マンガでわかる!感じ切るってこういうこと

こんにちは、神代です!

今日は、手放しやブロック解除の基本である「感情の感じきり」…

つまり『ネガティブな感情が生まれた時に、どのように消化したらよいのか』ということについてマンガでお伝えしたいと思います。

 

 

はい、ということでいかがでしょう。

よく見て欲しいのが②の部分。

ここに書いてある「無理に肯定」「説得」というのは実は、『自分と向き合う』『前向きなメンタルを持つ』みたいな手段を学んだ際に結構やってしまう方法なんですね。

もちろんこれらの方法で、本当に心から納得してすとんと腑に落ちた場合はOKなのですが、大部分は「解決したように見えるけれど実は本心では納得していない」という現象が起こるので、かえって問題がこじれるということが起こりがち。

例えば「無理に肯定」すると、本音の部分で「本当はそんな自分なんて可愛いと思っていないのに…」という「本心をおさえつけて相手に合わせる」エネルギーが出るため、現実でも「本心ではないのにやらなければいけないこと」が引き寄せられたりします。

また「説得」。

これもなかなかの曲者で、これを自分に対してやると、自分の本音(今回の場合、「暴れている感情を感じている自分」)が理性の自分(今回の場合「説得しようとしている方の自分」)に対して、「あ、こいつ、本当はこちらの話なんか最初から聞く気がなくて、聞きかじった方法だけで自分に対応しようとしてるな!ささっとなだめてこの話を終わらせようとしているな」と思うのです。

イメージしてほしいのですが、あなたが子供だとして、なにかに切実に困っていて話を聞いてほしいと思っているときに、大人が一見優しい口調でなだめてくれるんだけれども、こちらの話を聞いてくれず「こうしたらどうだろう」「ああしてみたらどうだろう」と言ってきたらどうでしょう。

「こいつは形だけだな」と不信感を抱いたり、「こんなに言ってるのにわかってもらえない」と絶望しませんか?

その結果、感情の自分が理性の自分に対して「信頼してくれなくなり、本音をどんどん教えてくれなくなる」「何を言っても無駄だと思って無気力になる(感情自体が感じられなくなっていく)」ということが起きるんです。

 

マンガでもかいてあるとおり、感情の感じきりの基本はただ、「なるほど、そうなんだね」と話を聞くこと!

頭の良い方ほど「じゃあどうしたらよいか」という対策を考えてしまいがちなのですが、ここで大事なのはあくまで「聞いて、自分がそう感じていることを受理する」というところだけ。そこでストップでその先はしなくていいんです。

感情を受け入れるとなると、「感情の言うことをいつも思うとおりにやってあげなきゃいけない」と思う方も非常によくいるんですが、これもじつはそんなことはないんです!

というのも、感情のほうがいつでも正しいことを言っているとは限らないんです。例えば「お菓子を食べたい!買って~!」と小さい子供が言っているとき、「晩御飯前だから今はやめておいたほうがいいよ」という大人の意見のほうが、本人のためになる場合がありますよね。

感情はあくまでその時感じたことを言っているだけなので、常にそれを優先することが、自分を大事にするということではないんです。

その時もあくまで受理をゴールにするならば「うんうん、お菓子が食べたくて食べたくて仕方がないんだね~、そうか、辛いね、よくわかったよ。うんうん」とやる、そこでストップです。実際にお菓子を買ってあげるかどうかはまた別の話として、分けて考えるようにしてください。

でもどうでしょう。上記のように「そんなに食べたいんだね」としっかり気持ちを受け止めてもらえたら「でも今日は買えないよ、こういう事情があるからね」と言われても、案外すんなり納得できる気がしませんか?

それは、心の部分では安心感や納得感が得られているので、「表面的な選択肢(いうことを聞いてくれたかどうか)」があまり重要でなくなっているから。

受け止めるとは表面的な対応や選択のことではなくて、「あなたの存在そのものを認めます」という肯定的な態度そのもののことを言うんですね。

 

さて、これまで感情の感じきりについては、さんざん書いてまいりましたが、以下のこれらのコンテンツでも触れていますので、良かったらチェックしてみてくださいね!

【ブログ】許したいならまずは怒ろう~感情を開放するワーク~

【動画】ネガティブ感情の手放し方

 

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