「自尊心」って結局何のこと?~自尊心の正体~

このブログでは再三「自尊心が大事!」という話をしてきましたが、自尊心って結局なんのこと?と思う方もいるかもしれません。

自尊心とは、簡単に言うと『居場所がある』という感覚です。

そういう感覚が持てると
「なにかあってもなんとかなる」
「受け入れてもらえている」
「この世にいていいんだ」
という感覚にもつながっていくのですね。

これは実は本来、小さなころに親に与えてもらう感覚だったりします。

全面的に面倒を見てもらい…
いいときも悪いときも受け入れてもらい…
自分を第一に優先してもらい…
肯定的な言葉をたくさんもらい…
十分に庇護してもらい…

そういう積み重ねの中で生まれる、理屈ではない「親に愛されているんだ」と言う感覚が、そのまま「自分は価値がある」という根拠のない自信になり、居場所のある感覚につながっていきます。なぜなら親=自分を取り巻く世界の代表ですから、親に大切にされることによって「世の中の人みんなに大切にされている」→「この世は自分の居心地のい居場所だ」というところにつながっていくのですね。

その感覚があると、
「何かあっても避難すれば大丈夫、立て直せる」
「世の中に受け入れてもらっている」
「自分は価値がある」
と根拠なく(←これ大事!)思えるようになるのですね。

とはいえ…

小さな頃などにさまざまな事情があって、親にそういう形で育ててもらえなかった、という方も多いかもしれません。

その場合
「ありのままの自分ではだめ」
「気を抜くと批判されてしまうかも、ひどい目にあってしまうかも」
「気が休まらない」
「だれかの役に立たないと、認めてもらわないといてはいけない」
「自分のことが好きになれない」
という感覚がつきまといます。

でも大丈夫!

たとえあなたがそうであっても、「そんな生き方はもう卒業したい」と思ったのなら、自尊心はいつでも鍛え直すことができるのです。

どうしたらいいかというと…本来親にやってもらうべきだったことを1から自分にしてあげるのです。

全面的に自分の面倒を見て…
いいときも悪いときも受け入れて…
自分を第一に優先して…
肯定的な言葉をたくさん自分にかけて…
辛いことや恐ろしいことから十分に庇護する…
それの積み重ねをしていけば、必ず自尊心は育っていきます。

筋トレと一緒で、時間がかかるし、地味な作業ではありますが…正しいフォームで繰り返せば必ず誰にでも身につくものなのです。

ここで注意してもらいたいのは「自分で自分に対して行う」ということ。
自尊心が育ってないとついつい「自分以外の誰か」にそれをしてもらおうとしてしまうもの(かくいう私もそうでした)。

誰かに認めてもらおうと役割を演じたり、擦り切れるまで人に尽くしたり、あるいは相手を試そうと過剰に辛くあたったり…(特に恋愛関係や仕事の関係で現れやすいです)。

でもそれは本当の素のあなたではありませんから、それが成功したとしても「もっともっと演じなければいけない、やっぱり本当の自分ではいけないんだ」という証明にしかなりません。

そしてそれが失敗してしまったときのショックときたら…「こんなに頑張ったのに拒絶された」と感じて生きていられないような気持ちになるかもしれません。

どちらにせよ、「やっぱり駄目なんだ」に繋がってしまうのですね。

自分のコップは自分でしか満たせないもの。
そして、自分を愛せないことを自分以外のせいにするということは、自分の人生の主導権を自分以外に明け渡しているということです。
あなたの人生はあなたのもの。主導権はあなたにあります。
まだ間に合います。自分で自分を愛する方法を身に着けて、自分らしい人生を取り戻してみませんか?

「自分なんて」から卒業したいと思ったら、その時がはじめ時。
必要なのは、我慢や忍耐ではなくて、「自分の責任で自分を愛するぞという覚悟」と「えいっと踏み出す勇気」です。

さあ、これからはあなたの能力と魅力を存分に振り回して生きてみませんか?(*^▽^*)

「自尊心は全然ないや」というあなたも、「自尊心はそれなりにあるつもりだけど、時々つまづくことがある」というあなたも。マゼンティークは必要なあなたのお越しをいつでもお待ちしております(^^♪

 


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