※この記事は、旧ブログ「子供に失敗をさせよう」を再編集したものです。
カウンセリング等では、お客様からお子様に関するご相談を受けることがあります。
よくあるお悩みのひとつとしては「子供が心配でしょうがない」「色々言っても言うことを聞いてくれない」「あの子はこのままで大丈夫なんだろうか、将来が不安でたまらない」等というようなものです。
この記事では、これらのお悩みについてのひとつのヒントをお伝えします。
子供を「信頼」していますか?
そのようなお悩みがある方に共通する要素として、「親のほうで子供が失敗しないよう、ついつい手回しをしてしまう」「口を出しすぎてしまう」という傾向があります。
親心として、「少しでも苦労させたくない」「つらい思いをさせたくない」「安定した幸せを掴んでほしい」という思いがあるのは、ある意味当然のことかもしれません。ただ、子供はその愛情を別な解釈で受け止めていることが多々あります。
親のほうは「子供に失敗(大変な思い)をさせたくない!幸せでいて欲しい!」と思っているつもりでそのような行動をしていても・・・
子供は潜在的に
「親は『失敗してしまうような子供を持ちたくない』と思っているんだ、自分が足りないから口うるさく言うんだ」と思ってしまったり・・・
「自分を信頼してくれてないんだ」と感じたり・・・
「親は自分を理想の子供にむりやり仕立てようとしてる・・・本当の自分を見てくれないんだ」と感じてしまったりするのです。
そうなると子供と親の間に見えないズレが生じ、「頑張っているのになんだか関係がうまくいかない」ということが起こるのです。
子供には失敗をする権利があります
子供には子供の学びがあります。人は「自分の体験を経て、腑に落とす」ことでしか、本当の意味で物事を理解することが出来ません。なので「自分で選択して失敗する」という体験をしていないと、「失敗」から学べることの多さもわかりませんし、「成功体験」に対しての喜びやありがたみもいまひとつ感じられなかったりします。
つまり「失敗する経験をさせないようにしてあげる」ということは、あえて強い言葉で言い換えれば「子供の学びを奪っている」「子供を制限している」と言うことにもなるのです。
見ていて歯がゆいこともあるでしょうが、お子様のことで気になることがあっても、なるべく放っておいて、遠くから見守ってあげましょう。そして存分に失敗の経験をさせてあげましょう。そして子供の行動によって起こったことは、最大限、子供自身に責任を取らせるようにしましょう。
不安で仕方ないかもしれませんが、子供に何かがあったとしても、それは「起る必要があって起ったこと」であり、また、「本人にそれを乗り越えられる力があるから起ったこと」でもあるのです。
悩んだり苦しんだり失敗するのも個人の権利のひとつです。勇気を出して、一人の人間として尊重してあげられたら、とてもいいですね!
子供は自分の鏡である
また、お子様に関して悩みがある場合、「そんなことより自分と向き合ったほうがいいよ」というサインであることが非常に多いです。
子供のことで非常に心を動かされたり、平常心が保てないほど動揺するようなことに関しては大抵の場合、「ご自身の未解決の問題」や「ご自身が親との関係で生じたブロック」などを、そのまま子供に投影しているからです。お子様はいつも鏡となって「自分の未解決の宿題」を親に見せてくれます。子供に対して激しく何かを感じたときほど「自分は何を恐れ、何に執着しているのか」を掘り下げてみるようにするといいでしょう。
とはいえ、自分の姿は自分ではなかなか分かりにくいのが人間です。そして、人間は相手が大事な存在であればあるほど、冷静な判断が難しくなってしまいがちです。それもまた学びですので、決して弱いことでも悪いことでもありません。
ただ、同じことの繰り返しはもう疲れてしまった、どうしていいかわからない・・・と感じたときは、お手伝いさせていただきますので、サロンにいらしてくださいねヽ( ´_`)丿
ご家族のことも含めてですが、対人関係の特定のお悩みがある場合は、カウンセリングよりもブロック解除の方が効果が高く、オススメです。カウンセリングはお話をするだけですが、ブロック解除は「自分と向き合い、上記で挙げたような未解決な問題を手放す」ことに特化しているためです。
一度のブロック解除で全て解消することはできませんが、一度のワークだけでも結構わかりやすく効果が出ます。「体験後は子供にガミガミ怒ることがなくなった、不思議と腹が立たなくなった」・・・とおっしゃってくださるお客様もいますよ(^-^)
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