こんにちは、神代桃子です!
私は「好きなことを仕事にすることをお勧めしている派」なのですが、「仕事にしたいと思える好きなことが見つからない」「自分にはこれと言って好きということがない」みたいな方も結構多いような気がします。
でもね、好きなことを見つけるって意外とそんなに難しいことではないのです!
ということで、今回は好きなことの見つけ方に関する2つの方法についてお話してみたいと思います。
1 過去を振り返ってみる
「好き」を特別視している人が多いですが、多くの人は知らず知らずのうちに好きなことをけっこうやっています。
見つからないのは「好き=人より秀でている」とか「好き=役に立つこととか、滅茶苦茶詳しくないと、それには当てはまらない」とか勝手に思っているから。
私がセッションしてきた感じだと、多くの方は10代までくらいのタイミングで好きなこと、あるいはそれの「片鱗」には出会っていることが多い印象です。
そんなわけで、過去からそれを掘り返すために手っ取り早いのが「書き出す方法」です。
あなたが20歳くらいまでの人生の期間を、ある程度区切って(「幼稚園まで」「小学校まで」「中学校まで」みたいな感じで)それぞれの時期に『多くの時間やお金を費やしてきたこと』を書いてみましょう。
『好きなこと』と言われると、肩ひじを張ってしまいますが、「そういえば深夜ラジオにはまって寝不足になるまで聞いてたなあ』『おこずかいのほとんどは友達とダべるための喫茶店とかコンビニのお菓子代に消えてたなあ』みたいなことが多分出てきます。
特別な趣味とは言えなくても、実はそれで充分です。
出てきたら、その要素の『何がどう好きなのか』と言う部分を掘り下げます。
例えば『深夜ラジオ』なら、『その番組の世界観に没入するのが好き』なのか、『センスのいい番組を見つけるのが得意で、それを人に教えるのが好き』なのか、みたいな感じです。
『その番組の世界観に没入するのが好き』ならば、自分も素敵な世界観を作り上げて人をもてなしたりするのに興味や適性の方向があったりするし、
『センスのいい番組を見つけるのが得意で、それを人に教えるのが好き』ならば、『素敵なものを見つけて人に紹介したりコーディネートする』みたいなところに興味や適性の方向があったりするので、
それを掘り下げてみたり、さらにアンテナを張って『それと同じような楽しさがありそうな物事』を探してやってみるのもいいでしょう。
また、『おこずかいのほとんどは友達とダべるための喫茶店とかコンビニのお菓子代に消えてた』という場合などは、「こんなの何を掘り下げたらいいの!?」と思うかもしれませんが、そこまでおしゃべりに時間を費やしているというのはすごいこと!
ラジオと同様に、友達とおしゃべりすることの何がどう楽しいのか(「ただくだらない話をしているだけで元気が出る」「自分と違った意見を聞くのが面白い」「ツボが合って盛り上がる瞬間が最高」「話していて自分の考えを掘り下げたり整理するのが楽しい」など)と言うところに、あなたの好きの要素がきっと隠れていると思います。
くだらないと思えることでも、試しに掘ってみてください。そして、その「好き」にはかなりの頻度で「得意」も含まれています。
ちなみに私もですが過去を掘り下げると(これは20代以降の話ですが)、前職では仕事中に空きができると「暇つぶしに職場の人のためのマニュアルを作る」ことを無意識によくやっていたことが発覚し、今の仕事でもそれはやっぱり生きています。やたらとレクチャー系のコンテンツが多いのは、やっぱり好きでかつ得意だからなんですね(笑)
また、自分が好きだなと思えるものは、人生において似たようなことが繰り返し出てくることが多いもの。
すごい成果が上がってなくても、誇れるようなものでなくても、そこにはきっと何かが眠っているはずなので、どうぞ一度、掘り下げてみてください。
2 好きだなと思ったことをとりあえずやってみる
これが一番手っ取り早い方法だと思うのですが、「好きだ」「興味あるな」と思ったことをとりあえず片っ端からやってみるのも、好きを見つけるにはいい方法です。
コツは、「長く続けることや成果を上げること」をゴールにせず、「気が向いたものをお試しで」やってみる感覚で行うこと。そしてやった後には「自分がどう感じるのか」をしっかりと観察することです。
「ワクワクした、楽しかった」なら続ければよいし、「ちょっと違うな」と思ったのなら「じゃあどんなものならフィットしそうか」を考えるヒントになるはずです。
また「これ自体は好きだけど、講師の人があまり合わなかったな」という場合もあると思いますので、その場合はまた別の講師の人のところに行ってみるといいでしょう。
逆に『私はあれこれ手を付けるけど、結局どれも三日坊主だったり、身につかないのよね』という方もいるかもしれませんが、そんなときにもぜひしてみていただきたいのが、『掘り下げ』。
今まで手を付けて面白かったものを書き出してみて、1で紹介した要領で「それの何が好きなのか」を考えてみると、きっと何らかの共通項が見つかると思います。なので、それをヒントに自分の嗜好を捉えてみましょう。
また、『少しやってみてやめてしまう』ことはそれもそれで経験なので、けして悪いことではないと私は考えますが、それに罪悪感がある場合は…自分見つめの余地アリです!(笑)
特に「好きだと思ったにもかかわらずやめた」という経験がある場合は、多くの場合ブロックが隠れていたりします。
「好きなことをすることを自分に禁じている」
「自分は好きなことをする資格がないと思っている」
「好きなことをして挫折するのが怖いので、勝負の土台に上がらないようにしている」
「好きなことをすると、大事な人が離れていくと思っている」
等がよく見られるブロックです。
思い当たる人はぜひちょっと「幼少期に親や近しい人との関係でこう思うきっかけがなかったか」を考えてみてください。掘り下げるポイントは「根性がないからだ」等の精神論で片づけないことです。
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さて、いかがでしたでしょうか。
仕事にするかどうかにかかわらず、実は「自分の好きを自覚する」というのは幸な人生を送る上では一番手っ取り早い方法です。なぜかというと、それを追いかけたりそれに費やす時間を増やすだけで、幸せになることができるから。
また、「好き」と言うのはマトリョーシカのようになっていることが多く、掘り下げていくと芋ずる式に別の「やりたいこと」が見つかったり、「何がどう好きなのか」という部分の核がどんどん明確になっていったりします。
そしてその経験や、好きなことに対する自覚が強まるほどに、きっとあなたの人生は豊かになっていくことでしょう。
「好きが見つからない」というあなた、「何をしていいかわからない」というあなた、ぜひぜひお試しくださいね(*^^*)
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