スピリチュアルと未来予知~「未来のことを当てる」ということ~

スピリチュアルを利用して「未来がどうなるか知りたい」と思う方は多いのでは、と思います。しかし、未来の情報というのは「闇雲に扱うとかえって邪魔になってしまう」ということもあるもの。そういうわけで今回の記事では「(当サロンでは)未来をどのように読み取っているか」や「未来の情報の上手な扱い方」について、お伝えしたいと思います。

未来予知とパラレルワールド

ひとくちに「未来」と言いますが、実は未来はひとつではありません。というのも、我々は「多くの選択をしながら生きている」からです。

このブログの記事を「読むか」「読まないか」・・・
今日仕事の帰りに「どこかに寄るか」「まっすぐ帰るか」・・・
かかってきた電話に「その場で出るか」「出ないか」・・・
そんな細かい選択の積み重ねによって未来は無数に分岐して存在しています。

この分岐した世界を「パラレルワールド(並行世界)」と言います。SFなんかで聞いたことがある言葉かもしれませんね。これらの世界は実際に並行して宇宙に存在しており、我々は無数にある未来のうちひとつを、言い換えれば「選び取って」生きているわけです。

そういうわけで、私の場合、未来のことについては「未来のパラレルワールドの中で『このままで方針を変えずに生活した場合、一番たどり着く可能性が高い未来』」・・を読み取るということを基本にしています。

「未来」に縛られず、上手に利用しよう

そういうわけで「未来予知の情報」は、チャネリングがどれだけ正確だったとしても、「唯一絶対」のものではありません。これは、言い換えれば「本人の行動次第で、ある程度好きな未来を選ぶことが出来る」ことを意味します。

もちろん、本人の学びにどうしても必要な場合、「どのパラレル世界を選んでも同じことが起こる」という「避けられない経験」も中にはあります。しかし、そうでない場合は結構融通が利きます。むしろ、本人が「こうしたい!」「こうなりたい!」という希望があり、それが必要なものであれば、そこに続く道を高次の存在はきちんと調整して作ってくれるものなのです。

そういうわけで、未来に関する悲観的な情報をどこかで得ても、どうぞそれに縛られないでください。「そうなるんだ」と考えると、ますますそれに引き寄せられてしまうからです。もちろん、それが経験として必要な場合もあるでしょう。ただ、宇宙は「あなたが必要以上に思い悩んだり傷つく」ことは望んではいません。もしも、なりたい「ポジティブな像」があるのであれば、そこをイメージしましょう。「過程は分からないけどいつかはそこにたどり着く」というようなことを意識したり、なりたい像に近づけるような行動をとりながら生活するだけでも、かなり違ってくるものです。

また、当サロンにお越しいただいた時には、具体的に望む未来があるならば、「現状からそちらの道に行き着くためにはどういう条件を満たす必要があるか」(言い換えるとパラレルの分岐路がどこにあるのか)ということも、可能な範囲でお知らせしています。

「成功するか」よりも大切なのは、「失敗したとしてもやりたい」気持ち

さて、人間と言うのは臆病になってしまいやすい生き物です。何かをするときには「成功するかどうか」「達成できるかどうか」が気になってしまうのは当然かもしれません。

でも、もっと大切なのは「例え失敗したとしてもやりたい!」という気持ちになれるかどうか、と言うことにあります。

本当に大切な学びは、結果よりも「そうしたいと思って自分の責任で行動すること」そのものに詰まっていることが多いものです。「自分の責任で、自分の心に従う」ことができれば、失敗しても必ずいい経験になりますし、自分で選択して行ったということで自信がつきます。そしてその失敗が、別の成功を連れてきてくれたりもします。

「うまくいくと言われたからやる」「失敗しそうだから、やる前からあきらめる」というのでは、結局「自分の責任で選択している」ことになりません。それがいけないというつもりはありません。しかし、「腹をくくって自分で選び、行動する」ことをしなければ、「自分に対する自信」や「生きていることへの安心感」は得られないものです。

そう言うわけで「未来予知」は、「本当にやりたいのか?」と自分の心を見つめなおすためのヒントのひとつとして使っていただくのもいいかもしれませんね。

「当たる霊能者」はすごい?

さて・・・そう言う理由から、個人的には、霊能者の言っていることが「当たっている」場合も、特別にありがたがる必要はないのかなと思っています。
これは「当たった」場合は「当たるほうの未来に自分が来た」と言うことに過ぎず、同時に「当たらなかったほうの未来にいる自分」も宇宙に存在しているからです。

そして、当たる情報が必ずその人のためになるかというとそうでもありません
これは、未来予知に限らずスピリチュアル情報全般に言えることですが・・・「未来はこんな風になるから、そのままでいいよ」といわれると努力をしなくなる人もいます。また、間違った情報を伝えられたとしても、それに踊らされてしまう経験をしたり、それでも自分なりに考えて行動することなどが、その人の学びとして必要な場合もあります。どんな学びが必要かはその人それぞれであり、その学びの用途に合わせて「未来予知」の情報の質や使われ方も変わってくるのです。

私は、本当に大切なのは、「当たっているかどうかよりも、その人のためになるかどうか」であると思っています。だからこそ、お客様には「霊能者の言葉を鵜呑みにしすぎず、自分の頭で考えていただきたい」「当たっているかどうかより、その情報が合っていても間違っていても、役に立てるにはどうしたらいいかという観点で、スピリチュアル情報を活用していただきたい」と願っております。それが「スピリチュアルの奴隷にならず、上手に道具にする」と言うことであると思うからです。

当サロンでは、なるべく正確な情報をお伝えできるよう努力をしておりますが、それ以上に「このような視点をお客様に持っていただき、上手にスピリチュアルを利用していただきたい」と思ってお仕事をさせていただいております。

ご興味のある方は是非サロンに遊びにいらしてくださいね(*´v`)

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