痛みは教師である~悩みや問題を解決するには~

※この記事は、旧ブログの「痛みは教師である」を再編集したものです。

生きていると「痛み」を避けることはできません。
悩みや問題、悲しいことや腹が立つこと、思うようにいかないことも人生にはたくさんありますよね。時には打ちのめされて、どうしていいかわからなくなるようなこともあるかもしれません。

今回の記事では、そうした「痛み」のスピリチュアル的なひとつの解釈と、向き合いかたのヒントをお伝えします。

「痛み」は大事なことを教えてくれるセンサー

誰であっても、痛みを感じることは嫌なものです。ですが、痛みはいつも大切なことを教えてくれます。

痛みを感じることではじめて
自分が何にこだわっているのか…
何を大切にしているのか…
人に何を求めているのか…
自分の何を裁いているのか…
そんなことが見えてくるようになるのです。

つまり、「痛み」というのは、『本当に大事なものやもう自分にいらないものをはっきりさせるチャンスだよ!』というセンサーが鳴っている状態でもあるのです。

また、人間は誰でも内面に「傷」を無数に抱えて生きています。しかし、普段はそれに気づくことができずにいます。
傷は癒されるときを待っています。しかし、人間は自覚していないものを癒やすことはできません。痛みを感じて、自覚することで、初めて「癒やす」事が可能になるのです。

別の角度から言えば、「痛みを感じるような出来事が起きる」というのは『潜在的なその傷を癒せるようになるだけの準備が整ったから、痛みを感じて傷が浮かび上がるようなエピソードが起きた」ということなのですね。

つまり…痛みを感じるときは『癒やしのチャンスタイム到来!』『ようやく手放せる時期がきたよ、やったね!!』ということでもあるのです。

多くの痛みは合意の上で起きる

また、もっと潜在的なレベルを見ると、急なハプニングや対人的なトラブルなど「痛みを起こす原因になったこと」は、多くの場合、自分から進んでお願いしてやってもらっていたり、合意の上で行われていたりするという側面があります。

つまり表面的には痛がっていても、潜在意識ではそれが自分に必要であることを知っていたりします。
また、状況によっては、痛みで相手と繋がることを喜んでいたり、痛みに溺れることを楽しんでいたり・・・するということもしばしばあります。

それを思うと、「敵に見える人」も「苦手な人」も
「自分に学びを与えるため、イヤな役回りを演じてくれている人」
「自分の人生をドラマチックに演出してくれる、スパイスの役を引き受けてくれている人」…に過ぎないのです。

つまり、「実はみんな自分の味方」ということなのです。

痛みと向き合うヒント

ここまでお伝えしてきたとおり「痛み」は学びのチャンスといえます。しかし「痛み」は必ず癒さなければいけないというわけではありません。学びのチャンスをどうするかはその人次第であり、それが人として生きる上での「自由」でもあるからです。

痛みを繰り返してそれに溺れるのもまた良いでしょう。人間として生きる上でのひとつの醍醐味でもあります。今は解決できないと目を背けるというのもまた、選択としては「アリ」です。それらの経験を通さなければ分からないこともあるからです。

ただ、そんな中、「学びに変えたい、乗り越えたい」という気持ちが持てたときは・・・勇気を出して「痛みを癒やす」という選択をしましょう。

痛みを癒すために必要なことは、まず『目の前の痛みに呑まれずに、そこから離れて冷静になる努力』をすることです。
そして、外側や相手に答えを求めるのをやめて、自分と向き合うことです。
「この痛みは、私に何を訴えたいのかな?」「何に気付いてほしくて、暴れているのかな?」…と、自分で自分に問いかけてみましょう。

自分の感情を生み出しているのは相手ではなく自分です。「自分がそれをさせている」という視点で、自分の気持を見つめてみましょう。

そして「自分が欲しいのは痛みではなく、痛みを通した先にあるもっと自由な状態の自分であったり、もっと深いレベルで人と愛でつながること、信頼することだ」…と意識してみましょう。

その後、問題がどんな道筋をたどるかはわかりません。
「かえって状況が悪くなった」と見えることも時にはあるでしょう。

だけど必ずその都度、その時の自分に必要な「大切なこと」「いいこと」が与えられているということを信じ、勇気をもって思うままに行動してみましょう。いままでにしたことのない見方や、やったことのない方法を試してみましょう。そうしれば時間がかかっても、回り道をしても行きたい場所に行き着くことが出来ます。

先を急ぐことはありませんし、失敗しながら覚えていけばいいのです。全ての問題は浄化する力は十分に備わっているから出てきている、ということをどうぞ忘れないでくださいね。

 

もしも自分の力だけで向き合うということが難しいということがある時は、喜んでお手伝いさせていただきます(*´v`)どのメニューがいいのか分からないときは、お客様のガイドさんと調整のうえ、最適なものをオススメさせていただきます【メニューはこちら

ピンと来たときには、どうぞ遊びにいらしてくださいね。

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