九柱診断は『9タイプ×3レベル』のスコアであなたを分析するものですが、今回は、その「9タイプ」に関するざっくりとした説明をさせて頂きます。
まずは9つのタイプを順番に
まずは9つのタイプをご紹介します(*^^*)
左から、天使・吟遊詩人・親分・管理人・ゲーマー・職人・賢者・観察者・研究者
(どれも可愛いですね)
まずはそれぞれのタイプの内容をざっくり紹介しますと、
天使…ドタバタしてるけど放っておけない!天真爛漫なみんなのアイドル。
吟遊詩人…心の潤いなしには、生きられない。独自の美意識で世界を彩る妖精さん。
親分…困ったことはオレに言え!みんなのために先頭に立つ、情に厚い親分肌。
管理人…好きでやってるだけなんです。みんなのためについ手が動く、縁の下の力持ち。
ゲーマー…面白そうじゃん、やってみよ!好奇心とコミュ力がお友達のお気楽ヒーロー
職人…分厚い鎧の内側に、熱い心を隠し持つクリエイター。
賢者…あの人に頼めば大丈夫!あらゆる面からみんなを支えてくれる、スーパー優等生。
観察者…あの人が言うなら間違いない。みんなが一目置く、頼れるご意見番。
研究者…意志の力で石をも穿つ。集中力と執念の、スタンドプレーヤー。
というような感じです。
各タイプの細かい内容は、こちらの診断の解説ページをご覧ください
9タイプと人間の成長
実はこの9タイプは社会における人間の成長にそのままリンクしています。
天使…赤ちゃん(みんなの注目を浴び、愛されながら世話をしてもらって生きる時期)
吟遊詩人…幼児(こだわりや好みがはっきりしてきて、頑固さが出てくる時期)
親分…イヤイヤ期(自己主張はっきり。気に入らないことは絶対やらない時期)
管理人…小学校入りたてくらい(社会に適応するため、自分なりのルールで乗り切ろうとする時期)
ゲーマー…高校生くらい(庇護を受けながら、好きなことをあれこれやれる時期)
職人…大学生くらい(大人になりたいことと子供でいたいこととの葛藤、モラトリアムの時期)
賢者…社会人なりたてくらい(いろんなことをなんでも自分でやる、人のために働きだす時期)
観察者…中間管理職くらい(組織の中でのバランスを見て、みんなの調整をしたりする時期)
研究者…定年後(もう自分のために好きなことだけやろうという時期)
という感じ。
なので各タイプは基本的には、そのリンクする時期と同じような生き方をすると生きやすいということになります。
例えば、今あなたがゲーマーさんのスコアが一番高いのであれば、「気持ちの上で高校生みたいな生活」が送れるように環境を整えるというのが幸福度が高くなるカギでしょう。
ゲーマーさんは「庇護のもとで好きなことをあれこれやるのが向いている」ので、自分に責任が集中するような働き方や、思考をバリバリに使うような生き方はあんまり向いていなかったりします。自分にとって適した環境を整えるための参考にしてみてくださいね。
※【注意】ただし、上記は「今の状態で幸せを感じられている場合」のみです!もし今の自分があまり好きでないのであれば、今高いスコアを強化するのでなく、別のスコアを高めるのがオススメです。
各タイプの要素
さて、この9タイプがどういう要素かということに関しても説明します。
実は、この9タイプは「3×3」の表で構成されます。
縦軸は『内向-外向』の指標、横軸は『感情-思考』の指標になります。
縦軸の『内向-外向』
まずは縦軸。これは、『自分のエネルギーを向ける先が、内向きか外向きか』ということを示すものです。
具体的に言えば、一番下の段『天使・管理人・賢者』は大多数や多くのものにエネルギーが向いていて、たくさんとやり取りする…という感じのスタイルの皆さん。
天使は、多くの人の関心を引いてたくさんの人からチヤホヤしてもらうのが向いているし、管理人は目につくものやたくさんの情報を整理することが楽しいし、賢者は目につくものすべての世話をついつい焼いてしまう…みたいなところがあったりします。
