変異指数(SP)

変異レベルの解説

こんにちは、九柱診断です。今回は「変異レベル」のお話です。

 

まずは3つのレベルについて

九柱診断ではどうしても9つのタイプにフォーカスされがちですが、実は3つのレベル(変異・エネルギー・吸収)の数値も非常に大切です。

▲結果画面の3つのレベルはココ(スコアは見本です)

では、早速今回のテーマである『変異レベル』の話をしていきましょう(*^^*)

 

 

変異レベルって何なの?

変異レベルは3つのレベルの中でも少し特異な数値です。

この数値は、開発者神代が、多くの方の潜在意識を拝見してきたうえで「一般の人よりもはるかに高い集中力を発揮できる人がいる」「ストレスがかかったり苦しい局面になるなどの負荷がかかると、普通の人は発揮できる能力が下がるのに対し、逆にパフォーマンスが上がる人たちがいる」ということを感じたため、その人たちを見分けるために設置した尺度です。

変異レベルが高いとされるのは70~です。変異レベルの基本的な解説は、診断結果画面をまずはご覧ください。

▼変異レベルについてはこちら

 

変異レベルが高い人ってどんな人?

上記ページから抜粋しますが、特徴としてはざっくり言うと以下のような部分があります。

 

・子供のような純真さと、高性能の頭脳を持っている
・行動が早い
・貪欲で、成長や変化が速い
・精神力がとても強い
・作業量が多く、スピードが速い
・集中力に優れている
・追い込まれるとさらに能力を発揮する
・柔軟性があり、臨機応変に対応する力がある

 

わかりやすい例で言うと、「鬼滅の刃」の主人公、竈門炭治郎。

彼は、9タイプで言うと『天使』つまり、まっすぐで真面目、みんなの為に何かをすることが喜び、心が純粋で単純、カッとなりやすい、責任感が強い…の気質が強い気がします(面倒見が良いのと、言葉で説明するのが上手いので『親分』、マメで細やかな部分から『管理人』、誰かの困りごとに細やかに反応したり、相手の求めることは何でも応じようとする部分から『賢者』あたりも高そうです)。しかし、戦闘場面になるとものすごく頭が回ります。

天使の人は感情や感覚派の方が多いため、考えようとするよりは『直感で出たとこ勝負!考えているつもりでもちらほら穴が』みたいな場合が多いのですが、彼の場合はむしろ追い込まれるほど冴えるし、普段の比でないくらい考えて、それを行動に移すだけの冷静さもみられるんですね。

冒頭で説明した通り、一般的な人は、負荷(ストレスや身体的な不調、追い込まれる状況など)があるほど、本来の能力が発揮されないものなのですが、炭治郎の場合、負荷がかかるほど強くなるような印象があります。

例えば、重篤なケガを負っているときほど集中力が高まったり、ここで自分がやられたら家族はどうなる、みたいな局面ほど、普段以上の力を発揮しているんですね。

そして、戦闘中にも『自分は長男なんだ、負けるな、頑張れ』とか『ここで自分が負けたらどうなる』と自分に言い聞かせて、集中力を切らさないようにしているような場面がありますね。このように『自分を集中させたり鼓舞したりする技術がある』というのも変異レベルが高い人にはよく見られます。

変異レベルが高い人はどこか、『集中力が増し、思考も感覚も直感力も冴える状態になるスイッチ』があるようなところを自分で理解していような部分があり、そこに自分を上手に追い込んだり、それの邪魔になるような雑音を意図的に排除しているようなところがあるんですね。

炭治郎の場合は、『自分を鼓舞して頑張らせる』スタイルですが、これは人によってスタイルがちょっとずつ違います。『冷静さを保てるような言葉かけや考え方』の人もいれば、『周囲への感謝やポジティブ思考に自分を引き戻したりできるような工夫』を持っている人もおり、『怒りや負けん気によって馬力を出させようとする』タイプがいるなど…など、おそらくまちまちです。

また、そのバックボーンには幼少期に「生き延びるため、自分の力で何とかせざるを得なかったという時期があった」という方が多いようです。そもそもはある種の「極限状態」を精神力でなんとか乗り切ってきた経験ゆえに、磨かれたスキルと言えるのかもしれません。

炭治郎に関して言えば、父親がいない状態で、長男として家族を何とか守らなくてはならなかった。家長の役割を果たすためには、頼りがいも必要だし、経済力も必要になる。子供のままではいられず、無理やり成長するしかなかったんですね。でも母親にも甘えたい年頃だし、子供のままでもいたい。

