こんにちは、神代です!
さて「自分を受け入れる」と言う言葉も随分メジャーになってきた昨今ではありますが…
ここでいう「自分」。
これって具体的に何のことを指しているのか、あなたは知っていますか?
「自分」という言葉って、実は結構曲者です(笑)
一口に「自分」と言ってもいろんな面がありますし、流動的で、かなり漠然としていますよね。
なので「自分」をしっかり定義せずに、「さあ受け入れよう!」としても、結局何をしていいのかわからなくなり、迷子になってしまう方も多いんですね。
そこで、当サロンでは「自分と向き合う」作業をする際には、「自分」とは以下の3つのどれかであるとして扱っています。
それは、
①自分とは「感情」の集合
②自分とは「過去」の集合
③自分とは「周囲の人たち」の集合
という考え方です。
つまり、「自分を受け入れられたいなら、これらを受け入れればいい」ということ!
もっと言えば「自分を許せないなら、このどれかを許していない」ということだし、「自分を知りたいなら、これらのどれかを知ればいい」みたいな感じになってるんですね。
もちろん全部を綺麗に受け入れる必要はないのですが、「自分をもっと知りたい」「もっと好きになりたい」という場合には、これらのうちやりやすい入り口から入ってみるととっても効率的です。
というわけで・・・
今回はこの3つの入り口から「自分を受け入れる」ための考え方やワークをご紹介してみたいと思います!
(1)自分の【感情】を受け入れる
「自分」とは、自分がこれまで感じてきた感情の集合体。楽しいこと、悲しいこと、怒りや喜び、寂しさや安心感など、日々の感情が積み重なって「自分」を形作っているわけです。
自己肯定感があまり高くない場合は特に「自分の感情」に対して鈍感になっていることが多いもの。
というわけで、自分を受け入れたいのなら、「自分がどんな感情を感じているのか」を知り、それを適切に取り扱えるようになるといいんですね。
というわけで、感情を受け入れるワークをご紹介しましょう。
感情を受け入れるためのプチワーク
人は意外と自分が何を感じているのか理解していないもの。なので、自分の感情を受け入れたいと思った時には、まず「自分の目で見える形」に変換するのが大事です。
モヤモヤすることや気になることなどがあったら、それに関して思っていることを思いつくまま紙に書いてみましょう。
書いてみると、矛盾する考えや「こんなこと考えるなんて人としてダメだ」と思うような考えが出てくることがあるかもしれません。その場合は、ジャッジしたりコントロールしようとせず、ただ「その気持ちが自分の中に存在すること」を認めてあげましょう。
マゼンティークではこれを「受理」と呼んでいるのですが…感情を受け入れるというのは「肯定」することではなく「受理」することなんですね。
これについては以下のブログに詳しく書いてありますので、ぜひぜひ参照してください。
参考記事:
〇マンガでわかる!感じ切るってこういうこと
〇「出てきた思いは、「対処」せず「受理」しよう」(ブログ:内観はじめの3つのステップ~悩みから抜け出せない時、自分を見つめる方法~より)
(2) 自分の【過去】を受け入れる
「自分」とは、過去の経験の積み重ねによってできています。過去に起こった出来事や、それに対して抱いた感情、取った行動が、今の自分を形作っているのですね。
そういうわけなので、「自分を受け入れられてない」という感覚がある場合は、自分の過去を一度自分なりに消化し直す作業をしてみるといいでしょう。
過去を受け入れるためのプチワーク
過去を受け入れるためには様々なワークがありますが、今回は「今の自分から過去の自分に手紙を書いてみる」というのをご紹介します。
やり方はシンプルで、自分の人生を振りかえって「あの時大変だったな」とか「あの時は頑張ったな」と思う時期の自分に対してお手紙を書いてみる、というものです。
★このワークは以前、動画で説明しています:YOUTUBEはこちら
ここでのポイントは以下の二つ。
①否定や駄目出しはしないこと!
褒めてあげたり、その時自分が誰かに言って欲しかった言葉をかけてあげましょう。
②役に立つアドバイスをしてあげること。
未来の自分だからわかること(例えば「それはやっても無駄だから頑張らなくていいよ」とか「もう3カ月で状況が変わるから、もう少し頑張ってね」)を交えて、過去の自分が励みになったりホッとするような情報を伝えてあげましょう!
実は過去の消化できていない出来事というのは「その時の癒えていない自分」がそのまま冷凍保存のように自分の中に残っている状態なんですね。
手紙を通して「現在の自分」が「その時の自分」に語り掛けたことは、実際にその「冷凍保存」の自分のしこりに届き、さかのぼってその時の自分を癒してあげることが出来るんです。
あの時の自分がどうしてほしかったか、何て言って欲しかったかは、ほかならぬご自身のことなので、あなたにはきっとわかるはず。
どうぞ自分が求めるものを、自分で与えてあげてくださいね(*^^*)
(3) 自分とは「身近な人たち」の集合
「自分」とは、周囲の人々からの影響によって出来上がっています。特に、両親、兄弟、配偶者、パートナー、親しい友人、子供などの、自分と非常に近しい人物は「自分の分身」と言っても過言ではありません。
周囲の人を許すことはそのまま自分を許すことに繋がります。また「類は友を呼ぶ」というように、周囲の人たちみんなに共通する特性は、あなた自身も持っている特性である場合も非常に多いんですね。
というわけで、身近な人との関係を振り返ったり向き合ったりする作業は「自分を受け入れたり、理解すること」と非常に近い作業なんです。
ただ・・・近しい人との関係を通して自分と向き合うというのは、他の二つよりはちょっと難易度が高いです。相手も生きている生身の人間だし、いろんな要素が絡むからです。
無理にやろうとしすぎると自分を必要以上に責めてしまったりする場合もありますので、あまり根を詰めず、まずはできそうな範囲でお試しいただければと思います。
「周囲の人」を受け入れるためのプチワーク
突然ですが、あなたは自分の「対人関係の土台となるパターン」を知っていますか?
マゼンティークではこれを「愛情のテンプレート」と呼んでいるのですが…これを知ることは自分を紐解く&親しい人との関係を良くするための大事なヒントになるんです。
「繰り返される人間関係のパターン」などから(たとえば「私はなぜかいつも自己中心的な人と付き合ってしまう」など)、自分がどんなテンプレートを持っているのかを探ってみましょう。
詳しくは以下の記事を参照してみてくださいね!
▶参考記事:愛情のテンプレート~繰り返す人間関係のトラブルの原因はここにある?~
自分を受け入れることは「自分と仲良くなる」こと
さて、「自分を受け入れる」ための入り口として、今回は「感情」「過去」「身近な人間関係」の3つをお知らせしました。
人によってやりやすいものややりにくいものはそれぞれ違うと思いますので、どうぞ、この中で出来そうなものから、お試しいただければ幸いです。
自分を受け入れるとは「自分と仲良くなる」こと。
それができるようになれば、あなたはもっとのびのびと安心して生きられますし、今よりずっと少ない労力で能力を発揮することが出来るようにるんですよ!(^^♪
もちろん、お一人で難しいときにはぜひぜひマゼンティークに遊びに来てくださいね。喜んでお手伝いさせていただきます。
マゼンティークは必要なあなたのお越しをいつでもお待ちしております!