こんにちは、神代です(*^^*)
当サロンでは「自分を見つめる」「向き合う」という『内観』をご紹介しておりますが…
『自分を見つめるって具体的にどんなことをするの?」と想像ができない方も多いと思います。
というわけで!
今回は具体的な事例を挙げて「スタンダードな内観の手順」をご説明します(^^♪
内観の例:「お母さんが自分の生活に干渉してきて困る」
今回は「自分の生活に、母が強く干渉してきて困る」というお悩みを例にとって内観してみます。
これは実際に、持っている方が非常に多いブロックです。
これは具体的にどういうことかというと…
・自分が母親をいつもフォローする目に合う。
・自分がやりたい仕事をやろうと思っても「そんなのは向いていないからやめなさい」と言われる。
・好きなことをやろうと思ったら母親が体調を崩してそのケアをしなければいけない羽目になったりする。
・自分のSNSをことあるごとに見て苦言を呈してきたり、干渉されたくないことをあれこれ言われる。
・いつもネガティブなことばかり言い、話しても聞く耳を持ってくれない。
・こちらがNOといってもかえって大騒ぎになるから、こちらが合わせるしかない…
といった感じです。
例えば、これによって「生活に具体的なトラブルや支障が出ている」「ザワザワして仕方ない」「やりたいことができないので何とかしたい」というタイミングがあれば、それは内観の始めどき。
お母さんをなんとかしようとか、自分の都合を何とか相手に合わせよう、とするのではなくて、『自分の中を掘り下げてみる』という方向に進むのが、内観なんですね。
内観のスタート:「自分がこの状況を作っている」という前提に立つ
さて。一般的な考えだと「困った母親をもって、どうしようもない」とか「自分の人生はいつもこういう羽目になってしまう」という風に『自分以外の外部要因のせい』ととらえます。
しかし、内観では、ここで一旦『人生のすべての事案は、自分の潜在意識が引き起こしている』ととらえます。
つまり、「母親のせいで制限されている」「人生がうまくいかない」ではなく…
「自分が頼んで母親がその役をやってもらっている」「人生が自分にこれを何らかのポジティブな理由があって与えてくれている」と考えるのです。
解説:「自分が自分の人生を作っている」って本当!?
さて、ここで少し解説です。
この「自分が自分の人生を作っている」という視点に立てるかどうか。
これがまず内観における一つ目のステップなのですが、この立場にいったん立つことがツライ!という場合もあるでしょう。
しかし、これは「だからあなたの自業自得ですよ、あなたが悪いんですよ」という意味では決してないのです。
問題が「外部要因」によるなら、振り回されるしかないですが、「自分が引き起こしたもの」とすることができれば「自分次第で変えることができる事案になる」のです。
なぜなら、人間が変えられるのは自分だけで、相手や環境を変えることはできないからなんですね。
ですから、「自分のせい」という意味合いというよりは、「物事を解決に導ける一つのテクニックとして、一旦そういう仮説に立ってみる」と捉えるとよいのではと思います。
ブロックを特定してみよう
それでは「自分が頼んで母親がその役をやってもらっている」という前提に立ったら、「何のために母親にその役を頼んでいるのか?」という視点から、ブロックを掘り下げていきます。
実は、身近な人との間のブロックは、大部分がこの3パターンのどれかに当てはまります(ほとんどの方が、複数に該当します)。
どれかに該当しそうなものはないか、ちょっと考えてみましょう。
①愛情表現である:
それをしてもらうことで愛を確かめている
②実はこれをされることでメリットを得ている:
例えば、これを何かの理由にしている、この問題にかまけて都合の悪いことから目をそらしている、この体験そのものを実は楽しんでいる、必要な学びとして進んで経験している等
③相手が自分の鏡になってくれている:
「自分が誰かに同じことをしている」ことを実演してみせてくれている
では、上から順番に解説していきますね!
