当サロンでは日々「スピリチュアル」の力を使って、お客様のお手伝いをさせて頂いています。
ただし、この「スピリチュアル」という言葉、実はなかなか曲者です。というのも、人によって全然違う意味で使っていたり、それぞれのイメージや偏見がとても反映されやすい言葉だからです。そういうわけで「スピリチュアルサロンだからこんなことをしているだろう」と思って行ってみたら、やっていることがイメージと全然違った…という行き違いも起こりやすい部分があります。
そこで今回の記事では、当サロンで扱っている「スピリチュアル」とは何かということや、理念などについてご紹介させていただきたいと思います。
(姉妹記事：「タネもしかけもある、スピリチュアル～誰にでも出来る理由～ 」はこちら）
スピリチュアルは「物理」である？
当サロンで提供しているスピリチュアルの定義は「通常、目には見えないもの（エネルギー、高次元の存在など）の力を利用して、望む方向に行くためのお手伝いをすること」です。
「スピリチュアル」と聞くと、場合によっては「目に見えなくて効果があるんだかないんだかわからない、フワフワしたもの」「効果が出たような気がしても、信じれば救われる的な思い込みによるもの」「迷った時に心を慰める気休め」「心の弱い人がよりどころにする怪しいもの」のようなイメージを持たれる方もいるかもしれません。ですが、私個人の感覚だとスピリチュアルは「ある程度厳密な法則がある（科学的な裏付けがまだ一般的ではないが）物理に近いもの」です。
エネルギーは目に見えず、現在の科学では立証しきれない部分が非常に多いですが、きちんと一定のルールに従って存在しています。「鍋の水をコンロの火にかければ、必ず100度で沸騰する」ように、『この手順をとれば誰でも再現できる』『うまくいかない時には、支障となる要因が必ずある』という感じです。もちろん『高次元のもの（エネルギー）を無理やり3次元的にわかるように翻訳している』という特質から、解釈のばらつきが出ることもありますが、そのあたりも含めて一定の法則があるのです。
当サロンでは試行錯誤を繰り返し、自分の経験的にしっかり理解できたものや安全性を確認したもののみを提供させていただいています。そして、セッションやレッスンの際は、仕組みや理屈の部分も含めてなるべくお伝えするようにしています。
スピリチュアルで悩みは解決しない
私にとってのスピリチュアルは「エネルギーの法則」ですので、必ずしも「使えば幸せになる」ものではないと思っています。幸せのために使うには「何が幸せかをきちんと考えて、そのためにルールを上手に利用する」ということが必要になるのです。そういうわけで、スピリチュアルで幸せになるためには、「妄信せずにスピリチュアルの特性をよく理解すること」と「自分の目的に沿った手段であるかを自分の頭で考えること」が必要なのですね。
先の鍋の水の例でいえば、「お湯が欲しい」と思った時に、「コンロで火をかければお湯が手に入る」ということを知っていれば、目的を達成することができますね。これはスピリチュアルでも全く同じで、例えば「○○が欲しい」というときに、「××というルールを使えば早く実現させられる」ということを理解していれば、効率よくそれを達成することができる、というわけです。
こうやって書くと「当たり前じゃん、そんなの」と思われるかもしれません。しかし、不思議なことに「目に見えないスピリチュアル」になると、人はそういう「当たり前の考え」をすっ飛ばしてしまいやすい傾向があります。例えば「冷たい水が欲しい！」と思っている時でも、「とりあえずコンロがあるので、火にかけてみる」「周りの人がみんな鍋の水を火をかけているので、自分もそうする」というような感じで闇雲に手元にある道具を使おうとすることがとっても多いのです。そして、水が熱くなると「水が冷えないのは、自分の信じる気持ちが足りなかったり、日ごろの行いが悪いからだ」と考えたりします。でもそういうことではなくて「コンロの使いどころはそこじゃないよ」…というだけの話なのです。
残念なことですが、霊能力を使って仕事をしている方を含め、このような落とし穴に陥ってしまう場合も多い…というのが実情のようです。このように使い方を誤ると、スピリチュアルによってかえって話がこじれてしまったり、自分に自信を失ってしまったり、スピリチュアルに必要以上に依存してしまったりということが起こります。私個人は、それをとても悲しいことだと思っています。
