私が「人のために尽くせ」と言わない理由

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先日お客様から「神代さんが『我を捨てて人に尽くせ』とか『自分のことより人のために』というようなことを言わないのはどうしてですか?」というご質問をいただきました(スピリチュアル系のブログなどでこういう教えなどがよくあるそうです)。

お答えした内容について、今、いろんな方に伝えるべき大事なことのように思えたので、許可を頂きましたうえで、ブログにも書かせていただくことにします(^^♪


『我を捨てて人に尽くせ』…確かにあまり言いません。

「自分より人のために尽くす」というのはある種の真理というか、真の豊かさを得るうえでは大切な要素ではあります。

でも、だからといって「今すぐ我を捨てろ」と言われてできますか?

少なくとも私にはできません(笑)

それができないからみんななやんでいるのではないかしら?と思うのです。むしろ、かえって「我を捨てられない自分は浅ましい…」と苦しくなるだけではないでしょうか。

 

さて、「人のために尽くせば幸せになれる」と感じたり、「人のために尽くす人が立派だからそうなりたい」と考えて、そのように行動しようとする人はたくさんいます。

ですが、これには落とし穴があります。「自分が満たされてない状態で人に尽くす」と、人は絶対に「見返り」を求めてしまうのです。

「見返りを求める」とどうなるか。

相手が自分の思い通りに動いてくれないと苦しくなったり…
相手も自分のために尽くしてくれないと不満を感じたり…
自分ばかり尽くしているようで疲弊して擦り切れたり…
いつも誰かに尽くしていないと怖くて仕方なくなったり…

このようなネガティブ感情につながってしまうのです。つまり、「見返り」は幸せとは真逆のところに人を連れて行ってしまうものなのですね。

さて、時々この「ネガティブ感情」の対処に困って、「何とか蓋をしたい」「考えないようにしたい」と頑張ってしまう方もいます。でも、それはそもそもの頑張り方を間違ってしまっています。そのネガティブ感情は、その人の心が弱いせいではなく、満たされていない状態であればだれにでも生じる自然な感情であり、ある意味「自然現象」に近いものです。その自然現象を無理やり抑えつけようとしても根本的な解決にはならないのです。

例えて言うなら、自分が空腹なのに人にごちそうを作ってふるまってあげているようなもの

「いいな、あんなおいしいもの食べられて(嫉妬)」
「いつになったら私は食べさせてもらえるのかな(先への不安)」
「私がお腹すいてるってなんで気が付かないの?自分勝手な人だな(不満)」

お礼を言われないと
「ご馳走してあげたのに、お礼もないの?(不公平感)」
「粗末にされてる気がする…私は誰にも大事にされないんだ(無価値感)」
となるのは当たり前ですよね。

そういうわけで「人のために尽くしたい」と考える人ほど『自分がちゃんと満たされているか』はとっても重要です。

自分がお腹いっぱいであれば、

「これもおいしいよ、食べてみて!(もっと与えたくなる)」
「食べたいときに食べていいよ(相手の自由を許せる)」
「皆に食べてもらえるって楽しい!(「奉仕」を楽しめる)」

となりますし、もし相手からお礼がなかったとしても

「まあいいか、自分は楽しかったし(自己完結)」
「あの人はあの人なりになにか事情があるのかも(相手の事情を想像する)」
というように、不当に自分を傷つけずに対応することができるのです。

ということで、人のために役に立ちたいと思ったら、まずは自分で自分をたっぷり満たすこと…つまり、自尊心を鍛えることです。

人に尽くすのはそのあとの話。…というよりも、一定以上満たされれば、わざわざ尽くそうとしなくてもひとりでに「じゃあ周りの人にもやってあげたいな」という気持ちになっていきますし、「周りの人のためにやるという行為」自体が自然と楽しくなっていきます。また、自分の適性に合った「人への尽くし方」も見つかっていき、人生がひとりでに「他人へも愛を注ぐ」という方向にシフトしていくのです。

その「楽しいから尽くすのがしたい」という感情が自然に湧いてくるまでは、人に何かをする必要は一切ありません。その状態で何かしても、それは「無償の奉仕」ではなく、「利子付きの貸付」になってしまうからです。それはお互いを不幸にしたり、不自由にしてしまうだけ。

ということで『我を捨てて人に尽くせ』ではなく、『自分を大事にできない人は誰も大切にできない』『まずは率先して、自分で自分を大事に』ということを、私は声を大にして言いたい!と思っています。

さて、職業的に人の役に立とうとする人(心や体のケアをしたり、ヒーラーやセラピストのような職業の方)はとりわけ、人の何倍も自分を大切にする必要があります。

そうでなければ、無意識のうちに「お客様を自分の心の穴を埋める道具」にしてしまうのです。そうなると「お客様のためになるかよりも自分が満足できるかどうか」を優先してしまいますし、相手を依存させてしまいやすいですし、お客様を巻き込んで道を誤ってしまうことも起こりえます。

とはいえ、自分を大事にするというのは、簡単なようで難しいことでもあります。一度やればいいというものではなくて、日常的に常に気を配りながら、継続的に行う必要がありますし、折に触れて手厚くケアする必要のあるときもあります。自尊心が高かったとしても、誰にでも調子が悪い時、心にゆとりがなくなってしまう時、というのはあるからです。

サロンには、そういったご職業の方にも多くいらしていただいております。心の整理のお手伝いや、お仕事内容のスーパーバイズ(例えば「こういうお客様にこう対応したのだかこれでよかったのか」等の自分の心の振り返りなど)、経営のコンサルなど、ご要望に応じていろいろなことをご対応させていただいております。

特に今の時期は、今までのお仕事からよりステージアップを図る時期に来ている方がとても多いです。そんな時は、モヤモヤがあったり進むべき方向が分からなくなることもよくあるもの。高次の視点を交えた心の整理はとっても有効ですよ。

「気になっているけど行こうか迷っている」そんなあなたも、セッションを受けるかどうかのご相談は無料ですから、どうぞお気軽にお問い合わせくださいね。

マゼンティークはサポートが必要なあなたのお越しをいつでもお待ちしております(^^♪

 


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