こんにちは、神代です(*^^*)
今日は誰もが感じたことのあるであろう「自責感」や「罪悪感」のお話!
よく「自責感や罪悪感があると幸せになれない」的な思いこみがある方が多いのですが、最初に言わせていただきたいのが、自責感や罪悪感は決して悪者ではないんですよ!!!ということ。
というわけで、今回は、なぜ「自責感や罪悪感が生まれるのかという理由」と、それを踏まえてどうやって付き合って言ったらいいか、というお話しをしたいと思います。
(注:以下、二つ書くのは面倒なので、「自責感や罪悪感」をまとめて『自責』と表記します)
さて、私が多くの方のブロックを拝見し、大多数の方に一致する傾向だと感じたのは次の2つの理由です。
①自責感や罪悪感を感じることで「対策」を立てようとしている
②自責感や罪悪感を感じることでダメージと向き合わないようにしている
順番に説明してみましょう。
①自責で「対策」を立てようとしている
これについてですが、人は、ショックなことや辛いことがあった時にだいたい自責が出るようです。
多くの方の話を聞いていると、この自責の度合いは「実際にその人に非があったかどうかの度合い」にあまり関係ないような印象を受けております。
どちらかというと、その人のショックの大きさや、またご本人の繊細さ・思考力・包容力(他の人を守ってあげようとする思い)が大きければ大きいほど、自責が強くなる傾向があるようなんですね。
ここからは、神代個人の見解ですが、自責とは本能的な仕組みではないかと思うのです。
というのも、ショックを受けるということは、動物としてのレベルで考えると危機や正常な行動ができなくなることにつながるわけで、それだけ生存率が下がってしまうわけですね。
なので、強いショックを感じた時に「もうこういうことが起きないように」と本能が自責を感じるようにプログラムし、2度とこんなことが起こらないように「何がいけなかったのかを分析する」「もう二度と起こさないためにはどうしたらいいのかを考える」ということをするわけです。
それによって何か生産的な対策を立てようというわけなのですね。
ただ、注意してほしいのが、「自責感や罪悪感」に慣れてマヒしてしまうと、自分を責め立てることだけが目的となってしまったり、習慣になってしまうということ。
また、自然災害など、自分の力では防ぎようがなかったり対策を立てようがないことだったりすると、終わりのない自責の中で「無力感」にもさいなまれてしまうということなんですね。
というわけで、自責の癖があるという方にぜひ意図的にしていただきたいのが、
①自責は本能的な仕組み(言い換えれば、脳のプログラム)であり、あなたの人格や出来不出来には関係ないということを知る
②自責に慣れすぎたりマヒしているのであれば、この仕組みを知り、「生産的な対策を立てる」というところをゴールにして終えるような癖をつける
ということです。
②自責でダメージと向き合わないようにしている
続いてこちらの理由です。
意外に思われるかもしれませんが、自責があると、その物事そのもののショックには向き合わずに済むことが結構多いんですね。
例えば、「大好きな恋人と別れることになった」というショックな出来事があった時、「自分が恋人をあの時に責めたから、嫌われてしまったんだ」という解釈をして、そこに自責を感じていたとします。
この時、実は、ショックを受けているのは主に「自分が相手を責めるという行動をとってしまったこと」「自分で自分を責めていること」であり、「大好きな恋人と別れたという現実」に対するショックではないのです。
つまり「大好きな恋人と別れたという現実」を自分で受け止めることができないので、手ごろな理由を付けて自分を責めることで、そこから巧妙に目をそらしている…という側面があるんですね。
少し乱暴に例えると「お腹が痛くてたまらないので、その痛みを散らすために、わざと転んでケガをする」と言うような感じでしょうか。
この場合、なにか有効な対策があるかと言うと、正直難しいです。
というのも、「今の段階で持ちきれないくらいのショックを受けている」から、別なストレスで自分を守っているわけで、それを無理に取り上げてしまうと、精神的に耐え切れなくなってしまう恐れがあるからです。
なので、間接的な手段ですが、ショックが大きいとか自責が強い場合は、ある程度落ち着いた段階で『安全な環境で一人で吐き出す』『安全な人(否定せず、自分を傷つけるリアクションを一切取らないであろう人。プライベートの知り合いよりは、カウンセラーなどのプロが望ましいです)に自分の気持ちを聞いてもらう』ということをするとよいでしょう。
この場合は、とにかく、解決したりすることよりも、【自分の気持ちや自分の中で処理しきれずに溜まっているエネルギーや葛藤を表に出す】ということを目的とするのがいいでしょう。
また、上手く言葉にできない場合は、非言語的な発散方法(歌ったり、踊ったり、絵をかいたり、非言語的なセラピーを受けるなど)も有効な場合が多いです。
また、この場合は、時間をおいて自分が向き合える準備が出来てくると、ブロックとして表面化してくることも多々あります。その時間は、ショックの大きさやその人のペースにもよりますが、何年もかかる場合もあります。
ですから、もし時間をおいて何か過去の自責が顔を出したその際は「まだ消化できてなかったんだ!自分はダメだな!」と思うのではなく「それだけ大きなショックだったんだな。だから、段階的に時間をおいて手放しているんだな、順調順調」と思うようにしてあげるといいでしょう。
自責と上手に付き合うには?
さて、ここまで色々お話してきましたが、知っていただきたいことをまとめると
①自責は敵ではなく、自分を守る仕組みとして発生していることを知る
②自責があることは、自分が至らない証拠ではないことを知る
③自責のメカニズムを知り、必要以上にストレスを感じすぎないように対策を取る
と言う感じでしょうか。
また、先にお話しした通り、繊細さ・思考力・包容力(他の人を守ってあげようとする思い)が大きいほど「自責を人より大きく感じやすい性質」である場合が多いので、
自分はそういうタイプだな、という自覚がある場合は
・「自分が自責が湧きやすいタイプ」と自覚し、無理に取り除こうとしない
・ちょっとした自責が湧いても、「いつもの癖だな」とマジ受けしないようにする
ということを心がけると少し違ってくるかと思います。
「いつもの癖」と言うように書きましたが、言ってみれば「自分が吠えやすい犬を飼っている」と言う感覚を持つようなイメージです。
吠えるたびに「うるさいぞ!」と嫌な気持ちになったり、「吠えるのをやめさせよう」とするのではなく、「よしよし、今日も吠えてるな」とか「あんまり吠えるときは対応するけど、まあ吠えさせておいてやるか」くらいにゆるめに捉えると生きやすくなる場合がありますので、ぜひ、そのように考えてみてください(*^^*)
さて、いかがでしたでしょうか。
自責に慣れてしまうと、自分が自分を責めているのが当たり前だったり、自分を責めていることにすら気が付かなかったりします。ですが、意図的に取り扱うと結構付き合いやすくなる部分はあるので、ぜひ、試せそうなものはトライしてみてくださいね(*^^*)
とはいえ、そう簡単に頭で考えたとおりにコントロールできないのが人間の気持ちというもの。あまりに自責が多い場合は、それを感じる元になった出来事やトラウマと、そこに付随するブロックが必ずあります。
そこに向き合うとかなり体感的な自責は軽減しやすいです。
自分と向き合うスキルはこちらであれこれ紹介していますが、どうしても一人で難しい場合も多々ありますので、必要な方はぜひ当サロンのセッションをご検討ください。
マゼンティークは必要なあなたのお越しを、お待ちしております(*^^*)
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