※この記事は旧ブログ「ガイドはつらいよ」を再編集したものです。
さて、ブログなどでは折に触れ「ガイドさん」についての情報を発信しておりますが、本日は「高次の存在から見た『ガイドさんの仕事』」についてお話ししたいと思います。
とはいえ、ガイドさんも本当にさまざまで、中には変わったパターンの方もいます。今回の記事は「神代の視点からみた平均的なガイドさんの姿」という感じで、お読みくださいね♪
(「そもそもガイドって何?」と言う方はこちらの「ガイドスピリット」の項を参照してくださいね)
高次の存在にも悩みがあり事情がある
さて、ガイドさんの話をする前に、「高次の存在」全般のお話を少ししたいと思います。
人間はなんとなく「高次の存在は、寛容で慈愛深くて何もかも分かっている」「困ったり悩むことなんてないに違いない」というイメージを持っていることが多いですが、実際は意外とそんなことはなかったりします。
「全知全能です」みたいな雰囲気の神様にも、個別に話を聞いてみると結構さまざまな事情を抱えていたりします。肉体がなくとも、それぞれの立場ならではの悩みや迷い、うまくいかないことなんかもあるようです。神々しいありがたいイメージはいわば「営業用の顔」というようなものなのかもしれません。
もちろん人間とは視点が違うので、人間よりも愛情深かったり寛容だったり気が長い傾向はあります。しかし、高次の存在もまた我々と一緒で「魂の修行の過程」にいる存在に過ぎないので、けして「完全」ではないのです。
ガイドは割に合わない仕事!?
さて、肝心の「人間を導くガイドさんの仕事」ですが・・・ガイドさんはみんな口を揃えて「フツーに考えると割に合わない仕事」と言います(笑)
人間というのは導くには面倒な生き物のようで、彼らが言うには
「何度も何度も同じ失敗繰り返すし・・・」
「大丈夫だっていってんのに全然信じないし・・・」
「依存したかと思えば、肝心なところで意見は聞かないし・・・」
「同じことばっかり考えて先に進まないし・・・」
「すぐ自信なくしたり背伸びしたりするし・・・」
「なんだかんだいって結局高次の言うことは信用してくれないし・・・」
・・・とのことです。
耳が痛いなと思ったのは私だけではないと思うのですが、いかがでしょうか?(笑)
また、彼らは直接人間に手を出すことに制限があるため、人間を導く時は「間接的に行う」のが基本です。あれこれ環境や情報や人を手配したり、合図やひらめきを送るというようなことですね。が!これも実はかなり技術やセンスが求められる作業です。
というのも、彼らは基本的に普段は「エネルギーだけ」で情報のやり取りしていますが、人間に何かを伝えるためには、彼らサイドでわざわざ「物理のもの」に翻訳してコチラに届ける必要があるからです。これが非常にまだるっこしいそうで、例えていうなら「言葉だけで複雑な図形を説明する感覚」に近いものがあります。
そして、忍耐力もまたガイドに必要不可欠な要素です。業務内容としては、調整するだけしたら本人が気がつくまでひたすら待つというのが基本です。同じことの繰り返しになっても、行ったり来たりしても、信じて時にはコツコツ準備したりしてきたことが一瞬で無駄になってしまうことがあっても、それでもあきらめるわけには行きません。
また、ガイド同士もけして仲良しグループではないので(感覚としては仕事仲間に近いです)、いわゆる「教育方針」の違いで意見が割れたり激論を交わしたりすることもあるそうです。
・・・さて、なんだか生々しい話を随分しましたが、なんとなくイメージは沸いたでしょうか?高次の世界での「ガイド」は、人間で言う「教師や福祉関係の職」のような、「激務の割に見返りが少なく、精神的にも消耗しやすく、よほど好きでなければ難しい仕事」という立ち位置のようです。そんな環境の中ですから、中には心が折れて、志半ばでガイドをやめてしまう存在もいるようですね。
ガイドの悩み、あれこれ
また、これまで私は結構色んなガイドさんのお悩みを聞いてきましたが、その中でもよくあるタイプの「ぼやき」をご紹介します。(※許可を頂いて掲載しています)
「あの人のところのガイドは本当にすげえよ・・・それに比べて俺はダメなガイドだ!」
「やってもやっても全然分かってくれないよ・・・無力だ・・・」
「こちらの合図が下手なのか、いっつもスルーされるんですよね・・・向いてないのかなこの仕事」
「たまに夢枕に立ったりすると、悪霊と思われて怖がられるんです、ガイドなのに」
「スピ系の本メチャクチャ読んでる割に、本人、全然肝心なことは入っていかないんだよな」
「誰かを通してアドバイスしたら本人めちゃくちゃ落ち込むんですよ。ダメ出しじゃないのに分かってもらえなくて。どうしたらこの愛伝わるんですかねえ・・・」
優秀なガイドさんであっても、落ち込んだり、自信をなくしたり、悩んだりしているようで、その様子はさながら子育て中のお母さんのようです。
なんだか意外と人間と変わらないと思いませんか?
好きだから、一緒だから、頑張れる
さて、ここまで、ガイド業の大変さをつらつら書いてきましたが、本当に大事なのはここからです。
そんな大変な仕事を彼らがどうしてやってくれているかと言うと・・結局は「担当している人間のことが好きで好きで仕方ないから」ということに他なりません。
普段はどんなに大変でも、本人が少しでも学びを得たり、成長したり、嬉しそうにしているのを見ると、心が震えるような喜びを感じ、疲れも吹き飛び、「ああ、ガイドやってて良かった!!!」と思うのだそうです。
そして、どんなに待ちの時間が長くても、頑張り続けられるのは「大丈夫、この子は必ずわかってくれる、できるようになる」という信頼があるからでもあります。この仕事を通じて多くの気づきや学びを得て、自分自身を成長させることもまた喜びなのだとか。
「大好きなこの子と一緒に成長できるなんてそんな幸せは他にないよね!!!」といった感じでしょうか。
今回の記事に関しても、高次の存在からの干渉を多分に受けながら書いていますが(笑)、けして「ガイドの苦労を思い知れ」という意図ではけしてありません。「ガイドさんもまた、立場は違えど自分と同じ不完全な存在であること」そして「損得よりも、ただあなたが好きだという思いから一緒にいてくれている」ということを理解してもらいたい、ということのようです。そう思うと、ガイドが少しだけ身近に感じられてきませんか?
目には見えなくても、我々は皆、尋常じゃないほど愛されてるんですよ、本当に(*´v`)
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さて、そんなわけで、今回はガイドの業界のお話を少しだけお届けしました。いかがでしたか?
自分のガイドさんが何を言っているのか聞きたい、お話したいという方は、カウンセリングメニューやチャネリング講座がお勧めです。気になる方はチェックしてみてくださいね!
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