コロナの影響下での過ごし方

こんにちは、神代です。

とうとう緊急事態宣言がでましたね。

今回のコロナウイルスにおいては、体調不良や行動範囲の制限、収入の減少、計画の中止や延期など、いろいろな余波が出ており、その影響を全く受けていない人は一人もいないのではと感じています。

今後の生活に関して、様々なご心配をなさっている方も、不安になっていらっしゃる方も、非常に多いのではと思います。

終息の時期や経過に関してあれこれお伝えする気持ちはないのですが、「今のおすすめの過ごし方」については、皆様にお伝えしたいなと思うことがあり、ブログに書かせていただくことにいたしました。

「で、あなたはどうしたいの?」

いま、私達は問われています。

問われているというと「厳しいテストで、気を抜くとふるい落とされてしまう、間違った回答をするとはねられてしまう」というような感覚に感じる方もいるかもしれません。

でも、そうではなくて、

「で、あなたはどうしたいの?何を優先したいの?自分で考えて行動してね!!」

という「進路の確認」をしてきている…という感じです。

もっと言えば

「はい、シンキングタイムは終わり!この場所に留まれる時間は終わりだよ、決まってない人もとりあえず動いて動いて!動きながら考えて!」

ということでもあります。

今の状況下では、色々な見解や情報が錯綜しています。

新種のウイルスなのでわかっていないことも多く、どれが絶対に正しいということもありません。

誰かに頼りたい気持ちがあったとしても、誰が正しいことを言っているかはわかりません。

だからこそ「何を信じたいか」をそれぞれが自分で決める必要があるのです。

今回の件についても、行動は人によって様々です。

気にせずにいつも通り行動する人もいれば、必要以上に不安になる人もいる…
寄付などを募って誰かを助ける人もいれば、誰かをバッシングすることにエネルギーを注いでいる人もいる…
自分の身を危険にさらして激務についている人もいれば、この機会に収入が増えるような人もいる…

でも、これは、誰か良くて誰が悪いという話ではないのです。

「善悪」はあなたがかってに評価している架空の尺度です。

大事なのはその人が「どう生きたいか」。

だから、「不安になっている人」やたとえば「人に迷惑をかけるような行動を取っている人」も、本人が「そういう生き方をしたい」と選択できているのであれば、私はそれでよいし、周囲の人がとやかく言う必要はないと思っています。

なぜならば、その行動の結果はその人が必ず引き受けることになるからです。そして、その人の影響を受ける人は、必ず潜在的に、「その人から影響を受ける」という学びを必要としている人だからです。

ですが。

もし、「不安になりたくない」「人をバッシングしたくない」のに、もしそうしている人がいるのなら、それは「本当にやりたいことややるべきことから目を背けるために、あえて『不安や誰かの行動』にかまけてしまっている」という部分が少なからずあるはずだと感じています。

その場合は、周囲の人や状況や情報のことはすべてシャットダウンして、いったん置いておき「自分はどう思うのか」「自分はどうありたいのか」を今一度、きちんと確認してみてください。

