「先祖代々伝わる秘伝の○○」~親子関係での悩みとブロック~

※この記事は、旧ブログ「先祖代々伝わる秘伝の○○」を再編集したものです。

さて、今回のタイトル「先祖代々伝わる秘伝の○○」ですが・・・○○に何が入ると思いますか?

タレ?奥義?

違います!

正解は・・・

「ブロック」です!!

というのも、ブロックというものは、代々親子間で引き継がれていくモノだからです。

と言うことで今回は、「親子とブロック」と言うテーマのお話です。

自分が親にされたことを子供に引き継ぐ

例えば「子供には厳しくする」というタイプのお母さんに育てられた人は、自分が家庭を持ったときにやはり子供に厳しくしてしまったりします。
これは「厳しくしないと愛情じゃない」「愛しているなら厳しくするべき」という母親の観念がそのまま引き継がれているからです。
また「自分の子供が厳しいしつけに耐えられないと腹が絶つ(自分は子供時代、厳しくされるのに耐えることをしてきたので、それをしてこない人を見ると「楽している」と思って腹が立つのですね)」みたいなことが起きたりします。

わかりやすいようにあえて強い言葉で仕組みを表現すると・・・
①自分が子供のとき、「親に従うしかない」状況にあるので、多くの場合親のルール(いわばブロック)をいわば「押し付けられる」ことを余儀なくされます。
②「親のルールを押し付けられた」ことによって「こうしないといけないものだという常識」や「これはしたくなかったのにさせられたというトラウマ」が出来ます。
③そして、自分が親になったときには「子供に家庭のルールを強いることができる環境」になるので・・・
「こうしないといけないという常識」はそのまま適用されますし・・・
「これはしたくなかったのにされせられた」ということに関しては、真逆のことをしようとする。

・・・と言うような感じです。

前者については、例えば「小学生までは10時に寝るのが当然」という常識のもと育った場合は、自分の子供にも当然それをさせたくなってしまいます。後者については、例えば「経済的な理由で、親が必要なものを与えてくれなかった」というトラウマがある場合は「自分の子供にだけは、何を犠牲にしてもいいものを与えよう!」とする・・・・と言うようなことです。

後者に関しては一見よいことのように見えますが、そうとも限りません。案外、「当のお子さん本人はそれを望んでいない」という場合も実は多々あるからです。そしてブロックがある場合、本人が必死になりすぎているためそれに気がつけないことも多いです。子供時代、親は良かれと思ってやっていたみたいだったけど自分は嫌でガマンしていた」ということ、きっと誰にでもありますよね。そう言う形で無意識に引き継ぐというケースは非常に多いです。

そういう理由で、お子さんがいる方については・・・

「今の自分が家庭の中で大事にしているルール」「自分が子供にどうしてもしてあげたいと思っていること」をそう言う観点で省みてみるといいでしょう。思わぬところにブロックが見つかったりするかもしれません。また、お子様との関係性でお悩みなどがあったときには、自分の親との関係性を振り返ってみるのもいいですね。ブロックを持ち越したくないのであれば、「自分の番のときに手放して開放する」しかないので、まずは「気がつく」ことがとっても大切です。

そんな中「子供時代にこれに傷ついた」というような思い出を思い出した方は、自分をけして責めることなく「そうだよね、あの時は辛かったよね~、よく頑張ったね、えらいね、よしよし」と時間をかけて、小さな頃の自分を慰めて優しくしてあげるようなイメージを持ちましょう。それだけでも、ブロックは軽くなりますからね(*´v`)

家族の「面倒くささ」は学びの宝庫

さて、ここまで散々、まるで家族が呪いのシステムであるかのように書いてしまいましたが(笑)でもそれを補って余りあるほど、家族というのはやっぱりいいものだと私は思っています。

なぜなら、お客様の家族にまつわるブロックを解除していると、「嫌で仕方なかった!」「家族なんて面倒だ!」「許せない!」を通り越して出てくるのは・・・

「親に喜んで欲しかったからガマンした」
「親が傷つくと思って言えなかった」
「親にほめられたかった、愛されたかった」

つまり「お父さんお母さん大好き!!」という強い感情であることが多いからです。「そこまで傷ついてもやっぱり相手のことを嫌いになれない」というすさまじい愛情の裏返しなのですね。

そしてご両親が当時何を考えていたのかをチャネリングで下ろしてみると・・・大体「自分も親に同じことをされたので」「良かれと思ってやっていた」「子供に甘えてしまっていた」「好きすぎて素直に言えなかった」みたいなことが多く、少なくとも本人のことをどうでもよいと思ってやっていたわけではないということが多いのです。

傷と言うのは、けして愛情がないからではなく、愛情の入れ違いから起きているのですね。

人間関係と言うのは非常に手間のかかる面倒なものでありますが、最後に出てきた物凄く純度の高い愛情のエネルギーに触れたりすると、やっぱり家族ってすごいなあ・・・、と私はいつも思うのです。そして、もっと奥深くのレベルで物事を見ると「互いに必要なブロックを外しあうために、そのような組み合わせで生まれてくることに決めてきました」ということも多々あるのです。家族は絆が深い分、非常に深いレベルでの学びあいが設定されているのですね。えてして「面倒くさい」「つらい」と思う度合いが大きいほど、学びは非常に大きかった利します。

面倒かもしれませんが、こういうことができるのも、人間である今のうちなんですよ。案外悩むことを楽しむくらいの態度でいいのかもしれません。だって、必ずそこには愛と学びというギフトが隠れているのですから(*´v`)

・・・ということで、サロンではブロック解除ワーク(※現在は「気づきと手放しのワーク」に名称変更しました)を行っています。ご興味のある方は是非チェックしてみてくださいね。

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