そのペルソナで、本当に合ってる?~誰かを重ね合わせていませんか~

こんにちは、神代桃子です!

さてさて、フリーで仕事をしている方など、ビジネスをするときに大事になる「軸」があります。

 

それは…

『どんな人に』『何をして』『どうなってもらう』

ということ。

 

少し解説を加えると…

どんな人というのは、「どういう人をターゲットにして」。ビジネス用語では「ペルソナ」と言われるる部分です。

何をしてというのは「どんな手段やツールを使って」。例えば私なら「スピリチュアルや内観で」という感じ。

どうなってもらうというのは「その人の何を解決して、その結果どうなってもらうか」という部分です。

 

これを明確にしないと、やっていることがブレたりぼやけたりするし、なかなかお客さんに来てもらうのも難しくなるので、まずはこれをしっかりと明確にすることがとっても大事なんですよね。

 

そのペルソナ、誰かを投影してないですか??

で、ここからが本題なのですが…

 

実は、この中の『どんな人に』という部分。

セラピストやカウンセラー的な仕事をする人にとっては、めちゃくちゃブロックが反映されやすい部分なんです!

 

というのは…

・かつて、自分が救えなかった(と思っている)人
・自分が深く関わってきて、不幸(だと自分が思っている)人

みたいな像に知らず知らずなっていやすいんですね。

例えば、私の例ですが…

 

かつて、非常に近しい存在に

「スピリチュアルを使っているのに、どうも幸せになっていない」
「幸せになろうと、自分を見つめているのに、なんだかそれがうまくかみ合っていない」

みたいな人が多かったんです。

 

なので、ちょっと前まで、発信する時には

「これでは幸せになれないよ」とか「こうやって見つめるとコアにたどり着けるけど、こういう見つめ方ではかえって自分が傷つくよ」

みたいなことを無意識に発信していたんです(笑)

でも、そういう人を当時の私が本当にお客さんにしたかったのか、と言われると…よく考えるとそうでもなかったりしたんですよね(笑)

 

人はなぜ、ペルソナに誰かを重ね合わせてしまうのか問題

はい、というわけでなぜそうなってしまうのかというブロックの仕組みを解説すると…

 

「大事な人がこういう状態である」
  ↓
「救えなかったというブロックができる」
  ↓
「自分が誰かを救おうとしたときに、かつて救えなかった人の姿を重ねて『代わり』に救おうとする」

 

という仕組みによるものなんですね。

これは似たような部分でいうと、「自分が子供時代に教育を十分に受けられず、みじめな思いをした人が、親になってから、子供にたいしてめっちゃ教育ママになる」みたいなのに似ています。

自分の中に消化できないしこりがあると、他の誰かを使って埋めようとしてしまう。それが人間なんです。

だけど…

それって、本質的に誰のためにもなってないわけですね(笑)

 

かつて救えなかった誰かも別にそれで救えるわけではないし、そして、子供のためにそれが本当になっているかというと、微妙なところ。

「あなたのために、勉強しろって言ってるのよ!」は、子供ではなく自分のトラウマを埋める方向に向いているため、子供の本来の姿や考えをしっかり見ることができず、結局相手とすれ違いになってしまいやすいんです。

仕事場面でもそれは同様なんですね。

 

ここで、そもそも論

 

で、私がセッションでこういう話になった時によくお伝えするのが…

「そもそもその人って、本当に救う必要があるのか??」

ということ(笑)

対人援助の仕事をするからには「助けよう!」「救おう!」という考えがある方が多いのですが…私、個人としては「別に、自分が楽しいと思える人で良くない?」とい思っているんです。

なぜかというと「自分が楽に楽しく働ける人を相手にしたほうが、絶対に大きな貢献ができるから」

「助けるのが好き」なら別にいいのですが、自己犠牲や義務感や罪悪感に基づいているのなら、それはやめたほうがいいと思います。

 

対人の仕事をしていると「相手を助けよう」「救おう」とついついしてしまいます。

でもね、世の中のことって基本的に本人がやりたいことや体験したいこと、そのために必要なことしか起こってません。

あなたの価値感では「不幸」と思っていても、相手にとってはそれが幸せだったり必要だったりするわけです(本人が自覚しているかどうかは別として)。

それを価値観の違う人が介入して何とか直そうとしても、莫大な労力がかかる割に、価値観が違うから最終的には押し付けとか説得みたいになってしまい、本質的な解決にならないことが結構多いんですよね。

 

また、「助けてあげないと」と思っている時点で相手を下に見てしまっていることがほとんど。

でもですね、世の中って自分の潜在意識の投影なので、「自分の力では解決できない人」という視点で見てしまうと、もうその人は「問題のある人」から抜け出ることはできないことが多いんですね。

そして、自分の身にも置き換えてちょっと考えてみてください。

自分がセラピーなんかに行ったときに、セラピストに「この人は可哀想」「この人は不幸」「救ってあげなくちゃならない人」と思われたいですか?

私は嫌です(笑)

「自分がサービスを受ける時、そう思われたい!」とあなたがそう思うなら、あなた自身もそういう人にサービスを提供することは向いていると思います。

でもそうでなければ、

「あなたが対等に向き合えて、かつ、やってて楽に効果が上がる人」

をお客さんにすることがやっぱりオススメだなあ、と私は思うんですよね。

 

 

こうやって真のペルソナを見つけよう!

 

さてさて、ということで、ペルソナに誰かを重ね合わせているとよくないということは、なんとなくわかってもらえたでしょうか。

とはいえ「そうは言っても本当にお客にしたい人がわからないよ!」という場合もあるかと思います。

そんなあなたに試してもらいたい、『本当にお客にするといい人』がわかる方法があります。

 

やり方はこんな感じです…

 

「これまでお客さんとして来てくれた人の中で、あの人は仕事して楽しかった!あの人は”自分がそんなに頑張らないのに”効果があがったり、とても喜んでくれた!」という人をまず2~3人くらい思い浮かべます(できれば名前を紙に書きましょう)。

(※「まだお仕事をやってないよ!」という人は、学生時代とかの友人でもいいです。「付き合うのが楽で、お互いに一緒にいるといい気持になれて、お互い相談し合えたな」と思える人を2~3人思い浮かべてください)

さて、書き出したら、その3人の共通点を探し出します。

「その人たちはどんな人?」

それが、あなたのお客さんにすると、楽しく、かつ高い能力が発揮できる人たちなんです。

 

さてさて、それはあなたが今設定している『どんな人に(ペルルソナ)』の像と一致していますか??

フリーでお仕事をされている方は、ぜひチェックしてみてください。

そして、そういう人に読んでもらえるような発信や、そういう人が興味を持ってくれるようなサービスを組み立てていきましょう(*^^*)

 

ちなみに、この「書き出した3人」はまだまだ学びの宝庫!

 

「どうしてあなたのところに来てくれた?」(※これは友人の場合は飛ばしてOKですが)
「あなたと話しているうちに、どんな悩みを話してくれた?」
「結果、その人はどうなってくれた?どんな感想をくれた?」

みたいな部分がそのまま、『どんな人に』『何をして』『どうなってもらう』に密接に絡んできますので、ぜひ書き出して考えてみてくださいね。

 

さて、とはいっても、このあたり、一人ではなかなか整理するのが難しいところ。ブロックも入り組みやすいですし、客観的にはわからない部分でもあるでしょう。

マゼンティークはこのあたりの整理や明確化のお手伝いも大得意としております。

 

気が向いたらぜひぜひ遊びに来てくださいね~‼( *´艸`)

 

 

 

 

 

 

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