スピリチュアルには無限の可能性と汎用性があるので、正しく道具にしていただければ本当に生活は豊かに楽しくなるのです。そして少しでも多くの方に知っていただきたいのです。スピリチュアルに頼らなくても、ご自身の人生の主役がご自分であるということ、そして自分で自分を幸せにする力がどなたにもちゃんと備わっているということを。
だからこそ、当サロンではセッションの中で『スピリチュアルのルール・特性・いいところや悪いところ・できることとできないこと』は率直にお伝えするように心がけております。そして、スピリチュアルを「自分と向き合ったり、自分を知るための道具」として使っていただくことをおすすめしているのです。
スピリチュアルと自尊心
では「スピリチュアルを適切に道具にするために必要なものは何か」というと、まず大切なのが「自尊心」です。ブログやワークでも繰り返し「自尊心を鍛えよう」という話をしつこいほどしているのはこのような理由によるものでもあります。
実は「スピリチュアル」は「お金」にとても性質が似ています。以下の「お金」の部分はそのまま言葉を「スピリチュアル」に入れ替えても成り立つのです。
「お金は便利なもので、いろんな分野の問題を解決できるが、お金ではできないこともある」
「お金で解決できないことこそ、その人の真価が問われる」
「自尊心がない人が大きなお金を手に入れると、お金で人を支配しようとしたり、お金に振り回されたり、それで人をつなぎとめようとしたりして、バランスを失ってしまう」
お金もスピリチュアルも、ただの「ひとつの手段」に過ぎません。そういうわけで、あれば何かと便利ではあるのですが「スピリチュアルの力を使わなければどうしても解決できない」ということも基本的にありません。
ですが、自尊心が十分でないと、『自分の力ではできないに違いない』『何かにすがりたい』という気持ちが勝ってしまって、どうしてもスピリチュアルに頼りたくなってしまったりしやすいのですね。だからこそ、自尊心をしっかり鍛えて「自分の手段に適した目的として使えるようになること」が大切なのです。
サロンの上手な使い方
人間は「体という物理の入れ物に、エネルギーという見えない本体が入ったもの」です。そういうわけで、道具としての「スピリチュアル」をどのように使おうが、スピリチュアルを好こうが嫌おうが、言ってみれば誰もが「スピリチュアルな存在」なのです。
人は、自分らしい生き方を追求していけば、自然にスピリチュアルのルールに沿った生き方になっていくようになっています。そうすれば、無意識のうちに直感がどんどん冴え、気が付かないうちに必要な情報や環境を引き寄せ、どんどん自分のあるべき姿に向かう力が強まっていくのです。「自分で自分を満たし、自尊心を鍛える」「好きなことを追いかける」この2つを追求していけば、わざわざスピリチュアルを技術として学ぶ必要はないのです。
…ただ、そうは言っても、一足飛びにそこに行くのが難しいのもまた人間です。生活しているうえでどうしても「自分が見えなくなること」「どっちにどう進んでいいのかわからなくなること」「自分一人では乗り越えられそうにないこと」というのは出てくると思います。そんな時、高次元という角度を変えた視点からの情報は、状況を整理したり作戦会議をするのにとっても有効です。また、積極的にスピリチュアルのルールを利用することで、成果が出るのを早めたり、効率をよくしたり、例えば自分一人で行おうとすると何年もかかることを数か月で達成したりする…というようなこともできます。
セッションの中では「どうしてこうなるの？」「どういう仕組みでできるの？」「腑に落ちないのでもっと説明してほしい」というご質問も大歓迎です！そして、お客様自身が自分の人生で起きていることを腑に落として、これからの人生に上手に生かしていただくことを心から願っております。また、そしてそれらを通して、お客様が『自分には自分を支え、自分を幸せにする力があるんだ』ということを感じて頂ければこれ以上のことはありません。
「こんな用途でも使えるの？」「こんなことで困っているんだけど、スピリチュアルは活かせる？どんなメニューがいい？どんなものを提供してもらえそう？」というようなお問い合わせも大歓迎です。気になったときには、ぜひお気軽にご連絡くださいませ。
サロンにてあなたのお越しをお待ちしております(*´v｀）