「思い込み」は敵じゃない①~思い込みが生まれる理由~

こんにちは、神代です。

さて、セッションなどでお話を聞いていると、自分のことを「思い込みが激しい」と形容される方や、あるいは身近な方に対して「思い込みが激しくて、なかなかこちらの言っていることが入っていかない」みたいな感覚をお持ちの方が、結構多いなという印象を受けています。

 

しかし、この「思い込み」!

決して悪者ではないのです!!

 

というわけで、今回は、「思い込み」はなぜ生まれるのかと、どうしたら自分や人の思い込みに対して上手に付き合っていけるのか、と言うことを2回に分けて考えてみたいと思います(^^♪

 

「思い込み」は自分を守るシステム

「思い込みが激しい」と言うとつい「悪いことだ、フラットに相手を見られないで決めつけるなんて失礼だ」みたいな感覚を持ってしまう方もいるかもしれません。

が、結論から申し上げますと、「思い込み」はその人の人格には関係のない、脳の仕組みに過ぎないんですね。

というのは、思い込みとは「手元の少ない情報を元に『おそらくこうだろう』という推測をすることで、自分の脳のメモリーを節約しようとする動き」のことだから。

人間であればだれでも作動する仕組みのことなんですね。

なので、思い込みの激しさを元に人柄に問題があるとか注意が足りないという風に判断するのではなく「その仕組みが強く働きやすい状態にあるかどうか」という観点で見るといいでしょう。

 

「推測することでメモリーを節約する」と言うことに関して、もう少し説明をしますと…例えばあなたが初めて会う人と会話をするとします。

その人の情報が全くない状況と、その人が知人から「この人はこんな仕事をしていて、こんな性格の人だよ」という風に聞かされている状況で会う場合、前者のほうが緊張したり、疲れる感覚がしませんか?

それは、脳と言うものが「新しいものの情報を集めてイチから処理をする」ことがとても不得手だから。

それが確かかはわからなくても「だいたいこんな感じだろう」というアウトラインがあれば、何も手掛かりがないより、かなり楽に処理ができるので、接触的に「思い込み(と言う名の推論)」をするのです。

この「思い込み」とは、先入観、偏見、決めつけ、ブロックなんかも含まれます。

場合によっては自分を苦しめるような先入観もあります(例えば「自分は好かれない人間だ」など)。

しかし、脳は、その価値観の「合っているかどうか、好ましいかどうか」と言う部分は評価せず、システマチックに「なるべく情報処理が少ない楽なほうを選ぼう」としてしまうんですね。

それが思い込みの正体というわけです。

 

「その人の人柄には関係なく、処理の省エネのために起きていること」。

そう考えると、「思い込み」とは決して悪者ではなく、「自分の中の脳の処理を問題なく行うため、自分を守るためにあるシステム」ともいえるのではないでしょうか。

 

「思い込み」に対する誤解や傾向

というわけで、ここからは「思い込み」の有無について、私がセッションをしてきた中で感じた傾向について少しお話します。

 

①思い込みの激しくない人はいない

さて、冒頭のように「自分は思い込みが激しくて…」と形容される方も多いのですが、私の感覚だと、人類全員が思い込みが激しいです(笑)

 

ただ、人によって「周囲から見て、思い込みの激しさが目立つか」「自覚があるかどうか」「思い込みの末の行動が極端であるかどうか」という部分において、思い込みが激しく見えるかどうかが決まってくるだけ。

どんな人でも掘り下げると結構色々思い込んで生きているもののようです。

そういうわけで、あなたが自分に対して「思い込みが激しい」とネガティブな評価をもししているのなら、「人より思い込みが激しいわけではなく、あなたからそう見えないだけで、みんな思い込みながら生きている」という風に捉えるといいかもしれません。

 

私の感覚だと『基本的にみんな少ない情報や誤った情報を元に決めつけて、誤解しあいながらなんとなくコミュニケーションをとって生きている』感じですね。

 

ただし、詳しくは後述しますが、「思い込み」があるのは仕方のないことだとしても、思い込みに対してある程度自覚的に接すると、建設的に付き合うことができるので、どうしたらいいのかを知っておくのは有効だと思います。

 

②「繊細な方」のほうが思い込みが激しい傾向がある

いわゆるHSPだったり、「繊細ちゃん」と言われる方のほうが、どちらかと言えば思い込みが激しい傾向があるようです。

 

これは、HSPや繊細な方と言うのは、外部から受け取る情報の量が多い傾向にあるから。

「繊細」というのは、要するに少しのことでも大きく感じたり、普通の人が気が付かないことでも気が付く、ということであるので、どうしても処理しなければいけない情報量が増えるわけです。その結果「もっとメモリーを節約しなければ」となるために、どうしても思い込みが激しくなりがち、となるわけです。

 

よく、「私は大雑把な性格で早とちりが多いんです」とか「すぐ忘れてしまうんです」みたいなことをおっしゃる方もいますが、だいたい潜在意識を拝見すると気質としては繊細な方が多いです。

これも思い込みと同様でそうすることで「メモリーを節約している」側面が多いのかなと思っています。

 

③自己肯定感が低いと激しい傾向がある

自己肯定感が低いとどうしても「ブロック」や「トラウマ」が多い傾向がありますが、ブロックやトラウマというのは実は、『非常に脳のメモリーを食う』ものです。

そういうわけで「使える空き容量が少ないために、もっともっとメモリーを節約しなければならない」となるために、より思い込みが激しくなるのではないかな、と私は考えています。

 

また、その人の持っているブロックやトラウマに関係する情報に対しては、さらに思い込みが激しくなったりすることもままあります。

 

例えば、過去に「誰かに陰口を言われて傷ついた」という経験がある人は、「人に嫌われる、噂される」ということに敏感になり、人がひそひそ話していると「自分のことじゃないか」と感じたり、ちょっとのことで「自分は陰口を言われている」と思い込んだり、「もしかしたら今も言われているかも」と心配になったりするんですね。

 

これに関しては、脳の仕組みでいえば、「一度ひどい目に合って傷ついたので、同じようなことが起きないように、それに関する情報は積極的に集めよう」「同じような危険につながる可能性が少しでもあれば、回避できるように脳の持ち主に伝えよう」というような、防衛本能によって起きるものです。

同様に「あれこれ考えすぎて不安になる」「先読みして心配しすぎる」というのも、同じような仕組みによるものと考えていいと思います。

(※注:なお「潜在意識」という観点からもう一つ別な見方をすれば、『自分が陰口を言われるような人間だ』というブロックがあるから、『そういう現実やそう感じる出来事を引き寄せている』とも言えます。

この辺について詳しく知りたい方は、ブロックの成り立ちについて説明しているページがありますので、こちらをご覧ください。)

 

このように脳は、メモリーを節約することの他に、あなたが必要以上に傷つかないように防衛本能を張り巡らしてくれているのですね。

 

なので、思い込みや心配性に関して、もしもあなたが「何でこんなに私は生きにくいんだろう」とネガティブに感じているのなら、「脳が私を厳重に守ろうとしてくれているんだ」とまずは受け止め、その上で「じゃあどうしたらうまく付き合えるかな、生きやすくなるかな」と考えの方向性を切り替えていく…というのが私のおすすめです。

 

さて、いかがでしたでしょうか。

後半も長くなりそうですのでいったんここで切って、②では「思い込みが激しい自分に対しての対応策」「思い込みが激しい周囲の誰かに対しての対応策」について話していきたいと思います。

続きをお楽しみに(*^^*)

 

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