こんにちは、神代です(*^^*)
さてさて、今回は、スピリチュアル業界では割と当たり前に扱われがちな「前世」のお話。
「前世」とは、「今の人間として生まれる一つ前に、送っていた人生(人間でないこともあります)」を主に示します。今の人生より以前の人生のことを全体的に「過去世」と呼んだりもします。
さて、この前世に関してですが、結論から言うと…私個人はこの「前世」をあまり重要視していません。
その理由としては、前世は内容が簡単に塗り替わったりするので、「絶対のもの」として信じるにはちょっと弱いということ。
そして、それが「本当に過去世の自分なのか、物理的に確認しようがない」ため、信頼性に欠けることからです。
(※ちなみに、前世と同様に、カルマ(過去世などから引き継がれた、自分の果たすべき役割や、解消するべきペナルティみたいなもの)も、だいたいこれと同様に考えています。)
私自身も、一時期は自分の過去世をめちゃくちゃ細かく特定しようとしていたこともあったのですが、結局は「いくらそうだと思っても、結局は確かめようがない」という結論に至ったことと、「それをし過ぎると心が現実生活からどんどん離れて、自分のスピリチュアル世界に籠ってしまいやすい」と思うに至りまして…
今では、前世や過去世を超重要なものとして取り扱うことはあまりしていません。
前世を活かす方法
さて!
だからと言って、前世に全く意味がないと思っているわけでは決してありません。
前世の情報は「今の自分」という存在を象徴的にとらえるのに非常に便利なツールでもあるんですね。
なので、前世の自分に照らし合わせると今の自分の特徴や課題みたいなものを知ることができる場合は結構あります。
例えば「前世で、人のために一生懸命尽くしたのに、結果裏切られて、死んでしまった」みたいな情報を得た時には・・・
今現在の自分が『尽くしても尽くしても報われないというブロックを持っているのかも』という理解につなげることができるんです。
ここで「前世に裏切られるそんな目にあったんだから、今の自分が人に対して不信感が強いのは当然だ、仕方ない」と考えてしまう方もいるのですが、そうなると
「前世に合った出来事は今の自分にはどうしようもない→自分で解決するのを諦め、前世のせいにしてしまう」という考えになってしまい、その結果「不信感」のブロックがさらに強固になってしまうことになるので、それはあまり生産的ではないかなと感じています。
そういうわけで、前世の情報はあくまで、前世が主体のものではなく、今の自分を主体に捉えていただくといいと思います。
「今現在の自分の持っている特徴やブロックが投影された、『一つの比喩』」くらいに捉えていいのではと言うのが私の考えです。
また、その一方で「自分の前世に関する情報でも、興味深く思ったり納得感があったりして、その結果、現実が生きやすくなったり、楽しさや嬉しさが生まれた」みたいなものはどんどん楽しんで受け入れていただいていいと思っています。
例えば、霊視などしてもらったときに「自分はインドがやたらと好きなのだが、前世はインドの生まれだと言われた」とか「自分は音に敏感な部分があるが、前世は目の見えない人だったと言われた」などして、「なるほど」とか「不思議な嬉しさを感じた」みたいな感じですね(*^^*)
前世の情報は前述したとおり、確実にそうだったという保証はないものですが、それがあなたの人生を楽しく豊かなものにするのであれば、どんどん信じて構わないと思います。
前世と付き合うポイント
さて、まとめますと、前世の情報と付き合うポイントとしては
・前世の情報はあくまで「参考」として付き合い、深追いしすぎないほうが良い
・その上で、今の自分が幸せに生きるのに役に立ちそうなものは信じて活かす
・ネガティブな気持ちになったり、縛られてしまうようなものは、あまり鵜呑みにしない
と言う感じでしょうか。
さて。
スピリチュアルをやっていると「この世には高次の世界や前世や霊が存在するんだ!」というところをいつも前提にしたくなりがちですが、でも、実際のところ、この世に確かに存在すると確認できるのは自分という「意識体」だけです。
あとは、過去も高次の世界も現実の世界も、すべて、自分が見ている幻影というか、VRみたいなものというか、結局は実体があるか確かめようがないものなんですね。
そういう意味では「前世」というのはある種、設定のひとつだと私は思っています。
あるというよりも「自分にとって、あることにしているもの」。
そういう意味では、ガイドスピリットも、高次の世界も、周囲の人間も全てそうです。
だからこそ、振り回されずに、あなた自身が生きたいと思う人生にとってプラスになるように、上手に付き合ってもらいたいなあと、思っています(^^♪