こんにちは、神代です(*^^*)
さてさて、前回「思い込みが生まれる理由やその傾向」をお話ししましたが、今回はそれに続いて「自分自身の思い込み」「周囲にいる思い込みの激しい人」とどう付き合っていくといいかというお話をしたいと思います。
自分自身の思い込みとの付き合い方
「思い込みの激しさでつい決めつけて失敗してしまう」とか「自分に対して思い込みが激しいというネガティブな評価をしている」という場合には、以下のようなことを心がけるのがオススメです。
また、ここでは「思い込み」と表現していますが「小さなことを繰り返し気にしてしまう」「過ぎたことをあれこれ考えてしまう」という場合にも有効なことが多いので、ぜひそういう方もご一読ください(*^^*)
①「思い込み」自体はシステムだと認識し、それがあるということを悪いことだと思わない
②自分が「思い込みやすいこと」「思い込みの激しさでよく失敗すること」の傾向をしっておき、気を付ける
③大事なことは相手に確認する癖をつける
①に関しては前回記事でも書いたので割愛するとして、大事なのは②③の部分です。
思い込み自体は、自分を守るためやエネルギーの節約のために起っているので、それ自体をやめるということは難しいのですが、思い込みの激しさによって「こういうことでトラブルやミスにつながった」ということがおそらくあると思います。
まずは傾向をつかむため、それを思い出して書き出してみましょう。だいたいこういう時に思い込みの激しさが発動されている、という場面にはある程度傾向があるはずです。
傾向とは人によって違いますが、例えば、焦っているときや、異性との人間関係、職場での人間関係、自分の子供に関すること、などです。
上手く思い出せなければ、近しい友人(率直に話してくれるタイプの人)や家族に、「私の思い込みのせいで、すれ違ったり失敗したようなことって何かあったっけ?」と聞いてみてください。
そのあたりを把握しておけば、あらかじめ気を付けることができるので(闇雲に「克服しよう!」とするのではなく)「この分野に関しては思い込みで誤解しやすい部分があるから気を付けよう」と自分自身で意識することができます。
これだけで結構違ってくるはずです。
また、③の「確認する」。これも非常に大事です。
人は「思い込み」が発動する時、自分の中で決めつけてしまって、事実を確認しないことがほとんどです。
ですから、大事なことや、あるいは「自分が傷つくようなこと」が起きた場合は、
『自分はこれに関してこういう解釈をしたのだが、これで間違いないだろうか』
『どういう意図でこれをしたのかを教えて欲しい』
というように相手に確認するようにするといいでしょう。
「そんなの言いにくくて言えないよ!」という方も多いかもしれませんが、自分が相手の身になってよく考えてみてください。
自分の何の気なしの言動を、相手がひそかに誤解したりネガティブな解釈をしていて、それを自分の知らないところでずっと気に病んだりしていたとしたら…嫌じゃないですかね?(笑)
確認するというのは『相手に説明する機会を与える』ということ。わたしはよくセッションでも「それ相手に確認しました?」とお尋ねするのですが、確認してみたら自分の思うようなことではなかった、という場合が大半です。
また、話してみることで、自分からは見えなかった事実が分かったりして、人間関係の安心感につながることもありますので、「この人とはこれからも付き合っていきたい」と思う相手ならば、ぜひ勇気を出して確認してみてください。
なお、確認する時のポイントは「あなたのせいで傷ついている」というニュアンスは出さずに、フラットに尋ねること。
そして、聞きにくければ「これを聞こうか迷ったんだけど、あなたとはお互い快適な人間関係でいたいと思ったし、あなたの気持ちをぜひ知りたいと思ったので、勇気を出した」というようなことを言えば、相手も悪くは思わないはず。
最初は負担の少ない小さな事からで大丈夫!ぜひお試し下さい(*^^*)
思い込みの激しい人との付き合い方
では続いて、「周囲に思い込みの激しい人がいて、対応に困っている」という場合はこんなことに気を付けてみるのがオススメ、と言うお話です。
オススメしたいのは以下の3つです。
①大事なことは、手紙などの形に残るもので、簡潔に伝える
②相手の「思い込みの激しさ」は相手の責任なので、上手く伝わらなくても責任を負い過ぎない
③相手が「思い込みの激しい状態にある」ということから自分のブロックを探してみる
では順番に解説してみましょう。
①大事なことは、手紙などの形に残るもので、簡潔に伝える
思い込みの激しい人が相手だと、つい誤解されまいと話が長くなったりフォローの言葉をあれこれ付けたくなる方も多いようです。
しかしこれは逆効果。
情報量が多いと相手はかえって混乱します。
なので、大切なことは文章で、「こういう状態で、どうしてほしいか」ということを簡潔に伝えるといいでしょう。
文章にすると、わかりやすいだけでなく、「確実に伝えた」という形にも残るのでお勧めです。
なお、思い込みの激しい状態にある人は、通信手段に得意不得意もある場合が多いです。
例えば「ラインだとうまく話が伝わらない」「電話だと誤解しやすいから、対面のほうがいい」「耳だけだと勘違いしやすいから、文字で伝えたほうがわかりやすい」など。
