こんにちは、神代です!
さて、あなたは大切な人(配偶者、パートナー)との関係に小さなモヤモヤやイライラを感じていませんか?
生きていると誰しもが抱えることのある「パートナーへのモヤモヤやイライラ」…これは、一見イヤなものに見えるかもしれません。ですが、それを適切に扱えばお互いの関係をもっともっと豊かなものにすることが出来るんです。
というわけでこの記事では、それらをどう取り扱っていけばいいのか、そして、より良い関係を築くためにどうしたらいいのか…という方法を紹介します。
イライラするのは、「察してほしい」前提があるからかも?
実は人間関係に「イライラがある」というのは…実は、当たり前!
「えっ、仲良さそうなあの夫婦は、そういうのないんじゃないの!?」などと思うかもしれませんが、そういう二人であっても、付き合っていくうちに必ずイライラやモヤモヤは生じるんです。
なぜなら人間はみんな一人一人違うから。
どれだけ人格者でも、どれだけ思い合っていても、考えや価値観には必ず違いがありますので、そこにズレが生じない訳はないんですね。
あなたの中には「自分のことが大事なら察してくれるはず・気づいて自分から動いてくれるはず」という考えはありませんか?
繰り返しになりますが、何をしてほしいか何をいいとするかはその人によって違うので…
してほしいことがあるなら伝えなければわからないし、相手の気持ちも聞いてみなければわからないのです。
例えばあなたが「何でこんなに忙しいのに手伝ってくれないの!」と思っていたら、相手は「忙しそうだから声をかけて邪魔しない方がいいかな」と思って手伝いを控えていた…というようなことって、ものすごくたくさんあるんですね。
というわけでまずは…
「愛している=察してくれる・わかってくれるわけではないこと」
そして
「自分の思い通りに動いてくれないからと言って、自分を愛していない訳では決してないこと」
をまずはしっかり理解しましょう!
「察する」ではなく、「伝える」&「聞く」
先に書いたとおり「察し合い」は誤解を生むことがあります。ですから、関係をさらに育んでいきたいのなら、必要に応じて「伝える」&「聞く」姿勢を持つことがとても大事です。
自分が相手の役に立ちたい時には…
「これをしてほしいに違いない」と思って動くよりは、
○「あなたのためにこれをしたいんだけどいいか?」と確認をする
〇「あなたのために何か役に立ちたい。何か手伝えることはあるか?」と指示を仰ぐ
のがオススメです。
相手に何かを求めるときには…
「なんで察してくれないの?」「自分がいけないのか?」と内側で悶々とするのではなく、相手に伝えて、相手と一緒に解決できるようになるといいでしょう。
伝える時のコツは二つあります。
まず一つ目は「状況もセットで伝える」こと。
「家事をもっとやってほしい!」とだけ伝えるのではなく…
「私は今週仕事が忙しくて、家事をする余裕がない。気持ちにもゆとりがなくて、悲しい気持ちになっている。家事を分担してもらいたいと思っている」というような感じです。
二つ目のコツは「伝える&聞くをセットにする」こと。
「家事をもっとやってほしい!」→わかった?だからやってね!
という展開ではなくて
「家事をやって欲しいと私は思っているんだけど、あなたは状況はどう?今仕事が忙しかったり、心にゆとりがなかったりする?」
「今の私の意見について、何か思うことはある?」
という感じで相手の状況と意見を聞きましょう。
私たちはついつい伝えるときに「伝えて終わり」にしてしまいがちです。ですが、「聞く」ことをされないと、相手は「押し付けられている」「否定されている」と感じてしまいます。
そうなると、結局うまくいかないで問題がそのままになったり、状況は解決してもしこりが残ったりすることが多いんですね。
意外かもしれませんが「状況」を話して伝えるというのも非常に大事です!
意外と、自分の状況って人から見ると分からないモノ。何も問題がなくても、自分と相手の状況をお互いに伝えあうようにしておくだけでも、ずいぶん余計なすれ違いが生まれにくくなりますよ。
話し合うコツは「自分自身で思いを整理しておく」こと
さて、話し合うのがオススメですよ…とここまで書いてきましたが、実はその前にしてほしいことがあります。
それは、まず【自分一人で自分の思いを整理する】こと!
