こんにちは、神代桃子です!
さて、あなたには「過ぎたことなのに思い出すとモヤモヤする」「いまだに引きずっている」という出来事はありませんか?
それが消化できていないのは、実はそこに「未消化の感情」が残っているからなんです。
ということで、今回の記事では「未消化の感情」はなぜ起こるのか、どうしたら手放せるのかについてお話したいと思います。
「未消化の感情」はなぜ生まれるか?
ではそもそもなぜ、「感情」が「消化できない」ということが起きるかということについて、まずはお話したいと思います。
実は、感情とは情報でもあります。
激しい感情、大きな感情ほど大きな情報量となるんですね。
なので、「情報量が多すぎて、その時の自分では受け止めきれない」となった時に、感情は「未消化」のまま、心身に溜め込まれてしまうんです。
それは例えていうなら「食べきれずに残してしまった状態」の食べ物。
お腹いっぱいになってしまって食べられず、でもなんとなくもったいなくて捨てられず、そのままラップをして冷蔵庫に入れて、だけども食べられることもなく、ずっと入れっぱなし、近頃なんだか異臭もしてきた気がする…(笑)
そんな感じの状態なんですね。
実はこれ、ショックや怒り、モヤモヤ、悲しみ、イライラなどのネガティブ感情だけでなく、ポジティブな感情にも起こりえるんです。
未消化感情が引き起こす現象とは?
さて、その「溜まった未消化の感情」はどうするかというと、大きく分けて、以下の2つのどちらか(あるいは両方)の動きをします。
①同じような現象を繰り返し引き寄せる
未消化の感情は、なんとか消化されようと何回も同じような状況を引き起こします。同じような気持ちになれば、一緒に消化してもらうことが出来るからです。
例えば、
何回も人に無視されるイベントが起きる場合、「過去に母親に無視されてショックを受けた」という未消化な感情が残っているからだったり…
繰り返し人と納得のいかない別れ方をしてしまうというイベントが起きる場合、「過去に大事な人と喧嘩別れして、気持ちを確かめないまま終わってしまった」という未消化な感情が残っていたり…
みたいなことですね。
②身を守るためブロックを産む
また、別の動きとしては、同じような辛い目に合わないよう「ブロック」となって自分を制限する、ということがよくあります。
例えば、先の例で挙げた「過去に母親に無視されてショックを受けた」というトラウマでいうと…
これが解消されていないと、
「やたらと問題行動を起こしてしまう(人に無視されないように)」とか
「自分から人を無視することをよくしている(人から無視される前に、自分からして身を守る)」
「自己肯定感を低くする(無視されてもなるべく傷つかないようにするため)
みたいな対応策を無意識にしていたりすることがあるんですね。
(この辺は長くなるので、詳しく知りたい人はこちらをご覧ください)
未消化の感情は「腑に落ち」すれば、成仏する!
では「未消化の感情」を処理するために何をしたらよいのでしょうか。
結論から言うと、未消化の感情は「腑に落とす」作業をすればなくなります。
というのも…
未消化の感情というのは結局のところ
「納得できていない」からずっとそこに残っているわけです。
例えば、先の「母親に無視された」という例でいえば…
「こういう理由で無視された」という理由がハッキリ明確で、自分でももっともだと思えているのであれば、そんなに情報量って大きくならないんです。
ですが、「何で私がこんな目に?」とか「何でお母さんはそんな態度を取るの?」と言うように、疑問や理解できないことがあると、潜在意識はその答えをずーっとずーっと探し回ります。
それって人間に処理しきれないような膨大な情報量になるわけですね。
なので「なるほど!」と心の底から納得することが
出来ればすんなり手放すことが出来るのです。
どうしたら腑に落ちるかは、人によって違う
だけどこの「腑に落とす」というのは、なかなかクセモノ。
というのも、「何が納得できていないのか」「どこがどう引っかかっているのか」というのは、その人によって違うからなんです。
なので、何を納得したら「鍵が外れる」のかに関しては、実際に向き合ってみないと分からないわけです。
例えば先の例の【母に無視されたトラウマ】の例でいうと…
「自分が何に傷ついているのか」ということが言語的に理解出来たら外れる人
「母が無視したのは、単に当時余裕がなかったからだ」ということが理解できたら外れる人
「無視されたことを『いつまでも根に持っている自分』のことを自分で責めていた」と気づいたら外れる人
「無視されたことを怒ってよいんだ!」と自分にOKを出せたら外れる人
「その時の自分の気持ちに戻って、ショックを感じなおす」作業をしたら外れる人
「『無視されたことを、当たり前のように受け入れてしまった自分(自分を守れなかった自分)』に対して怒っている」ということに気が付いたら外れる人
「怒っているつもりだったけど、本当は、寂しさと無力感でいっぱいで、でもそれを感じるとみじめだから、『怒り』という強い自分を演出していた」ということに気が付いたら外れる人
・・・というように、『ゴール』は人によって、千差万別なんですね。
手放したければ『どこにどう引っかかりを感じているのか」を検証する
ブロックって結構システマチックなので「似たようなブロック」を持っている人は結構多いんです。
でも、同じようなブロックであっても「どこが引っかかっているのか」「どうやったら外れるか」に関しては人によってかなり違います。
なので、自分の未消化の感情を手放したければ…丁寧に自分の気持ちを感知しながら、一つ一つ「これはどう思っているのかな?」「どうしてほしいかな?」と検証していくという超個人的な作業が必要不可欠なわけです。
「あの件引きずってるんだよな」「あれまだ思い出すとザワザワするな」ということがあるあなた。
ぜひ考えて見て欲しいのは、「あなたはそれの何が一番イヤだったのか」ということ。
新しい糸口が見つかるかもしれませんよ!
未消化の出来事を手放して、自分を自分の味方につけよう
さてさて、では今回の記事まとめです。
いかがでしたでしょうか。
とはいえ、丁寧に検証するのって、ぶっちゃけ大変だし面倒ですよね。それもわかります。
でも、生まれてから死ぬまで、一生ずっとそばにいてくれるのって、自分だけ。
いまより深く、自分と信頼関係を結べたなら…自分はしっかり自分の味方になってくれて、いつでも幸せを願ってくれます。そうすればあなたは必ず今の何倍もの力を発揮できるようになるんです。
・・と、いうわけで!
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