チャネリングは食レポである~霊能者に言われたことが「本当かな?」と思ったら~

お客様から「他の霊能者にこう言われたんだけど、合ってますか?」とご質問を受けることがありますが、私はそれについて明確な回答はしないようにさせていただいています。

なぜならチャネリングには特定の正解はなく、解釈の仕方によってかなりばらつきが出るからです。

また、私から見て「明らかにチャネリングが歪んでいるように見える」と思われる場合もありますが、その場合もあんまり積極的に「それは違いますよ!」とは申しあげません。

なぜなら「歪んでいると判断している私の方が誤っている」ということも十分にありえるからです。

と言うことで今回は、「霊能者によって言うことが違う場合がある理由」や「霊能者にこういわれたけどこれって本当かな?」と思ったときに意識したいことについてお話します。

チャネリングにばらつきが出る理由

先ほど、チャネリングの内容は、解釈の仕方によって言うことにかなりばらつきが出るとお伝えしました。

その大きな理由は・・・「同一の高次の存在」に繋がったとしても、チャネラーによって①「その存在のどの側面に繋がったか」②「どう解釈したか」という部分に差が出るからです。

この辺は少しだけ専門的なお話になりますが、もう少し噛み砕いて説明します。

①「その存在のどの側面に繋がったか」

例えば、人間でも、仕事の相手と話すときと、家族と話すときの態度や表情などが全然違うように、接する相手によって違った顔を見せますよね。

それと同様に、高次の存在も「観測される角度」によってさまざまな顔を持っています。高次の存在はこちらよりも極端であり、側面によって、人格が別個に独立していたりもします。

そう言う理由で「こちらサイドの性質や状況や態度」に応じて、同じ存在に繋がったとしても「見え方、性質」が全く変わるということが起るようなのです。

これに関連して、チャネリングのワーク会なんかでも、複数のお客様と同じ存在に繋がってみたりすると、お客様Aさんは「女性に見える」と言い、お客様Bさんは「男性っぽく感じる」などと言うこともあります。

これも、どちらかが間違っているといわけでは必ずしもなく、「同一の存在に繋がっているが、Aさんは女性的な側面にアクセスし、Bさんは男性的な側面にアクセスした」というようなことだったりします。

(そういう理由で、チャネリング講座では「明らかに、エゴやブロック、その他の事情などにより、チャネリングが歪んでいると感知できた場合」を除いて、基本的にどれも正解として扱っています)

チャネリング講座でもお伝えしておりますが・・・チャネリング練習中の人は、くれぐれも「人と違うからと言って、直ちに自分が間違っていると思わないように」してくださいね!(*´v`)

②「どう解釈したか」

人によって「受け取りかた」と言うのは、千差万別です。
私は、チャネリングの解釈と表現は「食レポ」に近いものがあると思っています。
(「食レポ」とは、テレビ番組でタレントさんが食事をして味の感想を言う、アレです)

例えば、同じラーメンを食べても・・・
「美味しいと思う人」と「まずいと思う人」がいます。
「かつおダシが効いていると感じる人」もいれば、「かつおの風味を全く感じられない人」もいます。
また、美味しいと感じた人の中でも「『すっごく美味しい!死ぬほどうまい!』と表現する人」もいれば「『まあ、まずくはなかった』と表現する人」もいます。
味について表現する中でも「『美味しかった』とだけ言う人」と「『麺が濃厚なスープに絡んで、スープには深みがあるがくどさはなくて飽きが来ない。毎日3食、食べたいほど美味い』と言う人」もいます。
でも全員同じラーメンを食べているのです。

チャネリングもエネルギーでの会話を、ムリヤリ日本語に翻訳しているのに過ぎません。

食レポのように「味覚で感じたことを言葉に置き換える」のと同様、「自分がエネルギーで感じたことを言語に置き換える」過程でそのような違いが色々と出てくるのです。

したがって、「同じお客様の同じガイドさんの同じ側面」に正しく繋がっていたとしても、チャネラーによって
「注意したほうがいい、と言っています」
「今すぐ生活を改めよと警告しています」
「ちょっとハプニングがあるかもしれないけど動揺せずにいるんだよ、と言っています」
「そのままでいいそうです(近いうちに失敗しそうだけど、本人の学びになりそうだし、ガイドさんもそのままで大丈夫って言ってるから、こう伝えよう)」
というような伝え方の違いが出たりするわけです。

ちなみに、伝え方の違いが出るポイントは、チャネリングする側の「性格や価値観」「繋がる先の高次の存在との相性」「その話題に関連するブロックの有無」「語彙力・説明力」「引き出しの多さ」かなあと個人的には思います。

霊能者のところに相談に行くときには、そういう部分をチェックしていくといいかもしれませんね。

 

「これって本当に正しいの・・・?」と思ったときに意識したい2つのこと

ということで、チャネリングの情報については「合っているかどうかの厳密な検証は難しい」と言うのが正直なところだと思います。

ですが、ここで「何が合っているかどうか」よりも意識していただきたいことが2つあります。

①第三者に質問している時点で、既に答えは出ている

一つ目に、第三者に質問しているということは、内心、自分は『違うんじゃないか』と思っているのではないかということです。

スピリチュアル情報には絶対はなく、個人差があります。違うとあなたが思っているのなら、あなたの中ではそれが正解なのです。自分の気持ちにOKを出して、「ああ言われたけど自分は違うと思っている」と感じることをご自身に許してあげましょう。他人に許可を貰う必要はありません。また、もし「違うと思っていても本当は合っている」ということなら、いつかそれが分かるときが来ますので、答えをすぐに出そうとしなくても大丈夫です。手放して流れに任せましょう。

②全てのことは必要があって起きている

2つ目には、「その霊能者の言うことが合っていようと合っていまいと、その時にそれを言われる必要があったという事実」です。

霊能者に引き合わされるということは必ずしも「高次のメッセージを正確に受け取らせるため」という意味とは限りません。

例えば「スピリチュアルに頼らず、自分の頭で考えられるようになるために」という場合や、「自分の感覚と違うことを言われても、自分の方を優先できるようになるために」という場合など、色んなパターンが考えられます。

納得できないことを言われても、けしてあなたを攻撃しているわけではなく「それを投げかけられて自分の頭で考える」という経験が必要であるからこそ起きた、という視点を持つといいでしょう。

また極端な話、「デタラメなことをいう霊能者に引き合わせないと分からないことを学ばせよう」ということもありえますので、「スピリチュアルが自分より出来そうな人だから」という理由だけで手放しに鵜呑みにはせず、「自分の頭」でよく考えて判断するようにするといいと思います。

また、分からないことがあれば霊能者の方ご本人に、積極的に質問をするようにするといいと思います(ご本人に問題がある場合は、質問したときのリアクションでなんとなく分かるかなと思います)。

さて、あくまでもスピリチュアル情報は「生活を豊かにするための道具」であり、「視点を変えた場所からもらえる参考意見」に過ぎません。くれぐれも、振り回されて奴隷にならないように気をつけましょうね!

また、当サロンでは、高次の存在とお話できるようになりたいという方向けの「チャネリング講座」も行っています。ご興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね(*´v`)

 

追記:2022.12

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