この一件がやろうとしていたことの支障になっている方へ

また。

この一件で「やろうと思っていたことが中止や延期になった」とか「計画に水を差されてしまった」という人もいると思います。

ですが、それも「あなたの計画は間違っているからやめなさい」という意味では決してありません。

「それでもやりたいですか?もう一度気持ちを見つめてみてね」と問われているのです。

「それでもやりたい!」と思ったあなたは、できる範囲でやれる方法を模索して、自分が納得のいく行動をするべきです。

誰かが解決してくれたり事態が終息するのを待つ必要はありません。

あなたが「自分で」どうするか考えて動くべき時です。

さて、一方で「一旦やめよう」とか「中止にしよう」と思ったという方。

それもまた間違いではありません。それは意志が弱いとか流されやすいということではなくて、心の底から「その方がいい」と思えたならあなたにとってはそれが正解なのです。

「進む」も「やめる」もあなたが納得できるのならどちらでも正解です。

だからどうぞ、その声に従って動いてください。

誰かが何とかしてくれるのを待っていないで、自分の足で行動してください。

そして動くときは、何かを妄信したり何となく行動するのではなくて、「しっかり現実に足をつけた」具体的な行動をとりましょう。

ここでの「現実に足をつけた」とは、主に「リスクの管理をきちんとする」ということです。

例えば「自分は、やることが正解だと思うから行動しよう!正解なんだから絶対に収益も上がるはず!」というのではなくて「失敗した場合のダメージも想定して動こう。これくらいの赤字ならセーフだから、これくらいの規模でやろう」ということだったり、

「必要とされているからとりあえずやる!」ということではなくて「まずは周りに意見を聞いたり、やるにはどんなことに気を付けたらいいかを調べよう」…みたいな感じです。

あなたの正解はあなたしか知らない

人によって「正解」は違います。

どちらが正解かはあなたの心に沿って決めるべきこと。

自分の心が納得する方を、なるべく選んでください。

上手く選べなくても、一度で選べなくても大丈夫。

人生はあなたが望めば、何度でも選びなおさせてくれます。

人生に失敗はありません。上手い下手もありません。

あなたが勝手に「失敗した」「下手だ」とジャッジしているだけ。

今までの人生も、これからの人生も、全てあなたに必要なことしか起こっていません。

あなたが努力すべきなのは、失敗しないでおこうとすることでもなく、成功しようとすることではなくて「その瞬間に自分が一番いいと思ったことを、その時々で真剣に選ぶこと」なのです。

もし選んでから間違えたということに気づいたら「えへへ、間違えちゃった!やっぱりこっちがいい!」と素直に間違いを認めて、必要ならば誰かにきちんと謝って、改めて選びなおせばそれでいいのです。

さあ、あなたはどうありたいですか?

どうありたいかということがわからなければ、今の生活の中で大事なもの順に優先順位をつけてください。

家族なのか、仕事なのか、健康なのか、心の安定なのか、お金なのか、一人の時間なのか。

それは人によってさまざまでしょう。

自分の心に素直に、本当に大切だと思う順に選んでください。

そして、その優先順位の高いものを優先できるような行動を取ってみてください。

その結果あなたの行動が人と違っても、それを誰かに否定されたとしても、あなたがそれでいいのならいいのです。

どうぞ自信をもって選んでください。

その他のヒント

そして、もうひとつ。

「不安や葛藤は悪いことではない」だという意識も持ってください。

初めてのことで不慣れなこと、先が見えない状況でストレスも溜まりがちという状態ですから、誰もが不安になるのは当たり前。上手く選べる自信がないのも当たり前。

それを「自分の心が弱い」と責めることはありません。

人間として当たり前の反応なのです。

不安は自分の心が飼っている子犬だと思いましょう。怖くて吠えまくっているワンちゃんに、「不安なんだね、当たり前だよね、よしよし」と、優しくしてあげるような気持ちで接してあげられたらいいですね。

また、今の状況で過ごすためのポイントもいくつかお知らせします。

・取り入れる情報を選ぶ(たくさん入れすぎない)
・現在の状況に困り感があるなら、今までのやり方を意識的にどんどん変える
・大事な人とつながる(信頼、安心できる人たちと連絡を取り合ったり、支えあう)
・困った時には人に「適切に」頼る(適切に、とは「察してもらおうとせず、何をして欲しいか明確にして相手に伝える」ということや、お金を払ってプロの力を借りたり…ということです)
・必要かどうかというジャッジは人に頼らず、自分の心で決める
・毎日の中で、ストレスを発散したり幸せを感じられる時間を意識的に増やす

この記事が、少しでも皆さんが心穏やかに過ごせる一助となれば幸いです。

また、マゼンティークでは通常通り営業しております(電話やネット通話での遠隔セッションにも対応しています)。

セッションではしっかりと個別に寄り添って「自分と向き合うお手伝い」をしております。

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