※この記事は「過干渉な母」をテーマに内観してみた①の続きです。
まだお読みでない方は、そちらからご覧くださいね!
こんにちは、神代です(*^^*)
さて「干渉してくる母親がいる」という場合を例にして、どんな風に内観を進めるかという一例のご紹介をさせていただくこのシリーズ。
前回は『ブロックを掘り下げてみよう』というところまでやってみましたが、今回の記事では「手放して、これからどうしたいかを考えていこう」と言う部分からのお話です。
ブロックが特定出来たら、手放そう
さて、前回の記事のような視点で考えてみて「ああ、これかも!」とドキッとすることがあったら、それがあなたのブロックです。
自分一人でやっていると、ブロックを正確に特定することが難しかったりすることも多々あるのですが、「ギクッとした」「そうかもという納得感があった」みたいな感覚が多少なりともあれば、とりあえずはそれでOKです。
さて、内観ではこの「自覚」がとても大事です。
「自覚」とは自分がどんなブロックを持っているか、それがどんな機能を果たしているのかを認識すること。自覚するだけで腑に落ちて、ブロックが外れるというケースも多いんですね。
ここでもし「でも、だって」が出てきて進めない場合は、消化されていない「怒り」があることが多いので「怒りをしっかりと感じる」ということをまず行いましょう。何か「干渉されてすごく嫌だった」という思い出などがありそうなら、それを思い出してしっかり怒るのもいいでしょう。
(※「怒りの感じ切り」に関しては、こちらのブログ記事を参考にしてください)。
ここで多少なりともすっきり感があったり、大きく心が動いたり、涙が出るなどの反応があれば、先に進んでみましょう。
これから「どう繋がりたいか」を考えよう
さて、ブロックとは多くの場合「愛がもらえていない!」という解釈によって起こるもの。
ですが、実際には「愛はもらえていたけど、自分にとって嬉しくないカタチ(干渉)をとっていた」というだけなんですね。
というわけで、大事な人との間にこのようなブロックが判明した場合は…
「じゃあ、これからはどんな形で愛情を貰いたいのか?」ということを考えてみるようにしましょう。
ブロックがあると「それが嫌だ」「これを取り除きたい」という感覚になることが多いのですが、そうではなく「妥協なしに望むならどうなるのがいいのか」という視点で自分の望みを明確にしてみます。
例えば『これからは干渉ではなくて、「信頼」「安心」「見守る関係」がいい!』と決めたとしましょう。
そうしたら、それでお互いがつながっているようなイメージを頭の中で描きます。
ここで大切なのは、「相手がそうしてくれる」というよりは、「自分からそれをして、そしたら相手もそれを返してくれる」という、対等にお互いにそれをしあっているというイメージを持つことです。
行動して現実化させよう
さて「どうなりたいかという像」が定まったら…続いて「実際に相手に対して行動を起こす」というのが非常にオススメです。
これは、単にイメージを思い描くだけよりも、実際に行動に起こしたほうが、「現実化」がしやすいから。
というわけで、今回の「信頼で繋がりたい」というイメージであれば…「既に相手と自分は信頼で繋がっている」という前提で、それを相手に伝えたりするようなことをしてみましょう。
例えば…
『メールで相手に「いつも信頼してくれてありがとう」と伝えてみる』とか
『相手が否定するだろうと思って言わないで置いたことを勇気を出して言ってみる』とか
そんな感じです。
勇気がなかなかでない場合は、出来る範囲の小さなことからで大丈夫。動いてみたら、新しい気づきや視点の変化があるかもしれませんよ。
問題が起きたなら、外側ではなく自分の内側を探してみよう
さて、長い記事になりましたがいかがでしょうか。
今回の内観の手順をざっくりまとめると、こんな感じです。
①内観のスタート:
外部要因のせいにせず、「自分がその状況を作っている」という視点に立つ。
②ブロックの特定:
大事な人との関係性の中のブロックの多くは、①愛情表現、②メリットを得ている、③相手が自分の鏡になっている、の3パターンがあるので、どれかを考える。
③ブロックの手放し方:
自分の持つブロックを自覚する。腑に落ちない場合は、怒りなどの感情を感じ切ってみる。
④理想の関係を考える:
過去のパターンにとらわれず、「どう繋がりたいか」を具体的にイメージする。
⑤行動して現実化:
望む関係性を築くため、小さな行動から実践し、変化を生み出していく。
さて、何か参考になる部分はありましたでしょうか。
今回はあくまで参考までの一例なので、全てのブロックがこの手順で外れる訳ではありませんし、細やかな部分には対応しきれていないのですが…この記事で、なんとなくでもイメージを掴んでいただけたら幸いです。
とはいえ、ブロックとは自分の主観からはなかなか見えないもの。一人ではどうしても難しい部分があります。もしお手伝いが必要なことがありましたら、どうぞマゼンティークに遊びにいらしてくださいね(*^^*)
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