情報と向き合うことが出来ていない”と解釈して、繰り返し向き合うように伝えたりしたくなる場合もあるかもしれません。
こうした行動の背景には、
「私の直感=真実」という思い込みや、
「相手よりすごいと認められたい」
「視える私でいたい」
という自分像への執着があることがあります。
エネルギーを奪ってしまわないために必要なこと
こうしたケースに共通するのは、「感じ取ったこと」をそのまま鵜呑みにしてしまうこと。
そして『これはスピリチュアルな世界のものなのだから、何よりも重要なものだ!』と感じてしまいやすいということ。
感受性や霊感がある人にとって「直感がピンとくる感覚」と言うのは非常に強いものなので、「降りてきたら即、そのままに行動したくなる」というのは無理からぬことではあります。
でも…というか、だからこそ。「その直感を通して自分を人に認めてもらいたい」という方向に無意識に流れていきやすいのです。
というわけで、こういうことを防ぐにはこんなことに気を付けてみるといいでしょう。
こんなことに気を付けて♪
①直感的に「感じ取れた」ことを鵜呑みにし過ぎない(違っているかも、と言う視点を持つ)
②伝えたいときは「相手のためか(相手のために本当になりそう)」は「自分のためか(自分が認めて欲しい、凄いと思われたいがないか)」を自問する
③伝える時には、スピリチュアルだとは言わず、「私個人としてはなんとなくこう思うんだけど、良かったら参考までに使ってください」という姿勢で、それに従うかは相手の選択に任せる
おわりに:感じる力がある人こそ、気をつけたいこと
感受性が高いのは確かに才能のひとつです。
でも、だからといって”感じられるほうが人として優れている”わけでもないし“感じたこと=伝えるべきもの、処理すべきもの”として受け取る必要はありません。
大切なのは、『「共感」しても、「相手のものは相手のもの」』というスタンスを持つことです。
私は、本当に優しい人とは、境界線を守れる人ではないかなと思います。他の人のことが気になることもあるかもしれません。つい手を出したい思いに駆られることもあるでしょう。でも、あなたが誰かのためにできる一番の奉仕は、『自分自身が幸せでクリアな状態でいる』こと。そういうあなたがいるだけで、周りの人は勝手に元気をもらい、嬉しくなっていくからです。
そういうわけで…
「これをすることで自分の身が削られたり疲弊する」ということはやる必要はないし、
「気になるけどこれって相手の責任だよな」と思えるものは引き受けないようにする!
そんな意識を持つだけでもきっと変わってくるのではないかなと思いますよ(^^♪
さて、マゼンティークでは「そうはいっても上手く線引きができない」「こういう場合にエネルギーを受けてしまう」みたいなご相談にも乗っております。
感受性が強い人は、そもそも論として「自分と人の感情が混ざった状態でずっと過ごしてきている」ことも多いので、自分で整理しようとしてもなかなか難しい部分があるんです。
マゼンティークでは「なぜあなたがそうなったのか」をしっかりと読み解き、そして「どうしたら自分と他者を尊重したままで、快適に関われる方法」を整えて、実装するお手伝いをしております。
人と深く関わるためには「境界線」のスキルは必須!
しっかり人と自分の感覚を線引き出来て”個室”を得ることができたとき、あなたは本当の意味で深く人と繋がることができ、そして自分自身をもっと信頼することができるようになるんですよ(^^♪
ピンと来たかたはぜひ遊びにいらしてくださいね。
マゼンティークは必要なあなたのお越しをお待ちしております!