幸せのための「ガマン」の話~「我慢しなくていいよ」って本当ですか?~

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こんにちは、神代桃子です(*^^*)

さてさて、今回は我慢のお話!

 

スピリチュアル系や自己啓発の本なんかではよく、「幸せになるためには我慢しなくていいよ」ということが書いてあったりしますよね。

また「自分らしく生きられていない」と言う感覚がある方は、「ついつい我慢してしまう」というお悩みを持っていることが多いと思います。

 

でもこの「我慢」…幸せになるためには本当に不要なのでしょうか?

 

結論から申し上げますと、神代は「幸せになるためにはある種の我慢は必要」だと考えています。

そして、我慢は決してネガティブなものではないとも思っています。

 

と言うことで今回は「幸せになるためのガマン」の話をさせていただきたいと思います(^^♪

 

ポジティブな「我慢」の捉え方

そもそも「我慢」に対してネガティブな認知をしている方が多いなあという印象を受けています。

「辛いことを頑張って耐える」(辞書にもこんなニュアンスで書いてあります)みたいな感じですね。

したくないけどするしかない…

やりたくないけど自由にできない…

苦しいけれど他にどうにもできない…

みたいな雰囲気です。

 

ですが、私個人は「我慢」のことを「将来的な幸せのために、建設的に今を投資(耐えたり、努力したり、待ったり)すること」と捉えています。

 

つまり、

「制限されて辛い思いをする(ネガティブ)」ではなく!

 

「今の目の前の幸せと、将来の幸せのどちらか好きなほうを選べる(2つのポジティブのうち、好きなほうを選択できる)」

みたいなニュアンスです。

 

こう考えることのメリットは、色々あります。

 

まずは「我慢」というとついつい「させられ感」「禁止されている感」が出てしまうこと。

そうなると、自分はしたくないのに、とか、他の都合のせいでするしかなくて…というように、どうしても「人のせい」になってしまいがち

そうなると人生が自分以外のものにコントロールされている感じが出てしまって不満感が出ますし、「自分」が人生の脇役にどんどんなっていってしまうんですね。

だけど、自分で「好きな方のメリットを自分で選んでいる」と考えると、それだけで自分の人生を自分で選んでいる感覚が持てます。

 

 

そして、スピリチュアルな観点から見ると、エネルギー的な利点もあります。

「辛いことを我慢している」ということでついつい「ネガティブ」にフォーカスしてしまうと、やはりネガティブなものをひきよせてしまいがち。

だけど「好きなポジティブを選んでいいんだ、どっちを選んでのポジティブなんだ」と思えるようになると、その先にも、ポジティブなものを引き寄せやすくなるんです(*^^*)

 

 

幸せになるために必要な我慢とは?

では自分の幸せにつなげるためにはどんな「我慢」をしたらいいのでしょうか。

 

例えば、「痩せたいけれど、目の前にカロリーが高そうで美味しそうなアイスがある」と言う場合について考えてみましょう。

 

(※注:実際には、カロリーオフのアイスを食べるとか、食べた後運動するなどの工夫もできると思いますが、ここでは話を分かりやすくするために、食べる食べない、だけに絞ってお話します)

 

闇雲な我慢とは「痩せたいなら食べちゃダメ!」と自分に対して頭ごなしに禁止するような感じです。

でも、食べないほうが偉いわけでは決してないし、本来は食べても食べなくても、痩せても痩せなくてもいいんです。だからこそ、主体的に「今の『美味しい』」を選ぶか、「将来の『自分の体形が好き』」のどっちを選ぶかを考えてみていただきたいんですね。

 

そのために必要なのは、『どうなりたいのか、どんな人生を生きたいか』というビジョン。

 

「自分が好きな見た目でいる」と言うことが大事なのか、それとも「美味しいもので幸せな気持ちを感じたいのか」。

今自分が欲しているものはどちらなのかということを自分の感覚で問う、と言うことなんです。

そうやって自分の心や感覚に問いかけた結果なら、どちらを選んでも正解です。

 

また、正解がはっきりせずに「悩んだ末よくわからなかった」という場合もあるでしょう。ですが「自分の声を聞こうとした」と言う姿勢を持つだけでかなり違います(^^♪

 

なお、ちょっと余談ですがここでできればやめていただきたいな~と思うのが、「痩せなきゃいけないのに」⇔「でも食べちゃう」という行為を繰り返すこと。

ここで注意したいのは「食べる」と言うことそのものではなくて、「良くないと自分が感じている(罪悪感のある)ことを繰り返す」ということなんです。

 

こういうことを繰り返すと、自分に対して「口だけで信用できないな」「自分に対して、自分が欲しいもの(痩せたいという望み)を叶えてあげようとする気がないんだな」という思いが潜在意識に溜まっていき、自分に対する不信感が募っていきやすいのです。

なお「将来的に痩せたくはあるし、それは嘘じゃない」と言う場合にも、『今はタイミングでない』と言う場合もあります。

例えば「今はダイエットに取り組む余裕がない」とか「ダイエットに本腰を入れるほどの本気ではない」という場合です。

そんな場合は「今日は食べていいことにしよう!」「今月いっぱいはダイエットはしなくていいことにしよう」などと、猶予を自分にあげるといいでしょう。

 

「我慢しなくていいよ」の本質

さて、前述した「幸せになるためには我慢しなくていいよ」と言うことにも触れておきます。

 