そして、一番上の段『親分・職人・研究者』は、限られた対象にエネルギーを絞って向けていくという感じです。細かく言えば、親分は「ファミリー」、職人は「成果物」、研究者は「研究対象」に向かっているという感じですね。
また、中段の『詩人・ゲーマー・観察』はその中間です。具体的に言えば、「自分の好きな世界観や興味や対象を、外界との間にワンクッション置き、それを介して世界とマイペースに関わる」というようなイメージです。
詩人は「自分の好きな世界観」、ゲーマーは「興味関心面白さ」、観察者は「観察眼や自分の好きなツール」みたいなところを使いこなして、自分のやり方で世界と関わっていくという感じです。
横軸の『感情-思考』
さて、続いて横軸の話です。
左列(「天使」「詩人」「親分」)は【感情】を元に動く人たちです。誰かのためにとか、好き!とか熱意とか熱い理想とか、そう言ったものが主な動力になるし、大きな理由になります。感情がベースであるが故、合理性や具体性がおざなりになりやすい傾向があります。
右列(「賢者」「観察者」「研究者」)は【思考】を元に動く人たちです。自分の感情よりは、「どうするのが適切か」を考えて動いたり、「どういう仕組みになっているのか」を重視する人たちです。頭が切れる反面、自分の気持ちや感情に鈍く、ついフタをしてしまいやすい傾向があります。
中央列(「管理」「ゲーマー」「職人」)については、【直感や感覚】を元に動く人たちです。理屈や思考を超えて「何となくこう思った」とか「違和感があるからやめた」とか「流れに乗ってたらこうなった」みたいなことが多い人たちです。直観力に優れる反面、疲れると何をどうしていいのかうまく処理できなくなったり、現実的なことができなってしまうことがある部分があります。
なお、「変異」レベルが高い人はこの限りではなく、どこのスコアが高くても、「感情と思考」が両立できているような部分が多分にあります。変異レベルの高い方は、各タイプの取説部分の『こんなところに気を付けて』ということが当てはまらないこともよくありますので、「変異」の部分の説明を優先して読んでいただけるといいと思います。
自分の気質のバランスを取ろう
さて、というわけで、ご自分の3×3のスコアのバランスを見てみましょう。
多くの人は高いスコアが3~4つくらいはあるようです。
それはあなたが持ついろいろな側面(例えば、仕事場ではこの気質、家庭ではこの気質、など)でもありますし、あなたという人間を多角的に理解するための要素でもありますので、うまく当てはまる部分だけ取り入れてみてください。「あなたのタイプ」の解説を読んで矛盾するところは、別の高いスコアの気質を読むと補われている場合が多いです。
さて、気質のバランスや相性についてはこれもまたとても長くなりますので、改めて別な機会に説明したいのですが、ここでざっくりとご紹介しておきたいのが
縦横列の3列、それぞれスコアが高い部分があると、バランスが取れやすい!
ということ。
特に横列の『感情・直感・思考』のいずれにも高いスコアがある状態だと人間はとても生きやすくなるようです。
「感情列ばかり高いスコアだ」という人は、思考列のどこか一番高いスコアを鍛えてみるといいでしょう。具体的には、地に足のついたことをやるとか、興味関心をじっくり突き詰めてみるとか、あまり人に干渉せずに部外者の視点で見てみるとか、そんな感じです。
対して、「思考列ばかり高い」…という方も、同様に感情列を鍛えてみましょう。具体的には、「損得抜きで役に立たないことをやる」「感情的に気の向くまま好きなことをやってみる」「現実逃避する」「一人で好きなことをたくさんする時間を作る」「自然に触れたり運動したりする」みたいな感じです。
さて、いかがでしたでしょうか。
まだまだ細かくご説明したいところが本当にたくさんありますので、テーマごとに記事を更新していきたいと思います。
自分をもっと生きたい方、自分を知りたい方はお役に立つのではないかなと思います。是非是非チェックしてみてくださいね(*^^*)