①愛情表現である
実は、「干渉」などの「ネガティブなつながり方」が【愛情表現のテンプレート】になっている人はかなり多いんです。
「そんな心地よくないものが愛情のはずはない!」と思うかもしれませんが、実は、人は「自分が親にされたことを愛情だと無意識に解釈する生き物」。
例えば、親に過干渉にされた子は、それを嫌がりながらも「干渉される=愛」だととらえます。親が忙しく、物を買い与えられることで愛情を示されて育った子は、「ものを買い与えること=愛」だととらえます。
そして、それに苦痛や寂しさを感じたとしても、それがかえって「これだけ苦しいってことは、それだけ相手のことが好きなんだ!」というように、「自分が必要する強い刺激」として潜在意識がとらえることも多いのです。
それゆえに、「もっとこの感情で人とつながりたい」「この感情を味合わせてほしい」と潜在意識が求め、その状況を引き起こす…という場合があるんです。
人は、自分の【愛のテンプレート】を普段は自覚しません。それが当たり前のものとして生きているので、その特別性を意識することができないのです。
しかし、こうしたテンプレートは、大切な人との関係性で必ず再生されます。
例えば今回の例であれば、『干渉されるのが愛だと思っている』テンプレートを持っているのなら、自身もまたパートナーや子供や親しい友達に、「ついつい干渉した」「不当に干渉された」というトラブルを抱えていたりすることも多いのです。
というわけで「身近な人や大事な人間関係でいつも現れること」は、「もしかしてこれで愛情を確かめているのではないか?」という視点で疑ってみるといいでしょう。
②これをされることでメリットを得ている
②については、この文章を読んだだけで結構ドキっとされる方も多いと思います(笑)
例えばメリットを再掲すると、こんな感じです。
・これを何かの理由にしている
・この問題にかまけて、本当にやらなければいけないことから目をそらしている
・この体験そのものを実は楽しんでいる
・必要な学びとして進んで経験している
この場合について最も多いのは「自分の本当にやるべきことに向き合うのが怖いから、あえて『邪魔をしてもらっている』」というパターン。
「失敗するのが怖いから、挑戦自体ができないように、無意識に自分で仕向けている」というのは実はブロックあるあるのひとつです。
挑戦してもし失敗したら、生きていけない…。だけど、母親が邪魔してくれていたら、チャレンジしない理由にできる。そして、チャレンジして失敗しても、「母親のせいで」自分の実力が出せなかったという理由にできる。
実はこういう思いがある場合も非常に多いんです。
これをお伝えすると、「自分はなんてずるいんだ…」と恥じ入るクライアントさんもいらっしゃるのですが、恥ずかしがる必要はありません。
なぜなら「人間とはとにかく自分と向き合うのが恐ろしい生き物」。それは人柄とは関係なく、本能の部分であると言っていいと私は感じています。
そして、相手であるお母さんも、喜んでその役を引き受けてくれている部分があるので、誰も辛い思いはしていないのです。
ですから、もしこのブロックに気づいてショックを受けてしまった場合も「そうか、今まで気づかなかったけど、準備ができるまでの間、お母さんに守ってもらってたんだ!ありがとう!」くらいの感覚で捉えるといいと思います。
③相手が自分の鏡になってくれている
さて、自分が人にされて嫌だなと思っていることは、「自分が誰かに同じことをしている」ことを実演してみせてくれているという側面があります。
実はエネルギーの世界では、必ずどのエネルギーも「循環」しています。自分が誰かにしたことは必ず自分に戻ってくるのです。
そのルールで考えると、「人に過剰な干渉を受けている」ということは「自分が人に干渉している」ということに他ならないのですね。
ですから、相手がその役をやってくれることで「あなたもほかの人にこんな振る舞いをしていて、ほかの人は今のあなたと同じように感じている」ということや、あるいは、「あなたがあなた自身に対して過干渉(自分のやりたいことをあれこれジャッジして、抑えつけている状態)」ということを知らせてくれている場合があるのです。
ということで、自分がネガティブな思いや体験をした場合は一度「同じようなことを人や自分にしていないか」ということを振り返ってみるといいでしょう。
また、見落としがちですが、自分は干渉されていると思っているけれど、当事者(この場合はお母さん)からみると「あなたのほうが過干渉に見える」という、相互干渉になっている、という場合もあります。
また、単に「過干渉」という部分ではなくて「相手も求めているけれど、やりすぎている」「踏み込み過ぎて相手に煙たがられている」「相手のプライベートを何かの部分で侵害している」というような『構造的な一致』がみられることもありますので、広くとらえてみてください。
ただ、この部分の見つめ方はコツがいるので、少し難しいです。
あまり厳密に考えすぎず、「同じことを人にやってるかもな」「周りの人に同じような気持ちを味合わせてるのかもな」くらいの感覚で、考えてみてください(やりすぎると必要以上に自分を責めたりしてしまう場合があるので、あまり深追いはしなくて構いません)。
もしも思い当たることがあっても、その場合も自分を責める必要は全くありません。あなたが誰かに干渉していたとしても、それは相手にとって「誰かに干渉されることでしか得られない学びが必要だったから起きている」というだけなのです。
ですから、必要以上に責任を負うことなく『じゃあ、これからはどうしたいか』を考えるようにしましょう。
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この記事は長くなるので、2回目に続きます(^^♪
次の記事はこちら:~「過干渉な母」をテーマに内観してみた②~大事なのは「これからどうしたいか」~