普段から相手を観察して傾向を上手につかんで、相手が受け取りやすい方法を模索するといいでしょう。
また、場合によっては大事な話は冷静な第三者に立ち会ってもらったりすると、言った言わないのトラブルを避けられたり、上手くコミュニケーションをとる助けになってくれる場合もあるので、おすすめです。
②相手の「思い込みの激しさ」は相手の責任なので、上手く伝わらなくても責任を負い過ぎない
職場での人間関係だったり、近い肉親だったりが、自分とのコミュニケーションで誤解してしまっていたり、上手く伝わらないという場合、『自分の言い方が悪かったのでは』と自分を責めてしまう方も多いようです。
しかし、コミュニケーションとは、「受け手」と「投げ手」が双方それぞれ必要なことをしなければ成立しないもの。どちらかの努力だけでどうなるものでもないのです。
というわけで、①でお伝えしたような努力をある程度したら、「自分はやるべきことをやった。それ以上のことはもう相手の問題だ」と割り切るというのも、自分を守る上での考え方のひとつです。
とはいえ、『そんな簡単に割り切れないよ』とか『相手の思い込みを放置すると、こちらにすごく迷惑が掛かるんだけど…』と言う場合もあるかもしれません。
その場合は、あなた自身のブロックの反映である可能性が非常に高いので③を参照してみてください。
③相手が「思い込みの激しい状態にある」ということから自分のブロックを探してみる
自分の身近な人や、職場の人間関係など、どうしても付き合わなければならない関係で「相手の思い込みの激しさや話が通じない状況にあることで、自分がストレスや実害を被っている」という状況にある場合は、ご自身のブロックの反映である場合がとても多いです。
なので「自分のブロックの反映では?」という観点で自分を見つめてみるといいでしょう。ブロックによるトラブルの場合はブロックを手放すことでしか、問題は解決していかない場合が多いからです。
なお、ブロックでそのような状況が呼び寄せられている場合
・解決しようと物理的な努力をしてもどうしても解消されない
・その人との問題が解決しても、また別の人と同じような問題が起きる
・人生で繰り返しそのような問題が起きる
ということがありますので、心当たりがある方は自分を見つめてみてください。
ブロックを探すとき、具体的には
『わざわざ相手が自分のために、話の通じない状況になってくれているとしたら、自分はそれで何かメリットを感じていないだろうか』
『相手の問題に巻き込まれたり、相手との関係にうまく線引きができないということで、自分は本当にやらなければいけないことややりたいことから目をそらしている可能性はないだろうか』
というような角度で考えてみます。
ポイントとしては、「自分のブロック=自分が悪い」という解釈ではなく、パズルゲームのようなつもりで、「本当はこんなトラブル起きなくていいはずなのに、わざわざ自分がこれを望んでいるとしたら、どんな理由があるのかな」と考えてみることです。
だいたいこういったブロックは幼少期からの人間関係に由来することが多いですが、
『人に制限されることで自分本来の能力を発揮せずに済む』
『相手に迷惑をかけられることで愛情を感じている』
『自分の人生を生きるのが怖いので、わざわざ邪魔してもらっている』
『コミュニケーションがうまくいかないというトラウマを自分に植え付けてもらうことで、自分はコミュニケーションができない人間だから、という言い訳を貰っている』
『親に対する愛情が大きすぎるので、コミュニケーションがうまくいかないことで、貰う愛情の量をセーブしている』
などなど理由は人によってそれぞれ。
中には驚く様な「え、こんな理由で?!」というのもあります。ですが、紐解いてみるとどれも恐ろしいものではなく、「なあんだ」と最終的に笑えるようなものばかりです。
なので、自分を追い込んだり、恐ろしいものが出てくるとは考えず、安心してパズルのつもりで考えてみてください。このあたりは、こちらの自分見つめのコンテンツが参考になるかと思いますので、もしよければ覗いてみてください。
一人だと難しいのでプロの手を借りたい、と言う場合はセッション等で喜んでお手伝いしますので、マゼンティークにぜひ遊びに来て見てくださいね(*^^*)
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さて、いかがでしたでしょうか。
人間の思い込みやブロックなどを、人柄のせいや、精神力が足りないせいだと思っている方は多いのですが、私に言わせればだいたいのことは「脳や本能や潜在意識の仕組み」で起きているもの。
なぜそうなっているのか、正しい知識を身に着けて、そして上手に付き合うことができれば、必要以上にネガティブに捉えたり、精神力で克服する必要はないんです。
マゼンティークでは、「あなたが自分らしく生きるための正しい知識」と「あなた自身の特性を知って、生きやすくなる工夫をすること」に非常に力を入れてメニューを提供しております。
産休まであとわずか。まだご予約枠にも若干空きがございますので、気になる方はぜひ遊びにいらしてくださいね。
待ってまーす(*^^*)
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