そういうことで「素直な子供(感情)」を持ったままで、「責任感のある父親(思考)」の両方を鍛えてきたというところではないかなと感じています。

鍛えてきた、と簡単に言いましたが、これは普通は出来ることではないのです。一般的な場合だと、背伸びして父親になろうとしても物理的に無理がかかってしまって達成できず、結局心が折れてしまったり、うつ状態になってしまったり、あるいは、「自分ばっかりなんでこんな目に」というような気持ちに呑まれて、いわゆる「グレてしまう」「投げやりになる」状態になることも多いのではと思うのです。

にもかかわらず「自分の素直さや純粋さを傷つけることなく、やらなければならないことを精神力ひとつでカバーして、普通ではできないことを成しえてきた」というのはある種の特別な資質なのです(といっても、おそらく脳の『使い方』のようなものにおそらく秘訣があり、そのメカニズムが理解できれば、ある程度誰でも再現可能ではないのかと考えています)。

また、他にも著名人で、『変異レベルが高そうだな』と感じているのが、SHOWROOMの前田 裕二さん。『メモの魔力』などの著書でも有名ですね。

お人柄は屈託のなく素直な印象に見えますが、経歴を拝見すると、「8歳で両親を亡くし、兄と親戚の家に引き取られ、駅前で弾き語りをしてお金を稼いだ」「英会話を身につけるために語学学校でアルバイトをし、そこにいた先生を捕まえては質問し、お金をかけずに英語を習得した」などのエピソードがあります。

このように、普通の人はなかなか考え付かないし、仮にやろうとしてもできないような「自分の目的を達成するにはどうしたらよいのかを合理的に考える力」「実際に行動し、現実化する行動力」「コツコツ積み重ねる集中力」を持ち合わせていること(※と言っても、ご本人が血のにじむような努力で積み重ねてこられたものと思います)は変異レベルが高い人の特徴だなあと感じます。

 

変異レベルの高さに関するあれこれ

このように、変異レベルが高い人は『思いついたとしても、普通はそれを実現できないよ』とか『こんなにすごいのに、誰よりも心は純粋できれい!』みたいなことが多いです。

でも、本人としては、『必要だからやってきただけだよ』『いや、そんなことないよ、誰でもできるはず』というような感覚があることが多いようです。

でもね、そんなことはないのです。すごいことをしているのです。変異レベルが高い方は、ここまでご自身が生き延びてこられたことをよく褒めてあげて欲しいと思います。

「他の人には理解しえないレベルで、自分は本当に本当にものすごいことをやってきたのだ」ということを、どうぞ事実として認めてあげてください。

トリセツについては、上記のリンクでも説明しましたので今回は割愛しますが、『戦闘モードを自分のしたいようにON-OFFできるようになるといいのかも』と言う部分と、『必要がある時には(いえ、なくても)人にも甘えるようにできるようになる』ことを意識すると、より暮らしやすくなるかもしれません。一概にどうするとよいとは言い切れませんが、ご自分の状況に適した工夫をしてみてください。

また、成長に貪欲で何事もスピードが速いので、周囲の人が実情を理解しきれないとか、なかなか追いつけない…ということも度々起こるようです。ですから、変異レベルが高い人は『自分のパフォーマンスは一般の人と少し違うようだ』という認識を持っておいた方が、認識の違いによる誤解が生まれずに済むのではないかなと感じています。

また、変異レベルのスコアに関して、もう一つお伝えしたいのが、『ある程度自己肯定感が高くないと、このスコアは高くは出ない』ということ。

というのも、変異レベルに関する質問は『自分は一定以上能力がどうやら高いようだ』という自認がないと『はい』にならない設問が多いためです。なので、実際には変異レベルが高くても「自分なんて全然人より出来てない」という認識の場合は、変異レベルのスコアは高くは出ないのです。

これが何を意味するかと言うと『自己肯定感が上がるほど、変異レベルが後から伸びてくる場合も多々ある』『今現在スコアが低くても、実は『隠れ変異さん』という場合もありうる』ということです。

実際に、最初にテストした時には変異レベルが0だったのに、内観により、自尊心を高めたり自己理解を深めていくうちに、数か月後には100になった、というクライアントさんもいらっしゃいます。

もしかすると、変異レベルに関しては(他の2つのレベルにも言えることですが)ブロックが少なくなり自分の本音が聞けるようになればなるほど、数値が上がっていく傾向があるのかもしれません。

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