以前、うちのスクールの受講生が

「自己啓発の本とか動画を見て『我慢しなくていいよ、頑張らなくていいよ』って言われたのをいいことに、怠けていいって意味だと解釈して、ダラダラしちゃってた~(^-^;」

という話をしてくれたことがありました。

 

実はこれは結構あるあるなんですね。

 

ここでいう「我慢しなくていいよ」とは…

「何かのために自分を犠牲にしたり、自分の優先順位を下げて本音を呑み込むという意味の我慢はしなくていいよ」

という意味であって

『痛みを伴うことや大変な思いはしなくていい』と言うことではないんです。

 

特に今「現状が辛い、今の自分が好きになれない」と言う場合は、それを変えたいならやはり「我慢」は必要になります。

 

というのも、「今のあなた」は、今のあなたの「習慣(何を考え、どんな行動をとるのか)」によって出来ているので、今の現状を本当に変えたければ「今の自分にとって慣れた考え方や行動を変えていかなければいかない」から。

 

人間にとって、慣れていることを変えるのは結構シンドイこと。

 

というのも、慣れていることというのは少ない労力で出来るのに対して、慣れないことはあれこれ考えたり新しい刺激を受けるため、多大な労力を必要とするから。

つまり「人に理不尽なことを言われても、耐える」というガマンを今までしてきたという人は「その場で反論する」よりも、「じっと耐える」のほうがある意味『楽』になっているわけです。

でももし、「自分を毅然と対応できる人になりたい」と思うのであれば、『耐えたほうが楽なんだけど、その気持ちをぐっと『ガマン』して、相手に冷静に言い返したりなどの今まで取ったことのない対応をしてみる』ということが必要になってくるわけです。

それって最初のうちは辛いし、ものすごく勇気のいることなんです。でも、それを「我慢」して選んでいかないと「今の自分」はいつまでも変わらないんですね。

何かを変えたいという時には「我慢の必要な辛い方を選ぶ(でもその先にワクワクや理想の自分がいそう)」という方を選ぶ、というのがオススメです。

 

我慢した結果、上手くいくとは限らないけれど

さて、ここからはちょっと余談になりますが、ここからとっても大事な話をします。

 

それは「我慢しても、必ず成功するとは限らない」ということ。

 

「えーっ!!」と言う声が聞こえてきそうですが、そうなんです(笑)

人ってつい「勇気を出してチャレンジしたらうまくいく」と思いがちですが、そうとは限りません。

 

アイスを我慢しても痩せられるとは限らないし…

相手に言い返しても毅然とした自分になれるとは限らない。

かえって物事がこじれる場合も時にはあるでしょう。

 

でもね、正直なところ、『行動した直後のその結果』と言うのは、長い目で見ると、あまり重要ではないんです。

 

まずは「自分で考えて、我慢するべきことを自分で選んだ」ということ!

 

これがとっても大切なんです。

この行動そのものが、自分に対して非常に誠実な行為なので、結果的にうまくいかなくても、自分に対する信頼が深まっていきます。

なので、なにか新しいことを選択したり、自分のために我慢をしてみた、と言う人は、結果に関わらず、「チャレンジした」「試みた」と言う部分を自分に対して大いに褒めてあげてください。

 

逆に「うまくいった時だけ自分を褒める」と、「やはり結果を出さないと自分は価値がないんだ」という刷り込みになってしまいやすいんですね。

 

どうぞ忘れないでください。

うまくいっても行かなくても、望むとおりに生きられても生きられなくても、あなた自身の価値は変わらないんですよ。

 

そして…これも大事なことなんですが、

うまくいかなくても「それが特別なことではない」ということを知っておいてください。

 

人生において、初めてチャレンジしたことって、実はたいてい失敗します(笑)

周りの人を見ているとうまくいっているように見えるかもしれませんが、それはあなたからたまたま見えていないだけで、みんな失敗しながら、試行錯誤をした後に、「自分のやり方」を見つけていくものなんですね。

世の中には「こうしたらうまくいく」という情報が溢れています。

だけど、あなたにとってのぴったりの方法、と言うのはあなた自身が試して身に着けていくしかありません。

あなたに合う有益な情報も、きっと100%マッチするというものではなくて、最初は合っていると思っても、そのうち細かいずれが出てきたり、あなたが変わると合わなくなったりして、アップデートさせる必要が出てくるものなのです。

我慢して、試行錯誤して、やっと慣れたと思ったらまたそれを繰り返す。それがある意味生きるということでもあるのです。

なので、いきなり成功するということに固執せず、やり方を変えながら試しながらやってみるくらいのつもりがいいかもしれません(^^♪

 

「変わるには我慢が必要で、我慢をしても上手くいく保証はない」…、これだけ聞くと、正直面倒くさい、と思う方もいるかもしれません(私もそう思います)。

 

でも、上手くやれなくてもいいんです。

失敗しながら、休みながらでも大丈夫。

文句を言いながら、面倒くさいと思いながらでも大丈夫。

続けていけば、きっとあなたにしか見えないものが見えてきます。そしてそこから、「あなたにしかできないこと」「あなたの人生にしかない素晴らしいもの」が、浮かび上がってくるはずです。

そのうちにきっと「自分でいるのも悪くない」と思えてくるときが必ず来るはずですよ(^^♪

 

さて…

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