というのも、モヤモヤしているときって意外と人は「相手にどうしてほしいか」が明確になっていないんですね。
その状態で、それをそのまま相手にぶつけると、話が長くなってしまって相手に何が言いたいのか伝わらなかったり、相手を責めるトーンになってしまったりしてしまいがち。そうなると、せっかく話し合ったのにいい結果につながらないんですね。
というわけで、話し合う前に自分の気持ちを紙に書くなどして、しっかり整理しましょう。
ここで、整理のための3つのステップをご紹介したいと思います。
ここでは例として、「配偶者が家事をやってくれない」という場合で考えてみましょう。
ステップ1:ストレスに感じている相手の「行動」を整理する
どういう行動がイヤなのかをまずは明確にします。
ここで大事なのは、「客観的な事実」だけにフォーカスすること。
例えば「相手が非協力的」「自分を大事にしていない」というのは主観に過ぎないので、本当かどうかわかりませんよね。
ですから、ここでは、客観的な事実・・・例えば
・家事を今は自分一人ですべてやっている状況
・声をかけて欲しいのに、何も言ってくれない
というような部分だけをピックアップします。
ステップ2:その行動で「自分が困る理由」を明確にする
その事実で何が困っているのかを明らかにしましょう。
例えば、
・時間が足りず、自分一人ではやりきれないから
・大事にされていないと感じるから
みたいな感じでしょうか。
ちなみに、何が困るかを明確にすると、「何を相手にやってもらう必要があるか」も明確に出来ます。
例えば、「自分ではやり切れない」のであれば、家事代行サービスを頼むという解決手段がありますよね。ですが「大事にされていないと感じる」のはその相手との個別な関係性の中で生まれるのことなので、これは相手との中で解決したい部分だと分かります。
このように、困り感を明確にすることで、問題をより具体的に切り分けることが出来るんですね。
ステップ3:自分がどうしてほしいのかを考える
話し合いの中では「どうしてほしいか」を明示するのが何より大事です。ゴールがなければ、どこに向かっていいのかが分からないからです。
なので、ここはしっかり掘り下げてみましょう。
また、ここでは「家事を手伝ってほしい」というのはもちろん物理的な要望としてあるでしょうが、可能であればもっと精神的な部分も掘り下げていきましょう。
例えば
「自分が困っているという状況を理解してほしい」
というのも出てくるでしょうし、
さらに掘り下げていくと
「頑張っていることを認めてほしい」
「愛されたい」
「自分のことをもっと見て欲しい」
みたいな思いが出てくるのではないかと思います。
これらをどこまで伝えるのかはそれぞれの考えによると思いますが、このような「思い」もしっかり自覚しておくと、相手への伝え方や接し方がおのずと変わってきますよ。
話し合いをスムーズに進めるためのコツ
他にも、話し合いをスムーズに進めるためのコツがいくつかありますので、それもご紹介します。
1. 少しでも相手が応じてくれたら褒める・喜ぶ
相手が歩み寄ってくれたら、「ありがとう」と伝えることで、相手は嬉しくなって「やってよかった」と思ってくれます。そうなると、お互いに変わっていきやすくなります。
2. 「相手も自分を大切に思っている」という前提で接する
相手が思うような反応をしてくれなくても、「愛情の形が違うだけ」「どこかでボタンを掛け違えているだけ」と考えれば、感情的にならずに済みますし、必要以上に傷つかなくてすみます。
3. 「相手が変わる」ことをゴールにしない
まずは伝えるだけでも第1歩!「相手が自分の思うとおりに行動する」ことをゴールにしてしまうと、相手は息苦しくなり、ますます頑なになってしまうこともあります。焦らず、お互いに少しずつ関係を育てていくという視点を持ちましょう。
まとめ
人間関係のモヤモヤは、「察する」ことではなく、「伝える」「聞く」ことで解決できることも多いでもの。特に、以下のポイントを意識してみましょう。
✅ 「察してほしい」はすれ違いのもと!伝える・聞くを大切に!
✅ 「伝える&聞く」の前に、自分が困っていることと相手への望みを明確にしよう!
✅ 相手に愛情があるはずという前提で、歩み寄ることが大事!
大事な人との関係を良くしたいあなたは、ぜひ試してみてくださいね(*^^*)
さて、パートナーや配偶者などの大事な関係は、自分の持っているブロックが非常に反映されやすい部分でもあります。
話してみたいけどうまくいかない、相手との関係で繰り返し出てくる問題や、強いストレスを抱えていることがある…というときには、「相手ではなくてまずは自分と対話する」ことが必要な時なのかもしれません。
一人で難しいときには喜んでお手伝いさせていただきますので、ピンときたあなたはぜひ遊びにいらしてくださいね!
マゼンティークは必要なあなたのお越しを、お待ちしております。